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2025.12.30

生活拠点を複数持つ理由…“謎”の連続起業家・福田淳の2025年注目コラムBEST5

まだまだ謎に包まれた男、福田淳(あつし)氏の人気連載「福田淳流やってみなはれ! やってみた。」の中から、2025年に読まれた人気の記事ベスト5をお届け! ※2025年2月〜11月掲載記事を再編。

福田淳・人気連載の注目記事ベスト5

1.「お金の使い方は生き方そのもの」連続起業家・福田淳、生活拠点を複数持つ理由

プールに浮かぶ福田淳氏

ビジネスの拠点のひとつにしているドバイのオフィスに、現在ウォシュレットを取りつける工事の真っ最中です。工事スタッフの方は「TOTOを取りつけるのは初めてだから、ちょっと難航している」とおっしゃっていました(アラブで人気の日本ブランドはTOTOとトヨタと虎屋なんです)。

ビジネスで訪れることが多い場所には、できるだけ自分のベースをつくるようにしています。その土地のことをもっと知りたいから、そこに拠点をつくって、土地のコミュニティに入っていく。訪れるたびに土地の人に「おかえり」と言ってもらえる場所が、現在、世界で7つほど僕にはあります。

0から家を建てることも、できあがっている家をリノベーションすることもあります。どちらの場合も、その土地の風土を意識して家を造ることを心がけています。自分勝手な建物を建てるのではなく、地形や気候に合わせて素材やデザインを組み立てます。地域と一体化しないとコミュニティの一員になれないと思うからです。

アメリカのパームデザートに家を造った際は、ミッドセンチュリーの建築(1950〜60年代)をリノベーションしました。室内には当時の家具を置き、現地のアーティストが描いたカラフルなアートを組み合わせて配置したんです。パームデザートはマリリン・モンローやフランク・シナトラが別荘を建てたことでも知られる避暑地です。彼らは毎夜パーティを開き街の社交文化を牽引したそう。ハリウッドから2時間以内で来ることができる「ハリウッドの庭」(軽井沢みたいな感じ?)として栄えました。

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2.連続起業家・福田淳。長生きのために、会議の出席者全員に課していること

トレーニングする福田氏

僕の趣味は、「長生き」です。月に1度の高濃度ビタミンC注射に、血液浄化は欠かしません。さらに自分の血液からリンパ球を分離採取し、活性化させてから体内に戻す「自己リンパ球免疫療法」は3年以上続けていて、医者からは「ウイルスへの抵抗力、疲労や炎症のコントロール力は、30代並みの数値」と言ってもらえました。ジムには1回2時間を週4で通い、幹細胞・ミトコンドリアの活性化のために高強度インターバルトレーニングも始めたところです(死ぬ気で取り組む長生き!)。

けれどそんな僕が、長生きのために一番必要だと思っていること、それは「笑いのセンス」です。健康のためにさんざんお金をかけておいて何を言っているんだと、それこそ笑われるかもしれません。でも僕は真剣にそう思うのです。だってギャグとか笑いは、心の余裕がないと出てきませんから。そして心の余裕がない人が果たして長生きできるでしょうか。もっといえば心に余裕がなくイライラしながら、あるいは笑いのない世界で120年生き続けることに、意味はあるのでしょうか。生きるために笑い、笑って生きることそのものを楽しむ。そうしていればどんどん長生きにつながっていくのではないか、そう思うのです。

もちろん、僕は常に心に余裕があるわけではありません。「つまらない会議に出るのが嫌だな」と思うこともあります。でもイライラしてはいけない、「どうやったら自分の心に余裕を持たせられるか」、どんな時もそのことにとにかく集中しているのです。

だから僕は「1会議1ギャグ」を義務化しました。

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3.連続起業家・福田淳「イマジネーションさえあれば、1円が1億円になる」

福田氏と照屋年之監督(右)と主演の松田ゆか氏(左)

