美食を探求する四兄弟・秋元康、小山薫堂、中田英寿、見城徹が選ぶ、最強のレストランガイド「ゲーテイスト2026」。会員制や限定オープンのお店……そこはメディアやSNSでは目にしない、許されたゲストのためだけの特別な場所。「弩級のエクスクルーシブ」から、今回は東京・港区某所の「おでん宵音」を紹介する。

見城「軽やかでヘルシー。いくら食べても食べられる」
1ジャンル1店舗ごとに限定100名の会員を募るという独特の形態で、鮨、焼肉などの会員制レストランを展開しているNIGIRI。2025年はおでんと焼きとんの店をオープンさせた。現代アートをアクセントにした静謐な空間も人気の理由。今後は町中華、ラーメンなどの新店舗を企画しているという。
見城 ゲーテイスト2025で紹介した会員制焼肉『未完』の隣にできたんです。経営は同じく『Wakiya』(赤坂)で総支配人を務めていた萩原清澄さん。1ジャンル1店舗ごとに限定100名の会員を募るという仕組みがユニークだよね。
秋元 僕は会員の方に連れていっていただきました。
見城 おでんっていろいろ食べたいけどいつの間にかお腹いっぱいになってしまって、もっと食べたいのに食べられなくなってしまうじゃないですか。でも『宵音』のはいくら食べても入る。軽やかでヘルシーなんだよ。
小山 塩梅がいいんですね。
秋元「関西風でも関東風でもない絶妙な味わい。唯一無二のおでんです」
秋元 「関西風? 関東風?」とよく聞かれるのですが、そのどちらでもない独自の“おでん”じゃないですかね?
見城 料理人は『なだ万』で日本料理の修業をみっちり積んだ矢野晃平さん。開業前にあちこち食べ歩いて、上品だけれどほっこりするという『宵音』ならではの味をつくりあげたそうです。
秋元 素晴らしいアート空間でいただく「おでん」というか「O・DE・N」は感動のレベルです。ハイエンドな雰囲気とホッとできる味のバランスをおでんで表現するのは難しかったのでは?
見城 試作を重ねて生みだした基本の味をベースに、気候・天候で出汁の味、塩味のバランスを毎日変えているそうです。
中田 真心が感じられますね。
見城 会員を飽きさせないために味噌おでんも用意していますし、イベント的に静岡の“黒おでん”など地方の名物や海鮮尽くしなどもやっています。
小山 〆は何が?
見城 会員の「こんなの食べたい」という我儘を参考に臨機応変で3、4種類。カレーや中華、エスニック風もあります。
小山 ぜひ連れていってください。
おでん宵音/Oden Yoito
デザインのコンセプトが店名の『宵音』。宴の賑わいが音(振動)として夜中(宵)に鳴り響いている、というもの。店の入口や2階に上がる階段は出迎えの象徴である暖簾を存在感のある縄で製作し、風や人の往来で揺らぐ力強い縄の表情がゲストの気分を高揚させる。
住所:東京都港区某所
TELほか会員募集情報は非公開
Instagram:@odenyoitotokyo
この記事はGOETHE 2026年10月号「総力特集:レストランなくして人生なし ゲーテイスト2026」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら








