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2026.09.24

82歳・加藤登紀子、美しい肌と元気の秘訣、老眼の治し方【対談まとめ】

東大の先輩・後輩。我が道を拓く自由人。楽しいこと大好き、お酒大好き、食べるの大好き。何かと共通点の多い加藤登紀子さんと和田秀樹氏の対談記事をまとめてお届け! ※2026年8月掲載記事を再編。

82歳・加藤登紀子【和田秀樹対談まとめ】

1.82歳・加藤登紀子「誰かに頼って生きるのは楽しくないし、力も湧かない」

和田秀樹氏と加藤登紀子さん

和田 鮮やかな赤のお召し物。素敵です。赤はテストステロンが出るといわれていますが。

加藤 ピンクもね。

和田 そういうことも意識して服を色も選んでるんですか。

加藤 そうそう。っていうか、たくさんある和田さんの本を読んでると、私は優等生だね。

和田 え、優等生?

加藤 本に書かれたとおりのことを私やってるなと、いちいちうなずいてるのよ(笑)。

和田 僕も加藤さんの本『「ま・さ・か」の学校』を読ませていただいて。前頭葉が若返る考え方をされてるなと。

加藤 あら、嬉しいわ。

和田 年を取ってくると、年寄りくさい考え方になるというか。

加藤 (笑)。年寄りくさい?

和田 いや、加藤さんがじゃなくて(笑)。年を取ると、立派なことを言おうとして、押しつけがましくなるんだけど、加藤さんは、実に軽やかでいいなと。

加藤 いい本でしょ。脳の話なんかもしちゃってね。なんの知識もないのに。

和田 いや、加藤さんみたいな生き方をしてると、本当に脳は喜ぶんですよ。困った時は笑ってしまうとか、さっき言ったことと反対のことも平気で言ってしまう、とかね。危ない橋を渡ろうとかもそうなんだけど。僕も加藤さんの本を読みながらいちいちうなずきました(笑)。

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2.82歳歌手・加藤登紀子、コロナ禍で始めた、洋裁は脳の老化予防にいい

加藤登紀子と和田秀樹

和田 コロナ禍に免疫作りを意識したそうですが。

加藤 意識と言うかね。コロナのときに時間ができたので、今までできなかったことをいろいろやってみたの。例えば、洋裁もその一つです。針仕事ね。

和田 なるほど。

加藤 精神的に疲れたり、ちょっとイヤなことがあったりすると針仕事を夢中になってやるんです。これはいいよお。和田さん、治療に使ったほうがいい。

和田 いいですね。

加藤 私はね、暇な時間が苦手なの。精神がどっかに行っちゃいそうで不安になる。邁進してるときのほうが安定するんです。

和田 脳の老化予防の観点から言っても、なにかに集中することはとても大事ですからね。それと指先を器用に使うので、針仕事は脳にもいいはずです。

加藤 無責任にやれるのもいいのよね。誰かに頼まれるわけじゃなく、自分の着るものを好きにいじってるだけだから。

和田 そもそもなぜ洋裁を?

加藤 10年20年着てない服がたくさんあってね。世間じゃ断捨離が勧められてるけど、あまりにもったいないから、着られるように直してみたんです。

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3.82歳・加藤登紀子の美しい肌と元気の秘訣。日本酒、かかと落とし、水シャワー

加藤登紀子

和田 編集の女性が、加藤さんの美しいお肌の秘訣を聞いてほしいと、こっそり言ってきたのですが(笑)。

加藤 やっぱりね、日本酒じゃないかしら。

和田 どれくらい飲まれるんですか。

加藤 お酒だと2合ぐらいの感じかな。今は一人晩酌なんかもするんですよ。

和田 つまみも作られる?

加藤 全部作ります。料理は大好きなんですよ。今は20歳の孫が東京に出てきていて、ご飯の面倒を見てるんです。やっぱり肉が多いですね。

和田 いいですね。料理を作って晩酌も楽しむ。やっぱりそれがいいんですよ。

加藤 お酒って言えばね、最近、新聞社から原稿を頼まれたの。父の日に向けた文章をね。それで私は「お酒の好きなパパ、タバコの好きなパパ、パパの枕にしみこんだ、パパの匂い大好きだよ」って書いた。これね、私が1970年代に作った歌の一節なの。

和田 その歌はなんとなく。

加藤 「ロンパールーム」っていう子ども番組でも歌われた歌なんだけど、今はNGなんだってね。お酒とタバコは健康に悪いので、この一節はカットしてくださいって、ダメ出しされちゃった(笑)。

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4.82歳・加藤登紀子、ここ5年で老眼が治った。その理由は針と糸!?

