2026年10月8日(木)から11日(日)の4日間、横浜カントリークラブで開催されたPGAツアー「Baycurrent Classic Presented by LEXUS」。母方のルーツが日本にあるザンダー・シャウフェレは、連覇をかけて出場し、最終日の追い上げで4位タイに入った。重圧のなか、どうストレスを手放してパフォーマンスを高めるのか。話を聞いた。

プレッシャーは「克服」せず、受け入れる
ザンダー・シャウフェレ選手は日本との縁が深い。母親は台湾生まれの日本育ちで、祖父母は今も東京都内に暮らしている。自身もこれまで何度も来日しており、日本でプレーすることには特別な意味があるという。
2025年の「Baycurrent Classic Presented by LEXUS」を制したのも、そんな思い入れのある地でのことだった。それだけに、連覇へのプレッシャーは小さくなかったはずだ。
大会前の2026年10月5日、会場の横浜カントリークラブでは、デサントウェアを着用して戦うザンダー・シャウフェレ選手、渡邉彩香選手、岡嵜マイヤ選手の3名による「DESCENTE GLOBAL ATHLETE SESSION」が開催された。デサント(DESCENTE)のパフォーマンスウェアをテーマにしたトークセッションを実施。さらにコースに出て、真剣勝負も繰り広げた。

シャウフェレ選手と渡邉選手という日米の男女トッププロとこれからプロの世界へ羽ばたこうとしている岡嵜選手。それぞれ戦うフィールドこそ違うものの、ゴルフを極めようとする志は同種だ。
ゴルフはメンタルのスポーツとよく表現されるが、大きな舞台で数々のプレッシャーと向き合ってきたシャウフェレ選手はどのような思考で目の前の1打と対峙しているのだろうか。
「試合でプレッシャーを感じることはよくあります。考え方は人それぞれ違うと思いますが、私の場合はそれを受け入れてプレーをしています。もちろんナーバスになることもありますが、それを受け入れる姿勢が必要だと考えています」

プレッシャーと切り離せないのが、メンタルの浮き沈みだ。
「ゴルフはメンタルが大きく影響するスポーツです。当たり前のことですが自分が良いプレーをしていたらメンタルは安定しますし、悪いプレーをしていたらメンタルは乱れます。そのすべてを受け入れて乗り越えてこその勝利です」
プレッシャーを受け入れるという点では渡邉選手も同じことを話している。
「コースに来る段階では、何のストレスも感じたくないというのが本音です。ただ、試合中はどうしても緊張しますし、それが楽しくてやっているところもありますよね。緊張したりストレスを感じたりするのは、優勝争いという場所にいるということです。私はゴルフが好きというより、勝ったり負けたりが好きなんです。辛いことも苦しいこともありますが、それを求めてやっているという思いがあります」

成功体験を積み重ねるうえでウェアは欠かせない存在
シャウフェレ選手は2015年にプロ転向し、これまで約11年のキャリアを積んできた。そのなかには全英オープン、全米プロの2つのメジャーをはじめ数々の勝利を挙げてきた一方で、勝利より多くの負けや悔しさも味わってきた。
だからこそ、プレッシャーに押し潰されそうなときは、自身の成功体験を思い出すようにしているという。
「幸い、これまで多くの経験を積むことができました。ゴルフでは辛いことや悔しいこと、うまくできない歯痒さなど、さまざまなストレスを感じます。どうしてもネガティブになってしまうときは、これまでの成功体験、上手くできたときのことをイメージするようにしています。その経験が多いほど、自分の強みになることは間違いありません」

1993年アメリカ合衆国生まれ。2015年にプロ転向し、PGAツアーなど通算10勝。2024年に全米プロゴルフ選手権と全英オープンという2つのメジャーを獲得。2021年の東京オリンピック金メダリスト。
成功体験を積み重ねていくためには、技術の向上はもちろん、メンタル面の強化やプライベートの充実も重要だという。
「ゴルフは非常に可変的なスポーツです。天候や気温の変化、国や地域ごとに異なるコース、それに伴う人々もそうです。そんな環境のなかで結果を残すために重要なのが安定です。気持ちの安定、技術の安定、そしてストレスなくプレーできる環境の安定です」
その環境を支える存在として挙げたのが、ウェアだった。
「そこで欠かせないのがウェアの存在だと思っています。最初に着たときから変わりませんが、デサントのウェアは、ゴルフで避けて通れない天候や気候の変化にまったく影響を受けない。プレーヤーにとって最も身近で大事なウェアに少しもストレスを感じないことが、私が成功体験を積むために欠かせない要素になっています」
渡邉彩香はレインウェア、岡嵜マイヤはデザイン。三者三様の"ストレスゼロ"
シャウフェレ選手と同様に自身のプレーの質を高め、ストレスフリーにしてくれるアイテムとしてデサントのウェアは欠かせないと、渡邉選手と岡嵜選手も口を揃える。

1993年静岡県生まれ。アクサレディースなどツアー通算6勝。JLPGAツアー屈指の飛ばし屋で、ドライバーが最大の武器。若手の台頭が著しいなかでも、飛距離と経験を武器に中心選手として活躍中。
「ウェアに関しては本当にストレスがないんです。契約だから言っているように聞こえるかもしれませんが、暑くても寒くても、一度もストレスを感じたことがありません。ここまでストレスを感じずにプレーさせてもらっていることには、感謝しかありません。素材や基本的な機能の良さはもちろん、ちょっとした場面でもデサントの良さを感じます。例えばトラブルショットのとき、足を開いて構えやすいといった、本当に些細なことなんですが」
渡邉選手がとくに挙げたのが、レインウェアだ。
「余談ですが、レインウェアはプロにとってちょっとやっかいなんです。雨で濡れるのは嫌だけど、着るとスイングしづらいというプロが多くて。でも私は、すぐレインを着ちゃうんです。着るのが嫌だと思ったことが1回もありません。雨の日はストレス要素ばかりですが、そのなかでレインウェアにストレスを感じずに済むのは、本当に大きいことだと感じています」

一方、岡嵜選手にとっては、デザイン性の高さがストレスフリーどころか、テンションを上げるキラーアイテムになっているという。
「私は黒が大好きで、白黒のようなシンプルな着こなしが好みです。デサントのウェアは機能性の高さはもちろん、デザインがシンプルなのに人と被らない。他のウェアと同じに見えないところが気に入っています。着るだけでテンションが上がる、私にとって欠かせないアイテムです」

2007年岐阜県生まれ。170センチという長身から繰り出されるドライバーショットは250ヤードに迫る。2026年8月に開催された全米女子アマチュア選手権本戦に出場するなど、将来を期待されるプレーヤー。
勝負という厳しい世界には、常にプレッシャーが付きまとう。それを楽しむのは簡単なことではない。それでもシャウフェレ選手、渡邉選手、岡嵜選手の3人は、自分が置かれている立場と、そこに立っている理由をはっきり理解している。だからこそ、辛さも苦しさも受け入れる覚悟ができているのだろう。プレッシャーを避けず、受け入れる。それがトップを目指す者に共通する姿勢だと感じさせるイベントだった。

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