月に1度は沖縄を訪れるという沖縄ツウ、ダイニングイノベーション・西山知義のおすすめグルメスポットをまとめてお届け! ※GOETHE2024年9月号掲載記事を再編。
1.外食業界のカリスマ・西山知義が絶賛、那覇の人気沖縄居酒屋「まーちぬ家」
月に1度は沖縄を訪れて、現地の仲間とゴルフや食事を楽しみながらリフレッシュするというダイニングイノベーションの西山知義氏。沖縄に滞在する際は那覇に1泊、名護の別荘に2泊、東京へ帰る前日にまた那覇に1泊するというのがお決まりのスタイルだという。
そんな西山氏が那覇での滞在中に特に楽しみにしているのは、沖縄ならではの食だ。
「沖縄に来た時は“沖縄らしさ”を満喫したいので、南国ならではの食材を使用した料理にこだわります。現地の仲間とワイワイ盛り上がりながら食事をする時間が最高に楽しいんです」
なかでも西山氏が何度も訪れるほど、那覇でお気に入りなのが、ローカルに愛される老舗居酒屋「まーちぬ家」。
「沖縄料理はいろいろと食べ歩いてきましたが、ここは何を頼んでも絶品なんです。味つけ、火入れともに完璧で、今まで食べてきた沖縄料理屋で一番美味しい。お店のさり気ない心尽くしにも、感動します」
2.全国からファンが集う、那覇のあぐー豚しゃぶしゃぶの店「食彩酒房まつもと」
「バラ肉だけを使用しているのに食べ飽きることなく、いくらでも食べられる。あぐー豚と野菜の旨みが染みわたった鍋でいただく、〆の雑炊まで絶品なんです」
沖縄固有の豚であり、とろけるような甘みが特徴のあぐー豚。その旨みを存分に堪能できるのが、しゃぶしゃぶ専門店の「食彩酒房まつもと」だ。
あぐー豚は脂の溶ける温度が低く、口の中でサッと溶けてサッパリ食べられるので、脂身が苦手な人でも食べやすい。豚しゃぶは茹ですぎると美味しさが半減してしまう。そんななか、ここは肉や野菜のベストなタイミングを知り尽くして、絶妙な火加減で一番美味しい状態で提供してくれるのが人気の理由だ。
3.「味も雰囲気も一番沖縄らしい」ツウな大人が薦める、沖縄そばの名店「すーまぬめぇ」
「沖縄そば屋のなかで、味も雰囲気も一番沖縄らしい」と教えてくれたのは、知る人ぞ知る名店「すーまぬめぇ」。
閑静な住宅街に佇み、沖縄伝統の木造古民家を改装した店内は、畳敷きで居心地のよい空間。オーナーの渡嘉敷翔太さんの父親、勇さんの“毎日でも食べられるそばをつくりたい”という想いがきっかけでお店を始めたという。
鰹出汁が香る自慢のスープは、雑味がなく透明感が際立つ味わいが魅力。コシのあるストレートの細麺との相性も抜群だ。
4.滞在中何度も食べたくなる、沖縄名物「富士家ぜんざい」
「甘いものは普段あまり食べないのですが、これだけは名護の別荘の冷凍庫にストックするほど好きなんです」と、滞在中何度も食べるというのは、沖縄名物の「富士家ぜんざい」。
かき氷と金時豆、つけ合わせの亀せんべいのセットで提供されるぜんざいは、豆の煮汁を凍らせたかき氷を使用。すっきりとした味わいで甘さ控えめなので、甘いものが苦手な人でも食べやすい。
5.連日賑わっている、那覇のハンバーガー店「Maverick」の絶品チーズドッグ
ローカルから県外までボリューミーなハンバーガーを求める人で連日賑わっているのは、ハンバーガーショップ「マーベリック」。
「ハンバーガーももちろん美味しいけど、ここのチーズドッグが絶品なんです」と、イチ押しするのは、チェダーチーズとホワイトソースを贅沢に使用したオリジナルのホットドッグだ。
小麦の香りが広がるバンズに挟まれた、島豚のソーセージは、肉質が柔らかくジューシーで食べ応え抜群。
6.最高にクレイジーで刺激的な夜を過ごしたいなら、沖縄のエンタメバー「ひーこーんところ」へ
「日本一のエンターテイナーがいるすごい場所がある」と、こっそり西山氏が教えてくれたのは、普天間の住宅街にひっそりと佇む怪しげなカラオケバー。恐る恐るドアを開けると、店内カウンターの中央でひと際異彩を放つ人物がジョークとともに明るく迎え入れてくれる。
ピチピチのタンクトップ姿にマッキーで髪の毛を描いた頭で独特の存在感を出しているのがこの店のオーナー、ひーこーさんだ。歌って、踊って、華麗に酒を注ぐ彼のエンタメショーに魅了され、日本全国からファンがこの店に集まってくる。