英語力ゼロなのに、会社を辞めていきなり渡英した元編集者のお話、第368回。今回は、日本語ペラペラのアメリカ人に、「アウトレットモールで掘り出し物を見つけるのって難しいね」と話したら言われた“I also never seem to score a bargain at outlet malls.”について。

チケットや掘り出し物に! 欲しいものをうまくゲットした時に使う“score”
つい最近、アウトレットモールに行ってきました。
けれどモールは広くて、お店も商品もいっぱい。見ているうちに、だんだん自分はなにが欲しいのかわからなくなり、ただただ歩き疲れて、結局なにも買わずに帰ってきてしまいました。
「アウトレットで掘り出し物を見つけるのって難しいね」
そんな話を日本語ペラペラのアメリカ人にしたところ、こう言われました。
I also never seem to score a bargain at outlet malls.
score a bargain、バーゲンでスコアするってどういうことでしょうか。
聞いてみたら、こういうことでした。
score a bargain=掘り出し物を手に入れる
お得に買い物をする、というような意味だそうです。
scoreはスポーツや試験などで「点を取る」という意味ですが、そこから派生して「欲しいものをうまく手に入れる」という口語表現にもなるのだそうです。ケンブリッジの英英辞典にも、こんな例文がありました。
I managed to score a couple of tickets to the World Cup final.
(なんとかW杯決勝のチケットを手に入れることができた)
ただ「手に入れる」というだけではなく、狙っていたものを「うまくゲットした」という喜びも含んだ表現みたいです。
アウトレットモールに行っても“came up empty-handed”
アメリカにもアウトレットモールはあるそうです。なんとなく、日本よりさらに広大そうな気がします。その彼も「僕も、アウトレットで掘り出し物を見つけるのは苦手みたいだ」と言っていたのでした。
彼は、このフレーズの使用例も教えてくれました。
I went to the outlet hoping to score a bargain, but I came up empty-handed.
(掘り出し物を見つけようとアウトレットに行ったけれど、結局なにも買えなかった)
“empty-handed”は、「手ぶらで」という意味です。この使用例はまさに、アウトレットモールに行った際の私の状況をそのまま表しています。
私はどうやら選択肢がたくさんあると選べなくなるようです。せっかく遠くまでアウトレットモールに行ったのに“empty-handed”で帰ってきてしまってしょぼんとしていたら、帰り道、家の近所のスーパーで半額になっているお惣菜を発見しました。
これだって“I scored some prepared food for half price at the supermarket.”と立派に“score”を使って説明できるかもしれません。お得感を味わいたいなら、わざわざ遠くまで行かずとも、近所のスーパーで十分でした。

