会員制とは、仕事場と家庭以外の“拠点”であり“サードプレイス”、そして、そこは人生を間違いなく豊かにしてくれる。いい大人たるもの持っておきたい、大人の遊び場をまとめて紹介! ※GOETHE2023年10月号の記事を再編。【特集 会員制という愉悦】
1.愛車を駆る! 唯一無二の会員制ドライビングクラブ「THE MAGARIGAWA CLUB」
900馬力が当たり前となった最新ハイパーカーや、アート的価値の高い億超えクラシックカーなど、たとえ希少な1台を手に入れても、日本では愛車を存分に走らせる場所がない。クルマは走らせてこそ! そんな我儘をかなえる究極のプライベートドライビングクラブが、千葉県南房総市に誕生した。
その名も「THE MAGARIGAWA CLUB」。構想から約8年、2023年7月末に行われたオープン記念イベント「房巛走巛祭- BO SO SAI-」の開幕をもって、このたび本格開業にいたった。
“世界に唯一のドライビングクラブ”をコンセプトに、コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッドが手がける。日本の伝統建築とモダンを融合したクラブハウスや、テラスつきのプライベートヴィラなど、アジア初の会員制ドライビングクラブにふさわしい、リゾート感の漂う施設やホスピタリティ溢れるサービスが満載だ。
2.会員権3800万円! 噂のラグジュアリー会員制ゴルフ場「ザ セイントナイン 東京」に潜入
公式HPやSNSはなく、広告も打たない。コースの情報はおろか、会員募集要項さえも明らかにされていない。2023年6月9日にオープンした完全招待制による究極の会員制ゴルフ場「ザ セイントナイン 東京」の実態は、今なお謎のベールに包まれている。
会員の募集は完全クローズド。だが、富裕層の反応は早い。450枠ある会員権のうち、先行販売された350枠は瞬く間に完売。会員には日本を代表する経営者や資産家、著名人など錚々(そうそう)たるメンバーが名を連ねており、2023年10月1日から残り枠の追加募集が行われるが、1枠になんと約3800万円もの値がついているというから驚く。
3.都心の屋上で贅沢グランピング。秘密の遊び場「SUNSET PARK CLUB」とは
都内某所の高層ビル。そのルーフトップに「SUNSET PARK CLUB」はある。ここは時間帯によって表情を変える都心の眺望を楽しみながら、夏はプールで疲れを癒やしたり、BBQを味わったり、冬はこたつで鍋を囲んだりできるメンバーシップパークだ。
例えばプールに浸かったあとは水着のままデッキチェアにゴロンと寝そべることもできるし、寒ければ焚き火台で暖まることもできる。ハンモックに揺られながらリラックスし、読書をするのもありだ。BBQは準備から焼くまでをすべてスタッフにやってもらい、自分たちは食べるだけでいい。
4.都心から約1時間! エグゼクティブのための会員制グランピング施設「TOKYO CLASSIC CAMP」に潜入
都心からクルマでおよそ1時間。千葉市にある「TOKYO CLASSIC CAMP」は、およそ2万㎡の敷地に5棟のキャビンと6つのテントが設置された会員制のグランピング施設だ。
すべてのキャビンには冷暖房をはじめ、焚き火台やキッチン、ピザ窯、BBQグリルなどが揃い、冷蔵庫にはシャンパンやクラフトビールがズラリ。食事のメニューにはバーベキューボックスや特製香辛スープ鍋、スリランカカレーなどが用意され、便利で豊かな美味しい食体験ができるようになっている。食材を持ちこんで自分たちで好きな料理を作ることも可能だ。
5.会議、カラオケ、映画鑑賞、エンタメも! 進化した会員制サウナとは
フィンランドやドイツでは、接待や会議の場としても使われているサウナ。お互い裸になることで、何事も包み隠さずに本音を語れるのだとか。
インナービューティを追求するエステプロ・ラボが手がける「THE PROLABO SAUNA」は、そんなビジネス利用をしたくなる会員制サウナ。
一般的なフィンランド式やドライ式とは異なり、富士山の溶岩プレートを使用することで、床面から遠赤外線とともに、蒸気とマイナスイオンを同時に発生させる。そのため息苦しさなく身体の芯からリフレッシュ。頭が冴え、いいアイデアが生まれてきそう。
6.所有せずにシェアする、話題の会員制別荘「ADD Second House」とは
別荘を購入しても、不在時の管理や清掃が気になる。1ヵ所だけではなく、季節に合わせてさまざまな場所で、別荘ライフをじっくり楽しみたい。
そんな願いをかなえてくれるのが、創業から3年足らずで、すでに第4期まで会員権が完売している会員制別荘ブランド「ADD」。人気の景勝地に別荘を所有せずとも、日本各地にある別荘を必要な回数だけ利用できるとあって、2021年に実施された会員権の第1期販売では、30口がわずか30分で完売した。