経営者はじめ、第一線で戦うビジネスパーソンは清潔感が命。肌の質感は加齢とともに衰えてくるのは仕方のないことだが、クリニックを味方につけて、ケアしていきたい。美容とエイジングケアに関する「かかりつけ」のクリニックを持つことの大切さを、モデルであり、元暴走族総長という異色の経歴を持つ落語家・瀧川鯉斗氏と一緒に考えた。
男性に安心感を与える「個室」システムのクリニック
銀座の中心地に位置するビルのペントハウスに降り立った瀧川鯉斗氏が、「まるで一流ホテルのような空気感ですね」と唸ったのも納得できる。幽玄な盆栽が佇むモダンな和の美しさとミニマリズムを表現したこの空間、実は“美容クリニック”なのだ。にこやかに出迎えてくれるレセプショニストと目が合うと、緊張は一気に解ける。
「瀧川鯉斗と申します。本日はよろしくお願いいたします」
鯉斗氏が訪れた「茉莉花クリニック銀座」は、完全予約制の美容クリニック。プライバシーに配慮したオペレーションで、他の来院者と顔を合わせることがないため、人目が気になるVIPやエグゼクティブからも評判がいい。
来院したらすぐに、レセプションから和モダンな設えのラウンジを通り、個室に通される。カウンセリングと医師による診察、施術などのほか、会計もすべて同じ個室で完結する茉莉花クリニック銀座のシステムは、医療脱毛、医療レーザー、点滴など、どんな施術であってもひとつの部屋で済むため、移動するわずらわしさがない。
美容クリニックだけでなく、医療機関というもの全般に言えることかもしれないが、プライバシーが保たれると、さらに安心感が高まるものだ。
「誰かと鉢合わせするとか、他の人に診察内容や料金などを聞かれる気恥ずかしさがない、というのはいいですね」(鯉斗氏)
ゆったりとして清潔感あるインテリアデザインの個室をはじめ、リラックスできるもてなしを意識した空間とオペレーションは、クリニック特有の雰囲気を払拭し、来院者が気軽に相談できるようにするための配慮なのだ。
和のもてなしも緊張を解く鍵
レセプショニストの案内で個室に移動する際、ひときわ目を引く盆栽は、トラディショナルとファッション性をかけ合わせた「TRADMAN'S BONSAI」という新時代の盆栽チームが手がけるもの。希少なものから親しみやすいものまで、毎週ディスプレイが替わり、来院者の目を楽しませてくれる。
鯉斗氏も「迫力ある盆栽ですね。重厚感があって力強く、これはかっこいい」と、しばし見つめる。こういったアート的要素がさりげなく飾られていることも、エグゼクティブの心をくすぐる。
鯉斗氏は現在40歳。熱心に外見をケアするほうではないが、「とはいえ、人前に出る商売ですからね。恥ずかしくないように、清潔感は大事だと考えています。身だしなみとしての美容は大人のマナーだと思います」と続ける。
日々高座で観客の前に姿を見せている身であり、また、ファッション誌のモデルや役者としても活動する鯉斗氏。「様子や容姿も商売のうち」と気にかけているのも納得だ。
「実は……」と鯉斗氏が切りだす。
「美容クリニックに来るのは初めてではないのです。でも、行ったことがあるのはごく一般的なクリニックでした。今日も同じイメージかと思って来てみましたが、まったく違いますね。こんなに静謐(せいひつ)な雰囲気だとは想像しませんでした。とても落ち着きます」
鯉斗氏の趣味はサーフィン。日焼けからくるしみが気になっていた時期があって、知人から紹介されたクリニックでレーザー治療した経験があるそうなのだ。確かにしみが目立つと老けた印象を与えるし、清潔感にも欠ける。鯉斗氏のように人前に出る職業ではなくても、ビジネスパーソンたるもの、身だしなみという観点からケアはしたほうがいい。
美容クリニックは特別なものではなく、言うなれば、風邪やちょっとした不調の時にかかりつけの内科クリニックに相談に行くような感覚で訪れてよいもの。男性であっても「かかりつけ」の美容クリニックを決めておくと、何かと便利なのではないだろうか。
長く付き合いたい「美容のかかりつけ」
茉莉花クリニック銀座でも、ゲーテ世代のビジネスパーソンの来院者が徐々に増えているという。多くの人は、ファーストステップとしてまずは脱毛や点滴の相談に来るそうだ。また、最近では毛穴やしみ、肌のたるみが気になって来院する人も多く、光治療や医療レーザーに興味を持つ人も少なくない。
男性の大多数は、女性と比べて圧倒的に美容に関する情報量が少ない。「美容クリニックは女性が多く、待合室で待つのも居心地悪そうだ」「仕事が忙しいから待ち時間が長いと困る」「そもそも、どこに行けばいいのか皆目見当もつかない」という声も耳にする。
ひとつ言えるのは、多忙を極めるビジネスパーソンだからこそ、脱毛ならあの脱毛クリニック、点滴はあの美容クリニック、光治療や医療レーザー治療などはあの美容皮膚科……とあちこち通うのではなく、ひとつのクリニックに任せるのが得策だということ。スポットではなく中長期的に、そして包括的に委ねることができるクリニックやドクターを「かかりつけ」として持てば、効率よく美容やエイジングの対策ができる。時短にもつながるはずだ。
茉莉花クリニック銀座の理念も、居心地のよい空間で幅広い医療技術を提供し、長く付き合える存在を目指すことにあるという。
ドクターズコスメやサプリメントも医師と相談を
ラウンジにはクリニックが推奨するスキンケアアイテムやサプリメントも陳列されている。知識がないと選びづらいものだが、医師のアドバイスで個々に合ったものを提案してくれる。この「ゼオスキン」シリーズは肌の質感をよりよくしてくれると定評のあるもの。クリニック専売品のドクターズコスメで、年齢肌に使うと非常に効果的だ。
「スキンケアはいただきものを適当につけるくらいですが、自分の肌に合わせて選んでいただいたものを毎日きちんと使ったら、肌はもっと若々しくなりそうですね」(鯉斗氏)
「茉莉花クリニック銀座の『一人一部屋』の個室システムは、言いづらい悩みも自然と相談できてしまいそうな包容力のようなものを感じます。肌や身体の気になることが出てきた際に気軽に相談できるクリニックがあると心強いし、長く通うことで、自分が気づかなかった部分のアドバイスや、よりよく変わっていくための提案をしてもらえそうですね。“定点観測”してもらうことで治療の記録も残せるし、それが安心感につながります」(鯉斗氏)
多忙を極めるビジネスパーソンこそ、美容とエイジングケアに関するすべてを任せられるプロフェッショナルを味方につけるメリットは大きい――。それを万全の体制でサポートする茉莉花クリニック銀座は「美容における主治医」的存在となりそうだ。