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2026.09.02

鮨 一幸|札幌から銀座へ──秋元康が「絶対行くべき」と薦める、日本最高峰の鮨店

美食を探求する四兄弟・秋元康小山薫堂中田英寿見城徹が選ぶ、最強のレストランガイド「ゲーテイスト2026」。料理人の矜持と覚悟が圧倒的な感動をもたらす「名料理人の情熱」から、今回は東京・銀座の「鮨 一幸」を紹介する。

「鮨 一幸」のカウンター
凛とした空気感は札幌時代そのままだが空間にゆとりができた。

秋元「食材も仕込みもこれ以上ないと言い切るような潔い鮨に感動」

札幌で父が始めた店を継ぎ、独自の美学と深い思考力で評判をあげた工藤順也氏。「美味しいだけでなく、すべてが調和する空間でお客様をもてなしたい」というかねてからの想いを2024年8月に銀座の地で実現させた。大正時代の社交場を彷彿させるようなウェイティングで食前酒のもてなしを受けたのち、奥のカウンターで定番の春子(かすご)から始まるコースを堪能。イカの印籠詰め、初夏のシャコ、7月の鮎、秋の炙り松茸、冬の白子など季節ごとのお楽しみが待っている。

見城 札幌の時、秋元と一緒に行ったね。

秋元 大将は多くを語りませんが、黙々と鮨を握る真摯な姿に胸を打たれます。シャリとネタに魂を込めているようで。

見城 お父さんもまだカウンターに立っていらっしゃる? 僕と同じ歳なんだよね。

秋元 変わらず愛しそうにアシストされています。

小山 銀座で親子でカウンターに立っているって素敵ですね。

見城 家族だからこそ阿吽の呼吸で仕事ができるんだろうね。

秋元 そうですね。本当に隙がない。最近のお鮨はお任せが主体で、時にお好みで食べたいなと思うこともありますが、『一幸』は、すべてが絶品。今一番美味しい旬のネタを、一番美味しい捌き方、食べさせ方で出している、という自信がはっきり伝わってきて。工藤さんの哲学、潔さに毎回感動します。

中田 札幌よりパワーアップしているんですか?

秋元 札幌から銀座へ来たからというより、『一幸』の大将自身が毎日、毎日、進化しているんだと思います。お邪魔する度に美味しくなっていますから。札幌より味が確実によくなったのは鮪。工藤さん曰く、魚体が小さいものは空輸でも影響を受けないけれど、鮪は圧がかかることで味が変わる、と。

小山 予約至難ですよね?

秋元 札幌時代に東京から通っている常連さんが優先なので。でも、絶対に行ってください。ハズレのない日本最高峰の鮨店のひとつだと思います。

鮨 一幸/Sushi Ikko

カウンター正面にかかる陶板は、陶芸家・下沢敏也氏の作品『Re・barthシリーズ四季』の『夏』。春夏秋冬で掛け替え季節感を表現している。予約は常連優先及び紹介制。電話での予約は受け付けていない。

住所:東京都中央区銀座5-11-12 日総第26ビル3F
TEL:非公開 
営業時間:17:30〜/20:30〜(2部制)
定休日:水曜、不定休
座席数:カウンター8席
料金:おまかせコース¥60,000〜
Instagram:@sushi_ikko

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この記事はGOETHE 2026年10月号「総力特集:レストランなくして人生なし ゲーテイスト2026」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら

TEXT=藤田実子

PHOTOGRAPH=佐藤顕子

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