連載「ヴィンテージウォッチ再考」の第131回は、ロレックスの「GMTマスター Ref.6542」を取り上げる。

特異な雰囲気を放つベゼルインサートとダイヤル
ヴィンテージロレックス全般を通じて、高い人気を誇る「GMTマスター」のファーストモデルが「Ref.6542」だ。
歴代の「GMTマスター」で唯一リューズガードがないデザインは特別な雰囲気を放っている。
こちらで紹介する個体の特筆すべき点は、コンディションだ。
割れやすいベイクライト製のベゼルインサートは、文句の付けようがない保存状態を保っている。
さらには、夜光塗料がラジウムのため劣化しやすいダイヤルで、驚くほどの艶感を持っている。これは非常にレアなケースだ。
これらの条件のため、価格は2千万円近くするが、このコンディションなら妥当だと言えるだろう。
これほどの個体を手に入れるだけのチャンスは錚々ない。気になる方はぜひ実機を手にとってみてほしい。その凄まじいオーラに圧倒されるはずだ。
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