2015年に発足したゲーテのトライアスロンチーム、「GLT(GOETHE LOVES TRIATHLON)」の第6期メンバーが2025年5月にハワイで開催した「ホノルルトライアスロン」に出場! 30代から60代にいたる年齢も職種も異なるビジネスパーソンが、敢えて未知の領域に挑戦する意味とは──。【説明会・エントリーはこちら】

挑戦という名の新たな扉を開ける
「ふと、このままでいいのか。そう思った時、無性に何かに挑戦したくなったんです」
とはゲーテのトライアスロンチーム「GLT」第6期メンバーのひと言。仕事も家庭もがむしゃらに立ち向かい、少し自分のペースで物事を進められるようになった時期、そんな想いを抱えたという。2025年はGLTのOGやOBの勧誘(強制!?)で加入したメンバーも多く、第6期は総勢19名となった。
GLTはトライアスロンレース未経験者が半年でホノルルトライアスロン(ホノトラ)完走を目指すというもの。毎年、各界の第一線で活躍するビジネスパーソンが集まるなか今年は「挑戦なくして、成長なし」といったストイックな面々が集結した。
半年間の練習を経て、参加するホノトラのオリンピックディスタンスはスイム1.5㎞、バイク40㎞、ラン10㎞の3種目。メンバーが口を揃えて「不安だ」と話すのはスイム。海で足がつかない不安や、溺れるのではないかという恐怖が頭のなかを占めるから。GLTのコーチ、梅田祐輝氏も多くの相談を受けた。
「メンタルが大事で、目標に掲げた時点でできたも同然だとまず思うこと。そしていかに楽に有酸素運動として泳ぐか。意識が変われば泳ぎは激変します」
その言葉どおり、梅田コーチに個人レッスンを依頼することで課題を克服したメンバーも。
「初めは50mも泳げなかったんです。前に進んでやろうとすると力みすぎて、すぐに疲れてしまって。でもコーチから『脱力する』という意識を教えてもらったら、姿勢さえ整えば前に進むことがわかったんです。長く泳いでも、疲れないことで今は楽しくなっちゃって(笑)」
できなかったことができるようになる快感はいかばかりか!
自分自身との戦い。仲間がいる心強さ
いざ、ホノトラへ。メンバーは皆、通常のハードな仕事をこなしながら、ホノトラ完走という目標に向かって歩んできた。現地ハワイでの前日のチーム練習では、コースの確認程度で体力を温存するメンバーから、スイムの克服のために、別途2時間、納得いくまで心身に覚えこませるメンバーなど十人十色。
そして迎えた当日、天候は晴れ、風も強くなくトライアスロン日和だ。朝4時より準備が始まり、全員で円陣を組み「完走するぞー! 」と気合い十分。 6時前には第一種目スイムのスタートが切られる。しばし静寂の時が砂浜に訪れ、日も昇ってきた頃、先頭の選手が登場。なんとGLTの梅田コーチだった。その後、最難関ともいえるスイムを泳ぎ終えたメンバーが続々と砂浜に戻ってくる。その安堵した表情に、思わず拍手喝采!
バイクは皆一様に楽しそうに疾走! 最終種目のランの時間には日がすっかり昇って暑さとの戦いに。ゴールはアラモアナビーチパーク内のマジックアイランド。美しい海を横目にラストスパート! 続々とメンバーがゴール。最後のメンバーが到着するまで皆が声援を送り、無事、参加者全員が完走を遂げた。
その日の夜、メンバーの多くがトライアスロンを続けると宣言! なぜトライアスロンは人を惹きつけてやまないのか。
「できないことに対して、課題を見つけ、ひとつずつ潰していくのが面白いんです」
仕事以外の何かに没頭することは、リフレッシュそのもの。さらに、未知の領域に挑戦することにより、まだまだ進化でき、発展途上である自分自身を体感させてくれる。達成したものにしかわからない快感、そんな世界が待っているのだ。
2025年5月18日に開催した「ホノルルトライアスロン2025」。エントリー数1,409人、日本人アスリートは545名と、2022年のコロナ明けの大会再開以降では最多の参加人数となり賑わいを見せた。GLTのメンバーはオリンピックディスタンスであるスイム1.5km、バイク40km、ラン10kmに参加。第6期の最高齢は64歳、最年少は32歳で、40代と50代が多くを占めた。幅広い年齢層でありながら、全員が驚くほどアクティブ。躍動するGLTメンバーが続々とゴールへ! 全メンバーが出迎え、達成感による満面の笑みがこぼれ、まさに感動的なフィナーレとなった。
第6期生全メンバー ※五十音順、敬称略
飯田晃生 伊岐見恭子 石田晋太郎 石橋充行 神山賢一 加茂裕子 小泉朱里 小林英美 篠田和明 白樫大樹 高山さえ子 綱田壮己 手塚恭庸 西野恭平 船原徹雄 松本考司 武藤友木子 谷川正人 幸村逸磨
TRAINING|SWIM 1.5km
自然の海が相手のなかゆっくり、長く、泳ぎ続けるには
スイムの舞台はコースロープのあるプールとは違う、天候に左右される大海原。それを前提とした練習だが、まず初めのレクチャーは「浮く」練習だった。浮くことを意識すれば逆に速くなるという。「吐いて、吸って、止める」という呼吸や泳ぐ姿勢など、浮くための基本動作を身体に覚えこませる。また、オープンウォーターで注意すること、ブイの周り方、前方確認など、実戦に即した練習も合宿で網羅。持久系の運動において大事になるのは、ゆっくり、長く、動き続けることゆえ、無駄な動きを極力排しながら抵抗を減らすことへの意識が不可欠だ。

