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2023.09.01

世界中のクリエイターが集うメンバーシップクラブ「Soho House」とは

会員制とは、仕事場と家庭以外の“拠点”であり“サードプレイス”、そして、そこは人生を間違いなく豊かにしてくれる。いい大人たるもの持っておきたい、それが現代における最新のメンバーシップだ。今回は、クリエイターのためのメンバーシップクラブ「Soho House」を紹介する。【特集 会員制という愉悦】

「Soho House」New York

世界中に居場所を持つ

最近、日本でも耳にする機会が増えてきた「Soho House」。クリエイターのみに開かれたこのメンバーシップクラブが今、じわり日本でも広がりを見せている。

「SohoHouse」は、1995年、ファウンダーであるニック・ジョーンズによりイギリス・ロンドンで誕生した。2003年ニューヨークでのオープンを皮切りにそのフィールドを世界に広げ、ロサンゼルス、マイアミ、トロント、シカゴと続き、直近ではローマ、パリ、バンコク、ムンバイなど。今では世界各地に41の拠点と80を超える都市でのメンバーシップコミュニティを構えるワールドワイドなメンバーシップクラブへと成長を遂げている。

いわゆるエグゼクティブのためのメンバーシップとは一線を画す「Soho House」に属するのは、ファッション、アート、音楽、映画など、時代を牽引するクリエイターたちだ。

「年齢も人種も性別もパーソナリティもバックグラウンドもみんな違う、その多様性こそが新しいクリエイションを生みだし、『Soho House』を特別なものにするんです」

グループメンバーシップディレクターのドミニク・ベラス氏はそう語る。メンバーに必要なのは、地位でもお金でもない。多種多様な“クリエイティヴィティ”こそが入会条件だ。ただし、入会には最低2名の既存メンバーからの推薦と運営組織による厳しい審査をクリアする必要がある。誰しもが申しこめばメンバーになれる、というわけでもないのだ。

見事審査を突破したメンバーに与えられる証が、専用アプリへのアクセス権。これと同時に、世界中に自分の“居場所”が誕生する。

「Soho House」New Yorkのプール
ニューヨークの街を一望できる「Soho House, New York」のルーフトッププール。

メンバーになると、いったいどんな体験が待っているのか。メンバーは、“ハウス”と呼ばれる世界中の「Soho House」にアクセスできるだけでなく、所属する世界中のクリエイターたちとつながり、交流もできる。

各拠点にはビジネスシーンで使えるワークラウンジをはじめ、レストラン、バー、ジム、スパ、サウナ、シネマ、ホテルにいたるまで、気分が上がるさまざまなコンテンツが用意されている。オフィスとして利用することもできれば、ジムで汗を流したり、晴れた日はルーフトッププールで寛ぐのもいい。お腹が空いたら活気溢れるレストランで食事したり、バーで仲間や同僚とソーシャライジングしながら「Soho House」ライフをエンジョイすることも。

さらには、毎日のように開催されるウェルネスプログラムや各種催し、年に数回開催されるビジネスサミット、ミュージックフェスティバルなど、世界規模で開かれるビッグイベントも盛りだくさんだ。

見るからにお洒落な雰囲気漂う空間は、すべてインハウスのデザインチームが手がける。

「我々が大切にしているのは、メンバーが我が家のようにリラックスした時間を過ごせるアットホームな空間づくり。その土地ごとのカルチャーや職人ともコラボレーションしながら、いつ、どこで、どんなシチュエーションでも、ほっと寛げる場所であることを第一に考えています」(べラス氏)

センス溢れる空間でいつでも働けて、楽しめて、泊まれる場所が世界中に生まれる、まさに夢のようなメンバーシップだ。

「Soho House」Londonのプール
銀行をリノベーションしたホテル、「The NED, London」のプール。
「Soho House」Londonのバー
BBC旧本社ビルをリノベーションした「White City House, London」のバー。

約30年もの歴史をもつ「Soho House」が、なぜ今、日本で盛り上がりを見せているのか。

「Soho House」は、もともと“ハウス”がある街の人だけが所属できるメンバーシップクラブとして始まった。そんななか7年前から「Cities Without Houses」(=ハウスを持たない都市、以下CWH)という、拠点がない都市の人たちに向けたメンバーシップ制度が新たに加わったのだ。ミラノ、香港、パリ、サンフランシスコから始まり、世界80都市で展開。東京もそのひとつだ。

拠点こそないものの、CWHのメンバーになれば、世界中の「Soho House」が使えるようになる。「Soho House」はヨーロッパ、アメリカを中心とする都市に展開しているので、日頃から海外に行く機会の多い人にはうってつけだ。出張の拠点に活用したり、旅のデスティネーション、さらにはゲスト枠を使って自分にしかできない特別なおもてなしもできる。

“NO PHOTOS”がハウスルールゆえに、プライバシーも徹底されているので、どんなゲストでも安心して招待できるのも魅力のひとつ。東京ではCWHメンバー向けにエクスクルーシブなイベントが毎月開催され、日本のメンバー同士はもちろん、世界中から訪れるメンバーと出会うきっかけにもなる。2023年は、京都と大阪でもCWHのスタートが予定されていて、これまで以上に話題の年になっていくはずだ。

「CWHを通して、日本とのシナジーを実感している」(べラス氏)ということだから、いよいよ日本でも“ハウス”のオープンを期待できる日が来るのかもしれない。

今後の展開に胸が膨らむ。

ドミニク・ベラス氏
DOMINIQUE BELLAS
「Soho House」にジョインして11年。Cities Without Houses立ち上げ後は、グループメンバーシップディレクターとして80都市のメンバーシップコミュニケーション、イベントを統括する。

世界各地の「Soho House」

その他、ベルリン(ドイツ)、アムステルダム(オランダ)、ストックホルム(スウェーデン)、ミコノス島(ギリシャ)、ローマ(イタリア)、ムンバイ(インド)、マイアミ(アメリカ)など、41の拠点を展開中……。

▶︎ Become a Member
公式サイトから申し込む。2名の既存メンバーからの推薦と運営組織による審査をクリアする必要がある。入会金はなし。年会費はメンバーシップのタイプ・条件により算出される。

Soho House
4タイプのメンバーシップ(Soho House/Cities Without Houses/Soho Friends/Soho Works)がある。Cities Without Housesは2016年に東京でスタート。2023年秋には京都・大阪でも展開予定。現在のメンバーは世界で160,000人以上。
https://www.sohohouse.com/

【特集 会員制という愉悦】

この記事はGOETHE2023年10月号「総力特集:会員制という愉悦」に掲載。▶︎▶︎購入はこちら

TEXT=Mio Imai

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