リシャール・ミルのチャリティ活動のひとつが、同社の理念に賛同する“ファミリー”たちが運営する財団のサポート。2023年12月に行われたガラパーティーでは、元サッカー選手でコートジボワールの英雄的存在である、ディディエ・ドログバの財団への寄付を募るチャリティオークションが実施された。
ドログバとの絆が、アフリカに新たな希望の灯をともす
ドログバは現役時代の2007年に、非営利団体の「ドログバ財団」を設立。母国・コートジボワールやアフリカ大陸での平和育成への貢献を目的とした団体だ。
「財団設立のきっかけのひとつは、親友の弟の病死でした。彼が治療を受けられるよう力を尽くしましたが、残念ながら間に合わなかった。なぜこういう悲劇が起きてしまうのか。私は自問自答しました。『なぜ、アフリカの青年は治療のためにヨーロッパまで行かなければならないのか?』。誰だって、よりよい未来を歩む機会を与えられなければいけない。だから私は、恵まれない人々を助ける場所をつくりたいと考えたのです」
著名なアスリートのメッセージは、多くの人々を動かすことができる。だから彼は行動することを選んだ。そしてその姿勢に共感したリシャール・ミルの働きかけによって、このチャリティオークションが実現した。
出品されたのは、コートジボワール代表チームとプレミアリーグの強豪・チェルシー所属時代のユニフォーム、そしてドログバとのディナーというセットで、3600万円で落札。これはコートジボワールでの学校建築の資金に充てられるという。
「私は平和な世界に住みたい。それが願いです。夢のような話かもしれませんが、私はそれを信じたい。平和な世界で暮らすためには、まずは健康である必要があります。そして健康であれば、教育を受けることができる。教育を受けているなら、解決策を見つけることができるし、飢饉や戦争などあらゆる種類の問題に対する解決策を考え、見いだすことができるでしょう。だから私は、健康や教育のための環境を提供したいのです」
チャリティ活動は終わりのない物語である。しかしその原動力は自身の内側から湧きでてくるものであり、「私は自分自身のコミュニティに恩返しをしているだけです」と語るドログバの情熱が絶えることはない。
そしてこの情熱は、リシャール・ミルを愛する人々にも伝播していく。それこそが時計やブランドを通じて夢を分かち合うということなのだ。
リシャール・ミルの使命と責任
“ノブレス・オブリージュ”とは、高い社会的地位には義務が伴うという意味の言葉。高度なエンジニアリングと斬新なデザイン、そして最先端の素材をマリアージュさせることで、誰も見たことがない美しい時計をつくり、愛好家たちに“夢”を与えたい。それがリシャール・ミルの考え方だ。
さらにリシャール・ミルでは、物質的な豊かさの提供だけでなく、心の豊かさも兼ね備えていくべきと考え、2023年10月にリシャールミルジャパン財団を設立し、チャリティ活動にも力を入れている。サポートする団体は国内外に広がっているが、オーナーもこういった活動に参加できるように、チャリティオークションなども開催している。
リシャール・ミルを愛する人々は、時計を通じて夢を分かち合うことができる。それこそがリシャール・ミルが考える、“ノブレス・オブリージュ”の形なのだ。
RM 65-01 オートマティック スプリットセコンド クロノグラフ
数々のスポーツウォッチを生みだしてきたリシャール・ミルらしい高性能なスプリット式クロノグラフ。機能ごとに配色を分け、ポップなムードも加えた。8時位置のプッシュボタンでもゼンマイを巻き上げることができる機構もユニークだ。
問い合わせ
リシャールミルジャパン TEL:03-5511-1555