挑戦し続けるビジネスウーマンを紹介するシリーズ「In the Office」。今回はフランスのカスタムパターメーカー・アールゴルフ ジャパンで働く鶴田冬華さん。In the Office129。【過去の連載記事】
「アールゴルフの魅力を感じてほしい」
2010年に航空産業に携わるコラス兄弟によって設立されたフランス発のクラブメーカー、アールゴルフは、今、ゴルフ業界内で注目されている新進気鋭のブランドだ。そこで働く鶴田さん、実は英語コーチングプログラム「LearnFit」を立ち上げた起業家でもある。
「2018年に起業したので、24歳頃ですね。勢いで会社を立ち上げたので最初の頃はお客さんが来なくて、どうしよう……と。すごく焦りましたね。そこから地道にビラを作ったり、SNSで発信して、だんだん申し込みが増えていきました」
当初は経営も生徒へのコーチングもひとりでこなしていたが、今は生徒数も増えて新たなコーチも加わっているという。そんな鶴田さんがなぜアールゴルフに関わることになったのだろうか。
「海外企業とのBtoB経験を積みたいからです。『LearnFit』のプログラムに参加している方の多くはビジネスパーソン。そのため、私自身が実践的な英語を学ぶことによって伝えられるものが増えると思ったんです」
アールゴルフでは、本国とのやり取りや通訳、さらにはPRなども務める鶴田さん。
「通訳の経験がなかったうえに、ゴルフもまったくの素人だったので大変でした。海外の展示会では、金属の単語なんて英語はもちろん日本語でもわからなくて、通訳として役に立てず、終わった後は大泣き。そこからゴルフを自分でやってみたり、クラブに使われている素材のことを勉強しました」
2022年12月には本国・フランスの工場を視察したそう。
「工場でどのようなことが行われているのか、規模、従業員の方々など、自分の目で見て得られることは沢山ありました。金属のブロックから一つのパターを削り出すのに4時間かかるものもあったり。資料を読んで頭ではわかっていましたが、身をもって知ることができたのは大きな経験でした」
日本でのアールゴルフの認知度はまだまだ低い。そのため、工場視察で得た知識も存分に発揮して、認知度アップに貢献したいと鶴田さんは話す。
「パターはスコアメイクの約4割を占めるほど重要なもの。『ARGOLF PUTTING STUDIO』ではフィッティングからレッスンまでトータル的にサポートしているので、ぜひチェックしてみてください。自分に合ったパターが見つかると面白いほどまっすぐ進んでいきます。使ってみればアールゴルフの魅力を感じていただけるはずです」
Q1.特技や自慢できることはありますか?
――寝つきがいい! タイピングが速い! 英語が話せます!
Q2.得意料理はなんですか?
――アップルパイ
Q3.初対面の男性で気になるところは?
――手
Q4.座右の銘を教えてください
――「You're never too old to learn」
Q5.あなたにとって仕事とは?
――自分の世界を広げてくれるもの
Fuyuka Tsuruda
1993年カナダ生まれ。幼少期に帰国し福岡で育つ。2018年に起業、英語コーチングプログラム「LearnFit」を立ち上げる。会社を続けながら海外企業とのBtoB経験を積むため、2019年にフランスのカスタムパターメーカーである、アールゴルフ ジャパンに参画。本国とのやり取りや通訳、さらにはPRなどに携わっている。