韓国伝統料理を紡ぐ熱き志を持つシェフのいる、今注目のファインダイニングをまとめて紹介。※2024年12月号掲載記事を再編。

1.ソウルの肉好きが通う、言わずと知れた名店「山清炭火ガーデン」に潜入
韓国流の焼き肉は豚肉がメイン。そして野菜と一緒に食べるのが一般的。連日現地の人で溢れているのがこの「山清炭火ガーデン」。炭火の網焼きの焼き肉で高い人気を誇り、競合ひしめくソウルの街で2店舗を展開。黒豚を青ネギと一緒に焼いて合わせるのが、ここのスタイルで、ごま油や塩に加えて、わさびや明太子もあるのでトッピングを変えてさまざまな味わいを体験できる。

住所:ソウル市 中区 乙支路14キル12 2階
TEL:02-2269-6692
営業時間:16:00~23:00、土・日曜11:30~23:00
定休日:不定休
Instagram:@sancheongin
2.192日熟成させたサムギョプサルが人気! 韓国の熟成豚焼肉の新店「ユクジュプト」
2024年7月にオープンした新店。“基本に忠実に”をモットーに、肉を最高の状態に焼き上げるために鉄板からつくったという徹底ぶり。韓国産の豚肉を192日熟成させたサムギョプサル(2人前₩
34,000)が一番人気。韓国では珍しく茶碗で供される白米はオーナーの父の農場で収穫された米で、10年水抜きした塩とともに肉の味を引き立てる。

住所:ソウル市 麻浦区 サムゲ路5キル8
TEL:02-711-9292
営業時間:15:00~23:00
定休日:不定休
Instagram:@piggest_co
3.韓国旅2日目に行きたい、地元で愛されるライトな焼肉店「ポンサンチッ」
牛あばらの薄切り肉がこの店のメイン。しっかりとした厚めの肉が多い韓国の肉料理のなかで貴重な存在だ。タレもあっさりとした醤油味がベース。トッピングの細かいネギと青とうがらしが、肉の油っぽさをよりいい感じにセーブしてくれている。さっと焼いてさっぱり食す。この軽い食べ心地に、ついつい箸とビールが進んでしまう。

住所:ソウル市 龍山区 漢江大路62 ナキル24
TEL:02-793-5022
営業時間:11:30~21:30
定休日:無休
4.BIGBANGやセレブもこっそり通う、ソウルの人気焼肉店「ソンウソソ 牛カルビ」
昔はソソ(立って)で食べていたことから店名がつけられたが、今では着席して食べるスタイルになっている。メニューは韓牛カルビ(2人前₩
52,000)のみという潔さ。それでも客足が途絶えない、知る人ぞ知る名店だ。人気の秘密は肉へのこだわり。筋に沿って切れ込みの入った牛肉は歯ごたえを残しつつ、口の中でほどよく溶ける。

住所:ソウル市 麻浦区 麻浦大路1キル26
TEL:02-718-8543
営業時間:15:00~23:00、土・日曜、祝日15:00~22:00
定休日:不定休
5.一度知ったらやみつき! 新感覚の韓国豚ホルモン「龍山マクチャン」
いわゆるホルモン焼きとして、現地の人から愛されているのがこの豚ネギマクチャン(1人前₩
18,000)。大腸の一部からしか取れない、高タンパク、低脂肪、低コレステロールという、優秀な素材。外側はパリッと焼き目がついて歯応えのあるコリコリとした食感、内側からは旨みと脂が滲みでてくる。想像とは違う新しいホルモンの味わいは、一度知ったらやみつきに。

住所:ソウル特別市 龍山区 漢江大路62ナキル11
TEL:02-6956-1259
営業時間:15:00~23:00
定休日:不定休
※ 1₩
=0.1106円(2024年10月10日時点)