挑戦し続けるビジネスウーマンを紹介するシリーズ「In the Office」。今回はモデルやヨガインストラクター、そしてインスタグラマーとして活躍する石井里奈さん。In the Office128。【過去の連載記事】
「好きなことを仕事にしたい」
会社員として働きながら、モデル、ヨガのインストラクター、そしてフォロワー数21万人以上のインスタグラマーでもある石井里奈さん。二足の草鞋どころではない活躍ぶりの根底には「興味を持ったことにはなんでも挑戦したい」という強い好奇心があった。
「インスタグラムは2017年頃から始めました。流行っているのでやってみようという軽い気持ちで、インスタグラマーになるとは思いませんでした。最初に話題になったのは、ご飯を食べている投稿。その顔が幸せそうに見える“もぐもぐ女子”だとウェブの記事になったんです。すごく皆さんから反響があって、どんどん投稿が楽しくなり、毎日投稿していました。そうしているうちに、フォロワーが1万人を超え、そこから1年ごとに5万人ずつ増えて21万人になりました。
ヨガのインストラクターは手に職をつけたいと考えた時に、どうせなら好きなことを仕事にしたい。それならば学生時代から好きなヨガにしようと思ったんです。会社で働きながら、土日に学校に通って資格をとりました。今はイベントのヨガ講師を務めたり、オンライン配信でヨガを教えたりしています」
これと決めたら、とことん勉強して突き進む石井さん。インスタグラムもただ写真を投稿しているだけと思われがちだが、そこには試行錯誤や弛まぬ努力がある。
「投稿はフォロワーの皆さんがインスタグラムを見ている時間にすることを心がけています。それは4年間ずっと続けていて、最初は出勤時間がいいかなと思って投稿していましたが、分析するとお昼と夜の方がゆっくり見られることがわかったので、今はそこに合わせています。投稿時間によって内容も変えたり、訪れる場所で衣装を決めたり。あとはマイルールとして、同じ格好で投稿しないようにしています。その方が投稿を見ている人も喜んでくれるかな、と思って。髪型だけでも変えるようにしてますね。
ニュースで情勢を把握して不快な投稿をしないように気をつけたり、インスタグラムの公式が発表しているアルゴリズムの変更もチェックしています。例えば、昔はハッシュタグを30個くらいつけていましたが、今はそんなにつけるとアカウントが停止されたりするので7〜10個くらいにしたり。ただ投稿しているだけでは、変化についていけないんです」
その知見を活かし、企業のセミナーでSNS講習を行っていたりと、ますますその活躍の場は広がっている。
「機会をいただいたことに関しては全部やろうと思っています。興味を持ったら、なんでも挑戦したい。これからも自分が好きなことをとことん突き詰めます」
Q1.私、こう見えて○○なんです。
――ラーメン屋さんでバイトしていたので、仕込みができます
Q2.人生で一番のドジは?
――英語検定の日程を間違えて誰もいない校舎を走り回ったこと
Q3.理想の上司を有名人に例えると?
――反町隆史さん
Q4.座右の銘を教えてください
――「努力すれば夢は叶う」
Q5.あなたにとって仕事とは?
――趣味。自分を輝かせてくれるもの
Rina Ishii
1989年埼玉県生まれ。大学卒業後、大手通信関連会社に入社。会社員とし働きながら、趣味で始めたインスタグラム(@ri7tin1025)が話題となり、今やフォロワー数は21万人以上! モデルとして活動を始めるだけでなく、その知見を活かし、企業へのSNS講習も行う。またヨガのインストラクターとして不定期で指導も行っている。