挑戦し続けるビジネスウーマンを紹介するシリーズ「In the Office」。今回は恋活・婚活専門のプロフィール写真撮影サービスとメンズコスメブランド「MULC」を手がけるアルファブルで、MULCの商品開発を担当する福本沙夜香さん。In the Office130。【過去の連載記事】
「自信に繋がる商品を作っていきたい」
メイクアップやネイル、パーソナルカラー、エステ、美容師など15以上の検定や資格を持つ福本さん。アルファブルで化粧品開発を行う前までは、メンズスキンケアブランドの美容部員として働いていた。
「小さい時から美容やファッションについて興味がありました。幼稚園の頃も髪の毛のセットや洋服選びとかにすごいこだわっていたと母親にも言われましたね(笑)。高校卒業後は美容専門学校に進学しました。トータルビューティースタイリストコースという、ヘアもメイクもネイルもファッションも全部やるクラスだったこともあり、猛勉強・猛練習の日々でした」
就職先は、憧れでもあった百貨店の美容部員に絞って探していた。そんな時に出合ったのが、メンズのスキンケアブランド。
「化粧品ブランドの説明会に、メンズのブランドもあったんです。今はメンズコスメを開発していますが、その頃メンズコスメは全然浸透していなかったので、イメージがついていませんでした。でも話を聞いていたらワクワクしてきて、気がついたら、第一志望になっていました(笑)」
約5年、百貨店で美容部員として働いた後にアルファブルに入社した。
「美容部員時代、お客様に合ったものをブランドのアイテムのなかで100%応えるというのが難しい部分がありました。そのため、自分で商品を企画してもっと幅広いニーズに応えたいという気持ちが芽生えてきて、今の会社に入ることを決めんたんです」
2021年に入社した時は2アイテムだけだったが、今やアイテム数は18まで増えている。
「前職で男性のお客様と話していて気がついたのが、女性はより華やかにしたいと思ってメイクをする傾向がありますが、男性は自分のコンプレックスをカバーしたいという考えの方が多いのです。例えば、開発を担当した眉毛やまつ毛の美容液も、眉毛の薄い部分をカバーしたり、短いまつ毛をどうにかしたい、という気持ちに応えて誕生しました」
今も次の商品開発に向けて邁進中だ。
「このアイテムを使ったから、今日の商談は頑張れるとか、自信に繋がるようなものを作っていきたいと思っています」
Q1.特技や自慢できることはありますか?
――専門学生時代の3年間で美容系の資格や検定を15個取りました
Q2.初対面の男性で気になるところは?
――髪や眉毛、爪が整えられているか
Q3.寝る前に必ずすることは?
――SNSチェック
Q4.座右の銘を教えてください
――「外見は内面の一番外側」
Q5.あなたにとって仕事とは?
――自分の考えや想いを表現するもの
Sayaka Fukumoto
1995年奈良県生まれ。専門学校を卒業後、メンズスキンケアブランドの販売員として勤務。2021年に恋活・婚活専門のプロフィール写真撮影サービスとメンズコスメブランド「MULC」を手がけるアルファブルに入社。これまでの経験を活かして、メンズ向けの化粧品開発を行っている。