会員制とは、仕事場と家庭以外の“拠点”であり“サードプレイス”、そして、そこは人生を間違いなく豊かにしてくれる。いい大人たるもの持っておきたい、ソーシャルクラブをまとめて紹介! ※GOETHE2023年10月号掲載記事を再編。【特集 会員制という愉悦】
1.世界中のクリエイターが集うメンバーシップクラブ「Soho House」とは
最近、日本でも耳にする機会が増えてきた「Soho House」。クリエイターのみに開かれたこのメンバーシップクラブが今、じわり日本でも広がりを見せている。
「SohoHouse」は、1995年、ファウンダーであるニック・ジョーンズによりイギリス・ロンドンで誕生した。2003年ニューヨークでのオープンを皮切りにそのフィールドを世界に広げ、ロサンゼルス、マイアミ、トロント、シカゴと続き、直近ではローマ、パリ、バンコク、ムンバイなど。今では世界各地に41の拠点と80を超える都市でのメンバーシップコミュニティを構えるワールドワイドなメンバーシップクラブへと成長を遂げている。
いわゆるエグゼクティブのためのメンバーシップとは一線を画す「Soho House」に属するのは、ファッション、アート、音楽、映画など、時代を牽引するクリエイターたちだ。
2.エグゼクティブが集う、日本橋髙島屋最上階の会員制サロンを知っているか?
日本橋髙島屋三井ビルディングの最上階に、贅を尽くした空間を有する会員制サロンがある。約1900㎡に及ぶスペースで享受できるのは、都心の絶景と現代アート、美食にワイン、そして、資産運用からヘルスケアまで専門スタッフによるワンストップコンサルティングだ。
これら卓越したサービスを提供するのが、東海東京証券が特別な顧客に向けて展開するプレステージメンバーシップ「オルクドール」である。
2016年、本社のある愛知県でサービスを開始し、名古屋駅前の大名古屋ビルヂング最上階にサロンをオープン。「“固い信頼”をモットーに、“究極の空間”で“最高のおもてなし”を」というコンセプトが評判になり、地元の企業経営者や有力者の多くが入会。たちまち東海地区きってのハイソサエティなサロンとして支持されるように。その3年後に誕生した東京のサロンも、若手起業家やエグゼクティブ層を中心に、順調に会員数を伸ばしている。
3.各界のエグゼクティブが集う、銀座の社交場「CITY CLUB OF TOKYO」に潜入
日々、政財界の要人が集い、意見や情報を交換する。あるいは激務に疲れた心身をひとり静かにリフレッシュする。日本を代表するメンバーシップクラブ「CITY CLUB OF TOKYO」。まず驚かされるのが、その圧倒的なスケールだ。
銀座にあるビルのワンフロアを使ったクラブには、大小さまざまな部屋がいくつも用意され、めくるめく世界が広がっている。鉄板焼き、フレンチ、鮨、日本料理、中華(別フロア)の5つのレストランは回廊状に結ばれ、通路にはいたるところにアート作品が飾られる。
さらにメンバーならいつでも自由に時間を過ごせるサロンや、最高級シガーを揃えたシガーバーも。食事以外にも多彩な使い方が可能だ。