加藤登紀子

加藤 ロウソクの話に戻るんだけど。炎を見てると、目が休まるし、落ち着くのよ。

和田 なるほど。

加藤 ルーティンを決めておくと、モヤモヤしたり忙しかったりしても同じ状態になれるでしょ。それがいいと思う。

和田 おっしゃる通りです。朝のルーティンもあるんですか。

加藤 朝は起きなきゃいけない時間の30分前に目覚まし時計をかけて、起き上がる前にお布団の中で短い体操をします。股関節の体操と背筋の体操、腹筋の体操です。それをロングブレスをしながらやるんです。

和田 いいですね。

加藤 それも50歳ぐらいから始めたんだけど、最近は特にしっかりやっています。

和田 いいですね。一番いいと思うのは、いろんな場所を刺激していることです。人間って例えば足腰だけを鍛えても、肌は若返らないでしょ。目や耳もそうです。だからいろんな場所を意識して動かしたり刺激したりするのが大事なんです。

加藤 ですよね。そう言えば、私、老眼が治ったの。

和田 え、それはすごい。

加藤 たぶん針と糸が効いていると思う。5年前に洋裁を始めたころは、糸を通すのがイヤでね。金属の糸通し器を使ったり、老眼鏡を作ったりして。あと、私は本をよく読むし、iPadで原稿も書くんです。乱視もあるから、小さい文字をずっと見てると、ぼわーっと2重に見えてくる。

和田 困りますよね。

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5.加藤登紀子×和田秀樹、いいリーダーの条件とは

加藤登紀子と和田秀樹

加藤 「古き良き時代」って言葉があるでしょ。いつからあるのかな。ずっと昔からある?

和田 あります、あります。

加藤 ということは、前の時代のほうがいつもいいってことよね。逆に言うと、どんどん悪くなってるってことだ。

和田 (笑)。さすがですね。

加藤 柳田國男の『遠野物語』の序文にもあるでしょ。『今昔物語』の時代から“今は昔”と言ってるけど、私が今から書く物語は3日前に河童に会ったみたいな話だよって。

和田 例えば僕は、大正はなかなかいい時代だと思っていて。昭和の軍国主義になってからは確かに悪くなったけど、戦前には戦前のいい緩さがあったんです。大正時代はむしろ“贅沢は素敵だ”という感じだった。

加藤 わかる。大正デモクラシーは最高ですよね。

和田 ユニークな作家もいっぱい出たし。

加藤 うちの両親、まさに大正デモクラシーですよ。

和田 大正のなにがすごいかって。僕が祖母からよく聞かされたのは「大正天皇っていうのはアホやったんやで」と。教育勅語クルクルって回して…。

加藤 覗いたっていうね。

和田 大正の日本ではそういうことを、うちの祖母みたいな庶民でも言えたわけですよ。

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6.加藤登紀子、あるがままに生きる。不眠も時差も受け入れる。できないことではなく、できることに力を注ぐ

和田秀樹と加藤登紀子

和田 加藤さんは東大に入ってから歌手に?

加藤 そう。60年安保のときに私は高校2年生。その時点でもう見切りをつけていたんですよ、学生運動に。大学に入った後は学生運動から少し距離を置いて、演劇をやったりしてたんですね。その間にたちまち歌手になって。またなんの因果か藤本敏夫に会っちゃって。それが1968年。

和田 東大紛争の年ですね。

加藤 そう。彼は交際には拒否的だったんです。自分だけ幸せになっちゃいけないって。だけど結果的に獄中で結婚したの。

和田 小説みたい(笑)。

加藤 それから彼が刑務所を出てきた後に、寒河江善秋(さがえぜんしゅう)って人に会ったわけ。山形県の人で。

和田 お名前は知っています。

加藤 山形県の青年農業運動をやった人なんだけど、それこそ中国にまで行って周恩来にまで会ってる人なんですよ。

和田 なるほど。

加藤 彼は青年農業運動、つまり次男・三男が終戦後に、土地からあぶれて出ていかなきゃいけないっていう問題が出てきて一生懸命動いた人なんだけど。

和田 次・三男問題ですね。

加藤 そう。そんな彼がね、最終的にたどり着いたのは、遊びだったんです。遊びの人生。

和田 え、遊びですか。

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TEXT=ゲーテ編集部

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