TRAINING|BIKE 40km
原理を知ることで疾走! 疲れにくいバイクの作法
トライアスロンの3種目のなかで唯一、道具を使う種目ということでギア好きにはたまらないバイク。GLTのサポートもしてくれているトライアスロンプロショップ「Hi-RIDGE」に各々が相談に行き、ロードバイクやトライアスロンバイクなどとっておきの1台をゲットした。ホノトラ終了後、「課金すればするほど速くなるというのを実感した」との声もあり、沼にハマるメンバーも。練習では、疲れない効率のいいペダルの回し方などをレクチャー。転んだ際の心得から曲がる時の重心のかけ方など、通常の自転車とは異なるバイクの基本動作を学ぶ。

TRAINING|RUN 10km
駆けっこと侮ることなかれ。身体に負担をかけない走りを
小さい頃から慣れているランニング練習ということで、和んだ雰囲気のなか練習は行われた。しかし、トライアスロンにおいてのランは、海を泳ぎきり、バイクで長距離を走ってからの最終種目。スイムで脚が浮腫み、バイクで下半身の筋肉は消耗している。実は通常のマラソンとは異なる思考が求められる。大きな筋肉を使ってガシガシと推進力を持って前に進むのではなく、極力身体に負担をかけない走りが必須。足が地面に着地する時、着地した際の反発力をいかに上手に使うのかを学ぶため、姿勢と着地についてのドリルが繰り返される。

ビジネスアスリート必携! GLTを支えた逸品
メンバーが支払う活動費のなかには、アスリート御用達の逸品の数々も含まれている。メンバーとともに戦った逸品を一挙ご紹介!
挑戦者求む!
GLT第7期生募集開始!
GLT第7期生募集開始!
超初心者を対象としたゲーテのトライアスロンチーム「GLT」。今年で7期目となり、OB、OGのつながりもより強固に。大人だからこそ、挑戦することに大きな意味がある。高みを目指すすべての人を応援したい。未経験者大歓迎! 新たな扉を開けてみてほしい。

説明会開催!
日時
2025年8月6日(水)19:30〜
場所
幻冬舎(東京都渋谷区千駄ケ谷四丁目9番7号)
概要
目標|ホノルルトライアスロン2026に出場&完走!
募集対象|トライアスロンレース未経験者、未完走者。泳げない、走るのが苦手など、どんな方でも歓迎!
募集人数|最大20名
参加料金|40万円
※合宿宿泊費、ホノルルトライアスロンエントリー費用および旅費は別途
活動スケジュール
期間|2025年10月から2026年5月
チーム練習会|全6回(月1回)都内開催予定 ※練習はプロのコーチが指導
チーム合宿|1回(2026年4月想定)
募集スケジュール
期間|2025年6月25日(水)より開始し、7月25日(金)締め切り
※主催者および、コーチによって最大20名のチームメンバーを選考・選出
SPECIAL OFFER
参加者全員に40万円相当のアイテムをプレゼント!
1.オリジナルトライスーツ
2.オリジナルバイクジャージ
3.バイクヘルメット
4.バイクシューズ
5.サングラス
6.GPSスポーツウォッチ
7.ウェットスーツ
8.ランニングシューズ
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※アイテムの内容は場合によって、変更することがあります。
トライアスロンプロコーチが強力サポート!

2024年度、2025年度のホノルルトライアスロンの優勝者でもある。自身の競技経験とコーチング経験をもとに、日々アップデートされる情報を取り入れ、柔軟かつ根気強く指導。