美食を探求する四兄弟・秋元康、小山薫堂、中田英寿、見城徹が選ぶ、最強のレストランガイド「ゲーテイスト2026」。料理人の矜持と覚悟が圧倒的な感動をもたらす「名料理人の情熱」から、今回は京都・上高野の「研野」を紹介する。

小山「注目の料理人が開いた、今、京都で一番話題のお店です」
店主の酒井研野氏は、京料理『菊乃井』での10年間の修業を経て、イノベーティブフレンチ『LURRA˚』や、ヌーベルシノワ『京静華』などで経験を積んだ料理人。2021年に岡崎で『日本料理 研野』を開業し、瞬く間に人気店に。2026年5月、上高野に移転し、料亭へと進化を遂げた。
小山 岡崎でオープンした時にも「ゲーテ」で紹介したお店ですけど、2026年5月に上高野へ移転。高野川のほとりのお屋敷を3年かけて改装して新たに料亭をつくったんですよ。高野川は蛍が飛ぶようなきれいな川です。
見城 カウンターの日本料理店だったよね。新しいお店は料亭なんだ?
小山 そうなんです。今どき料亭をって、いい意味で奇特じゃないですか。店主の酒井研野君は昔『菊乃井』に勤めていた頃に出場した「RED U-35」で準グランプリを獲得。僕が今、一番推している料理人です。まだ30代なんですけど、日本料理を極めたいと思って料亭をつくったんだとか。きっと結構な額の借金をして古いお屋敷を買ったんだと思うんですよ。その気構えに頭が下がります。
見城 立派だね。
小山 はい。研野君に憧れて韓国から修業に来る若い料理人もいたりして、とにかく今、京都で最も注目されている日本料理のお店です。
中田 岡崎にあったお店には行ったことがありますけど、すごく流行っていましたよね。
小山 予約がなかなか取れない人気店でした。研野君は『菊乃井』を出た後に名中華の『京静華』で修業したので、コースには必ず宮本シェフ直伝の叉焼が出てきます。これが絶品。目の前で炭火で仕上げてくれます。料亭だけに、季節を映す八寸なども提供。また、夏はコースの中に冷麺を組みこむなど、気の利いた試みもしています。
見城 京都に行く時はぜひ行ってみたいね。
中田 僕も行ってみたいです。
小山 ぜひ。場所はちょっと遠いですけど、今はまだ予約が取れると思いますよ。
秋元 これは予約しなきゃ。
研野/Kenya
元は義太夫の三味線奏者の別宅を3年かけて改装。高野川のせせらぎや、四季折々に表情を変える庭園の深緑を取りこんだ設計が特徴。
住所:京都府京都市左京区上高野下荒蒔町12-3
TEL:075-708-6800
営業時間:12:00~、18:00~(一斉スタート)
定休日:日・月曜、火曜の昼
座席数:カウンター9席、個室2室(2~16名)
料金:コース昼¥22,000、夜¥33,000
※予約は予約サイトから受け付け
Instagram:@sakai_kenya
この記事はGOETHE 2026年10月号「総力特集:レストランなくして人生なし ゲーテイスト2026」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら







