沖縄に“住む”となれば、知っておきたいのが特別な気分と料理を味わえる美食レストラン。今、行くべき注目店を厳選してご紹介。今回は、古宇利島の「6SIX(シス)」。【特集 沖縄に住む】
小宇利島で海を眺め堪能する約35品に凝縮された“沖縄”
コバルトブルーの海と古宇利大橋を望む眺めが素晴らしい「6 SIX」。コースがスタートした途端次々に運ばれてくるアミューズブーシュに目が釘づけに。色も形も食材も実にさまざまな14、5品ものミニチュア料理がテーブルを埋め尽くす。
器使いもユニークで、作家ものもあれば、サボテン、乾燥させた豆の鞘、石、流木など森や海で見つけたもの、ワイヤーや木の端材で手づくりしたものなどモダンアートさながらだ。
シェフの小杉浩之さんは名古屋でフランス料理店を営んでいたが、2018年に沖縄に移住。
「この土地が持つパワーが自分のなかに宿ってインスピレーションを刺激してくれた。アイデアが次々に湧いてくるんです」
沖縄の食材を中心に熟練のフレンチの技術と卓越したセンスで唯一無二のひと皿に仕立てる。「ここでしかでしか味わえないものでお客様に喜んでもらうのが楽しくて仕方ない」と満面の笑顔。
2023年ジャパンタイムスが選ぶディスティネーションレストランのひとつに選ばれ、その世界観に、さらなる注目が集まっている。
6 SIX/シス
住所:沖縄県国頭郡今帰仁村古宇利499-1
TEL:0980-563-733
定休日:水曜
料金:コース¥27,500
この記事はGOETHE 2024年9月号「総力特集:人生の楽しみ上手が集う島 沖縄に住む」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら