放送作家、NSC(吉本総合芸能学院)10年連続人気1位であり、「エバース」「ヨネダ2000」をはじめ、多くの教え子を2025年M-1決勝に輩出した桝本壮志のコラム。

「2026年は、桝本さんの新刊を読んで、『仕事をライクワークとライスワークに分ける』と決めた27歳です。私が聞きたいのは、年初めの目標の立てかたです。コツがあれば教えてください」という相談をいただきました。
明けましておめでとうございます。拙著(『時間と自信を奪う人とは距離を置く』)を読んでくださってありがとうございます。
ライクワークとライスワークとは、僕が20代の頃から実践してきた、目の前の仕事を2つに分類していくメソッド。
ライクは「好き」、ライスは「米」で、ライクワークは「将来の夢やキャリアアップにつながる仕事」、ライスワークは「食べていくために必要な仕事」のこと。
例えば、憂鬱な雑務や謝罪案件は、「これはライスワークなんだ」と割り切ってくといったメンタルハックなんです。
そして今回は、新年のスタートを切る皆さまへ、きっと目標の立てかたの一助になる、「仕事を『四事』でとらえていく思考法」をゆっくりシェアしていきたいと思います。
今年は「仕事」は「四事」。4つで考えてみませんか?
僕は、仕事は「四事」。つまり、4つの事でできていると考えています。
例えば、有名な「アイゼンハワー・マトリクス」もその一例ですよね。
私たちの仕事の優先順位のつけかた、目標へのステップは、大きく4つの仕事へのジャッジが基礎となります。年初めなので、あらためて押さえてみましょう。
- ①重要かつ緊急な仕事
- ②重要だが緊急でない仕事
- ③重要でないが緊急な仕事
- ④重要でも緊急でもない仕事
これをもとに、僕は今後の仕事を「四事」として捉え、図のように優先順位をつけて行動、またはプランニングしています。

優先度①は、発注者も自分の将来のためにも必要な「重要かつ緊急な仕事」。これに該当するものは、「すぐに行動」に移します。
②は、急を要さないけれど、自分のキャリアアップや夢に欠かせない「重要だが緊急でない仕事」。新年の目標は、この②に入るものが多いので、しっかりと②に配置し、計画的に取り組んでいくことで成功の解像度を上げていきます。
③は、上司に急かされている提出物などの「重要でないが緊急な仕事」。これに該当するものは、うまく部下や周りのサポートを受けて、誰かに任せていく決断が必要です。
そして④は、よく考えたら「重要でも緊急でもない仕事」。無意味な残業や会合、自宅に帰ってからも考えてしまう職場の人間関係のモヤモヤなどですね。
やさしいあなたは、この④に時間を奪われていることが多いので、「今年ははぶこう」と心にピン留めをしていきましょう。
さあ、新年の目標を立てるうえでの思考の土台が分かってきました。お次は、②に配置した目標へと向かっていく「桝本流の四事」です。
目標を達成する四事=4つのエネルギー
吉本NSC生に「仕事術」について質問をされたとき、僕は「仕事は四事、4つのマインドが大切だと思っているよ」と答えています。
その4つとは、「仕組み」「仕掛け」「仕草」「仕返し」です。

「仕組み」とは、既に紹介した「ライクとライス」や、前述のマトリクスのように、自分に合う仕分け法を見つけて仕組みをつくること。合わなければ、しっくりくるボールペンを見つけるような感覚で、いろいろお試しをしていきましょう。
「仕掛け」は、「自分×〇〇」の掛け算探し。目標を達成するためのメンター(目的地へ誘ってくれる人)探しや、有益な情報アプリ、知名度を上げるSNSなどのツールの探求です。
「仕草」は、“もしあなたが目標を達成したときに、どんな振る舞いをする人になるか?”を想像してみてください。
僕は、ポジションを確立したとしても、年相応の所作、鷹揚な姿勢、言葉づかいをしたいと考えているので、「いま・ここ」から、そういった仕草をアンカーにしています。
そして最後は「仕返し」。世の中、きれいごとだけでは語れません。僕にも、見返したい人、振り返らせたい人がいます。
「仕返し」は仕事のエネルギーにもなるので必要だと考えていますが、あくまで内蔵バッテリー。
表面には出さず、スマホやPCのようにハードカバーで覆っておく。そのカバーが「仕草」なんですね。
では、本年もよろしくお願いいたします。また来週、別のテーマでお逢いしましょう。

1975年広島県生まれ。放送作家として多数の番組を担当。タレント養成所・吉本総合芸能学院(NSC)講師。王者「令和ロマン」をはじめ、多くの教え子を2024年M-1決勝に輩出。
新著『時間と自信を奪う人とは距離を置く』が絶賛発売中!
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