会員制とは、仕事場と家庭以外の“拠点”であり“サードプレイス”、そして、そこは人生を間違いなく豊かにしてくれる。いい大人たるもの持っておきたい、それが現代における最新のメンバーシップだ。今回は、「CITY CLUB OF TOKYO」を紹介する。【特集 会員制という愉悦】
“名物”は幻のワインも揃うワインセラー
日々、政財界の要人が集い、意見や情報を交換する。あるいは激務に疲れた心身をひとり静かにリフレッシュする。日本を代表するメンバーシップクラブ「CITY CLUB OF TOKYO」。まず驚かされるのが、その圧倒的なスケールだ。
銀座にあるビルのワンフロアを使ったクラブには、大小さまざまな部屋がいくつも用意され、めくるめく世界が広がっている。鉄板焼き、フレンチ、鮨、日本料理、中華(別フロア)の5つのレストランは回廊状に結ばれ、通路にはいたるところにアート作品が飾られる。
さらにメンバーならいつでも自由に時間を過ごせるサロンや、最高級シガーを揃えたシガーバーも。食事以外にも多彩な使い方が可能だ。
そんな「CITY CLUB OF TOKYO」の“名物”がワインセラー。見たこともないワインが揃っているとの噂が広まり、訪れたゲストから「見学したい」という申し出が相次いでいるという。
通常のワインリストには170万円のロマネコンティまで記載されているが、ワインセラーにはさらに上をいく希少ボトルが。例えば「シャトー・ラフィット・ロートシルト1902年」は数百万円は下らない幻の1本。「ロマネコンティ1983年」のメトシェラ(6ℓボトル)は、もしオークションに出品されれば、争奪戦が予想され、その落札金額は想像できないワインだ。
クラブは重要な接待や込みいった案件で用いられることが多いため、サービスにも完璧を期している。全会員の顔とフルネームはもちろん、メンバーが招待したその日のゲストの情報を徹底して集め、趣味や好みはもちろん、クルマのナンバーや食材のアレルギーなどの情報も全スタッフで共有する。とはいえ、サービスはいい意味で付かず離れず。接待ではホストの意向を汲み取り、場面によっては敢えて場を外すなど適切な距離感を心がけている。
会員になるには厳格な審査があり、スマートカジュアルのドレスコードも設定されている。だが、堅苦しさは微塵もない。ゲストは心からクラブの雰囲気と紳士の振舞いを楽しんでいる。
場が人間を成長させる。「CITY CLUB OF TOKYO」は、そのことを強く実感させてくれる。だからこそ、自分を磨きたいと思うビジネスパーソンの入会が後を絶たないのだ。
▶︎ Become a Member
会員は、個人会員と法人会員の2種類。申請後、会則等ならびに諸規定に基づき審査が行われ、承認・不承認が判断される。入会金、年会費、預託金あり。※入会の問い合せはコンシェルジュデスクまで(TEL:03-6721-0198)
CITY CLUB OF TOKYO/シティ クラブ オブ トーキョー
住所:東京都中央区銀座5-8-20 銀座コア7F
営業時間:サロン11:00~22:00、レストラン11:30~14:30、17:00~22:00
定休日:日曜
この記事はGOETHE2023年10月号「総力特集:会員制という愉悦」に掲載。▶︎▶︎購入はこちら