どんなスーパースターでも最初からそうだったわけではない。誰にでも雌伏の時期は存在しており、一つの試合やプレーがきっかけとなって才能が花開くというのもスポーツの世界ではよくあることである。そんな選手にとって大きなターニングポイントとなった瞬間にスポットを当てながら、スターとなる前夜とともに紹介していきたいと思う。【連載 スターたちの夜明け前】
大学・社会人を経て、プロ14年目で2000本安打達成した大島洋平
2023年8月26日のDeNA戦で中日・大島洋平が史上55人目の通算2000安打を達成した。プロ14年目でついに偉業を成し遂げた大島洋平。
投手断念→ドラフト1位、未勝利&未セーブ→“正義執行”、激動の日ハム・田中正義の過去
2016年のドラフトでは5球団が1位入札で競合する“大器”でありながら、昨季までの6シーズンは未勝利&未セーブ。一軍通算登板も34試合しかなかった田中正義だが、2023年はセーブ成功を意味する「正義執行」がSNSでトレンドワード入りするなど、勢いが止まらない。日本ハムの絶対的守護神“ジャスティス”こと、田中正義。
身長2メートル! 3年目で開花した、巨人軍再建のキーマン・秋広優人
松井秀喜の背番号55を継承する巨人の“若き大砲”、秋広優人。
阪神・大竹耕太郎、2023年大ブレイクの原点となる知られざる学生時代
現役ドラフトで移籍して今季大ブレイクの阪神・大竹耕太郎。
吉田正尚に続く頼れる男、オリックス・頓宮裕真
パ・リーグでダントツ1位の打率をマークし、ブレイク中の頓宮裕真。
覚醒した中日・細川成也、“茨城の中田翔”と呼ばれていた高校時代
DeNAでは長距離砲として期待されたものの、思うような結果を残すことができなかった細川成也。2022年オフに初めて開催された「現役ドラフト」でDeNAから中日に移籍し、大活躍を見せている細川がスターとなる前夜に迫った。