気候変動により平均気温が上昇し続けているシャンパーニュ地方において、如何に伝統のスタイルを保っていくか。多くのメゾンが対策を余儀なくされているが、世界最古のシャンパーニュメゾン、ルイナールは違ったアプローチを試みた。温暖化によるブドウの変化を特色と捉え、そのアロマの特徴を表現した新キュヴェ「ルイナール ブラン・サンギュリエ エディション19」を生みだしたのだ。

気候変動と真摯に向き合い誕生した“未来のフラッグシップ”
ベースワインとなっている2019年は、シャンパーニュ地方観測史上最高の42.9℃を記録した、気候変動を象徴するような年。その極限下だからこそ育まれたシャルドネの個性を引きだしたエディション19は、フレッシュさはありながらも、表情豊かなアロマと凝縮された果実味、奥行きのある旨味を感じる。同メゾンのフラッグシップ「ブラン・ド・ブラン」とは異なる位置付けであることは明白だ。
「ブラン・サンギュリエはふたつのメッセージを持っています。ひとつ目は気候変動の緊急性を伝えること。ふたつ目は、50年後であっても我々は素晴らしいシャンパーニュを造り続けていくという自信です」
最高醸造責任者のフレデリック・パナイオティス氏はそう語る。「ブラン・サンギュリエ」の構想から10年もの間、パナイオティス氏と彼のチームは試行錯誤を繰り返してきた。この「ブラン・サンギュリエ」は、ルイナールが見据える“未来のフラッグシップシャンパーニュ”の姿といえるだろう。


ルイナール ブラン・サンギュリエ エディション 19
「ブラン・サンギュリエ」はルイナール初となるノン ドザージュであることも特筆すべき点。メゾンにとっては挑戦だったが、エディション19をもってその自信を深めたという。シャルドネ100%。750ml ¥18,920

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