食に対して圧倒的な情熱とこだわりを持つ秋元康、小山薫堂、中田英寿、見城徹が選ぶ、最強にして超最新レストランガイド「ゲーテイスト2025」。ライヴリーに五感で味わう「カウンター」店から、今回は東京・白金高輪の「鮨 田中」をご紹介。

小山「今風の仕事をした江戸前鮨をカジュアルに楽しめるお店です」
熊本県天草出身の田中竜氏が2024年にオープンした鮨店。おまかせコースはつまみ6〜7品と握り10貫前後。塩・醤油・日本酒は熊本から取り寄せ、魚介も天草直送のものを使用している。酢飯は東北の2種の米をブレンドし、赤酢と米酢で味付けしたもの。米は種類別に羽釜と土鍋で炊き、炊き上がったものをブレンドして供する。
小山 僕の故郷の熊本・天草に、結構いい飲食店にばかり魚を卸している魚屋さんがあって、その人に「最近、東京でいいお店ある?」と聞いた時に教えてもらったのがこのお店です。天草に牧場主が経営している『たなか畜産』という焼肉屋があるんですけど、その親戚の田中くんが出した鮨店です。おまかせコースが1万9000円で、ネタもすごくいいものを使っています。
見城 予約は取りやすいの?
小山 まだ比較的取れます。
秋元 鮨は今、おまかせのコースが多いですね。
小山 はい。最初につまみが出て、途中で握りに変わるコース。江戸前の仕事をした今風の鮨を気軽に楽しめますよ。
秋元 気になるので予約してみます。
この記事はGOETHE 2025年9月号「特集:陶酔レストラン ゲーテイスト2025」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら