英語力ゼロなのに、会社を辞めていきなり渡英した元編集者のお話、第376回。今回は脳神経外科の医師に聞かれためまいの症状“Vertigo”と“Dizziness”の違いについて。

世界が回るか、自分が揺れるか? めまいを表す2つの英語表現
秋になってからどうも体調が優れず、気分も落ち込みがちです。
先日はめまいがして、仕事で人と話す時も自分がなにを言っているのかよくわからない状態になりました。「脳をやられていたとしたら、すごくやばい!」と思いすぐに脳神経外科へ。
そこで診察後にお医者さんにこんなことを聞かれました。
「そのめまいはVertigoですか? Dizzinessですか?」
ヴァーティーゴか、ディジネスか。そう英語まじりの日本語で聞かれています。ただでさえめまいがするのに、意味のわからない単語が出てきて、またクラクラしてきます。
「と、言われてもわからないですよね。説明しますね」
そう先生は続けてくれました。ようはこういうことでした。
Vertigo=自分の周りの世界がグルグル動いているように感じるめまい
Dizziness=自分自身がふわふわ揺れているような感覚のめまい
英語で「めまいがする」は“I feel dizzy.”です。
そのなかで、どんな「めまい」なのかを説明するのが上記の2つの言葉とのこと。
日本語でも「回転性めまい」と「浮動性めまい」という言い方が実はあるそうですが、医療従事者でない限り、だいたい「めまい」としか言わないかと思います。
「外界が揺れているのか」「自分が揺れているのか」、めまいがしている時に、そもそもあまり考えたことがありません。
そういえばアルフレッド・ヒッチコックの映画『めまい』の原題はどっちなんだろうと思って調べてみたら、“Vertigo”でした。高所恐怖症から「めまい」を感じたことが物語のきっかけとなる映画なのですが、高いところで感じるめまいは「外界が揺れている回転性めまい」なのでしょうか。
私は、めまいに種類があることもわかっていなかったので、自分の「くらくら」がどっちなのかいまいちよくわかりませんでした。ただじっとしている時は平気で、立ち上がったり動いたりするとくらくらするので、お医者さんによると「たぶん、回転性めまい、“Vertigo”だね」と言われました。診察の結果、脳にはなんら異常はなさそうで、耳鼻科行きを勧められました。
「仕事で人と話す時も自分がなにを言っているのかよくわからない状態」も、脳がどうこうではなく、単なる睡眠不足が原因のようです。
とりあえずゆっくり寝て、それでもまだめまいがするようなら、耳鼻科に行ってみたいと思っています。

