GOURMET

2024.03.20

香りとライブ感に高揚する“藁焼き”ダイニング、五反田「WARAYAKI funsista」

リラックスした雰囲気で相手との距離が縮まる居酒屋ダイニングは、春の歓送迎会にも最適。さまざまなシーンに対応する最旬の2軒から、今回は東京・五反田の「WARAYAKI funsista(ワラヤキ ファンジスタ)」をご紹介。【連載 仕事に効くレストラン】

「WARAYAKI funsista」の鰹のタタキ
「鰹のたたき トラッド&チェンジ」¥2,178。コンフィにしたニンニクと塩をつけてトラッドな味わいを満喫したら、ホースラディッシュやアイオリソース、ライムを絞って味変。

藁の燻香が生みだす、複雑な旨味を楽しむ

数多くの人気レストランを手がけるダイヤモンドダイニングの大ヒット業態「わらやき屋」は、創業者・松村厚久氏の出身地である高知県の藁焼き専門店。2023年12月に五反田にオープンした「WARAYAKI funsista」は、同社が得意とする藁焼きの調理方法に自由な表現を掛け合わせ、新たな食文化を発信するダイニングだ。

山手通りに面した1階は、オープンキッチンの藁焼き場から上がる炎の迫力と香りが刺激的な空間。藁は看板メニューの鰹(かつお)を炙る時はもちろん、ローストビーフの牛肉や、ラムチョップ、ベーコン、ピザ生地、チーズなどの食材に香りを纏(まと)わせるためにも使われている。

メニュー監修の永田優氏いわく、藁焼きの目的は食材に火を入れることではなく、表面を炙り、香りをつけること。藁の燻香(くんこう)が生みだす、複雑な厚みのある旨味の要素を楽しんでほしいと言う。

看板料理の「鰹のたたき トラッド&チェンジ」は、藁焼き料理の原点でもある鰹のたたきの伝統を大切にしつつ、アイオリソースでアップデートさせた料理。

藁の自然な香りによく合う自然派ワインや、フレッシュフルーツをたっぷり使ったフィズとともに楽しみたい。

WARAYAKI funsista/ワラヤキ ファンジスタ
住所:東京都品川区西五反田1-24-4 タキゲンビル1・2F
TEL:03-6910-4985
営業時間:17:00~23:00
定休日:年末年始
座席数:70席(個室2室)
料金:¥6,500~

TEXT=小松めぐみ

PHOTOGRAPH=古谷利幸

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