エンタメって生きる意味、そのものだと思うんです。食事や睡眠と同じくらい、エンタメを求めるのは人間の根元的欲求だと感じているので。

14歳の時に映画館で初めて『スター・ウォーズ』を観て、生まれて初めてといっても過言ではないほど夢中になる、そんな衝撃を味わいました。その後、立て続けに『ヤング・フランケンシュタイン』を観てまた衝撃。今度は劇場中の人が笑っているではありませんか。映画ってすごい! いっきに多くの人を夢中にさせて、人を笑わせることができるメディアなのかと(自分がオモロい話を友達何人かにするより圧倒的に効率いいやん!)。以来、僕はいつか映画づくりに関わりたいと思うようになっていました。

よく映画のクレジットで「製作総指揮」という表記を見かけますよね。エンドクレジットだけでなく、予告編の時点でその名前がバーン! と出ることも。製作総指揮者って何をする人なのかというと、実は資金を出す人、資金を集めた代表の人のことなんです。今回その役回りを、ガレッジセールのゴリさんこと、映画監督の照屋年之さんが脚本、監督を務める映画『かなさんどー』で務めさせてもらいました(宣伝ですみません。現在、上映中なので観てね!)。

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4.業界の当たり前に切り込む、“謎”の連続起業家・福田淳とは

福田淳氏連載1回目

初めまして。連続起業家の福田淳と申します。色黒の金髪で、一見怖い人なんじゃないかと思われがちですが、そんなことはございません。若い時から営業マンだったので平身低頭は得意です。時にはお客様から怒られることもありました。でもね、人間ってたいてい20分以上は怒り続けられません。20分相手の話をしっかり聞いて、その後相手への好奇心をぶつけ、じゃんじゃん質問攻めにすればそこから心はどんどん打ち解ける。会った人の数だけ新しい仲間が増えてきたというのが実感です。

そんなわけで、見た目の割に案外、常識的なビジネスパーソンだとお伝えしたくてつらつら語ってしまいました(髪の毛の色、黒に戻そうかな……)。私は好奇心からLAでアートギャラリーを始めたり、スタートアップ投資でeコミック制作会社を立ち上げたりしたこともありました。分野に限らず関心持ったら命懸け、そして2023年からは芸能事務所STARTO ENTERTAINMENT(以下STARTO社)の社長職にも就かせてもらっています。

「好きな人が好きなことを、好きになる」。私にはそんな傾向があります。尊敬する人たちが好きなことを、一緒に追いかけていくうち、気がついたら25の事業を立ち上げていました。

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5.連続起業家・福田淳、何度でも通いたくなる飲食店とエンタメビジネスの共通項

「洋食 ハチロー」の前に立つ福田氏

地球最後の日に、何を食べるか。いつの時代も議論されてきた永遠のテーマです。どこかで聞いた話ですが、男性は「母の手料理」、女性は「あの高級レストランのあの料理」と挙げる傾向があるようです。それを考えると食と記憶は切っても切れないような気がしますね。幼い頃の家族との暮らし、あのレストランで過ごした思い出……。

ちなみに僕の幼い頃の食の記憶の大半を占めるのは、自宅のたこ焼きランチです。大阪人ですから土曜日に学校から帰ると、吉本新喜劇を見ながらたこ焼きランチが常でした。でも地球最後の食事にたこ焼きを食べたいかというと……。だってもう一生分食べたような気がしますから。僕の最後の晩餐は、シンプルに卵かけご飯でしょう(米も生卵も醤油も全部ニッポン人ならではの素材。やっぱりこれが一番!)。

僕にとって食とは、リラックスして仲間と楽しむもの。緊張感漂う料亭で襟を正して食べるより、どちらかというと新喜劇を見ながら、家族や友達とたこ焼きをつまむほうが好きです。もちろん食は五感を使ったエンタテインメントです。味だけでなく香り、視覚、そして空間の演出。そのすべてがひとつのプレゼンテーションになっている。

エンタメ業界で仕事をする身としては、レストランもまた学びの多い場所(オープンキッチンは舞台だと思ってます)。ですから一応、ひととおり話題になっている場所には足を運びますが、街のカジュアルな店が好きなのです。なかでも、僕が惹かれるのは僕が子供の頃から通っている、大阪・お初天神通り商店街にある「本とん平」というとん平焼き発祥のお店です。最近行ったら、改めて「ストーリーあるなぁ、プレゼンテーション完璧だなぁ!」と思ったんです。

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TEXT=ゲーテ編集部

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