人間はあらゆる時間軸のなかで生きている。さまざまなライフシーンに似合う時計を選ぶことは、限られた時間を謳歌するために必要なことだ。パーティーウォッチ編。【特集 人生を豊かにするLUXURY WATCH】

ドレスコードを時計でハズす、が上級者
ビジネスパーソンにとって、さまざまなパーティーに参加することは仕事のひとつ。もてなす場合ももてなされる場合も、大切なのは場の空気を壊さないこと。そのためにドレスコードを正しく意識することは、最低限のマナーとなる。
しかしその一方で、自分らしさを表現しなければ、他の参加者のなかに埋もれてしまうだろう。そこで重要になるのが腕時計だ。手元はドレスコードに抵触せずに、ある程度の自由が許される部分。それでいて目立つ場所でもあるため、自分らしさを表現するのに向いている。
今年だったらポップカラーのロレックス「オイスター パーペチュアル 36」がその筆頭。シックでモノトーンな着こなしに合わせると楽しそうだ。王道のタキシードに合わせてハイエンドウォッチをサラリと取り入れるスタイルも楽しい。グルーベル・フォルセイのハイエンドなホワイトウォッチは最高のアクセントになるだろう。
もちろん宝石を可憐にあしらったり、素材やデザインで個性を加えたりするのも正解。パーティー会場では、どうしてもファッションでは差をつけにくい。だからこそ手元の時計が、いい働きをしてくれるのだ。
1.ロレックス|オイスター パーペチュアル 36
トラディショナルな時計だが、1970年代末に導入された「ジュビリーモチーフ」を再解釈し、10色のラッカーを用いて大胆なマルチカラーで「R-O-L-E-X」の文字を幾何学的に並べた。華やかで楽しい時計は、つけているだけで気分が盛り上がる。

2.グルーベル・フォルセイ|バランシエール コンヴェクスS2
角度をつけて設置したテンプなど、先鋭化したエンジニアリングを取り入れた高性能ウォッチだが、ホワイトセラミックの華やかなケースに収めることで、手元が華やぐポップな時計に仕上げた。世界限定11本。

3.タサキ|カオス WAC 0118
女性デザイナーのフィオナ・クルーガーがデザインした時計で、マザー・オブ・パール製のダイヤルの上にブラックのドットを重ねることで混沌とした世界を表現。専用ムーブメントを搭載し、カットオフした部分から機構を見せるなど、細部まで凝っている。
4.ハリー・ウィンストン|HW オーシャン・バイレトログラード オートマティック 42mm
ケースなどに367個(約4.5ct)のダイヤモンドをセッティング。時刻表示をオフセットしたダイヤルは、ホワイトのマザー・オブ・パールを使用して、煌びやかな世界を作りだす。ふたつのレトログラード表示は、曜日と秒針だ。

右:ハリー・ウィンストン「HW オーシャン・バイレトログラード オートマティック」 42mm自動巻き、18KWGケース、径42.2mm。¥12,914,000(ハリー・ウィンストン/ハリー・ウィンストン クライアントインフォメーション TEL:0120-346-376)
5.ピアジェ|ピアジェ アンディ・ウォーホル
1970年代、天才芸術家が愛したTVスクリーン型ウォッチは、ダイヤルにオーナメンタルストーンを使うことでさらに華やかなムードに。このモデルではブルークオーツを採用しており、鮮やかな色彩で手元に色気を加える。

6.コルム|アドミラル 36
ヨットの金具をイメージした12角形ベゼルや海洋国際信号旗を用いたインデックスなど、リッチな海の世界を表現するマリン系ラグジュアリースポーツウォッチ。小ぶりなケースながら、コンビ素材やベゼルのダイヤモンドで華やぐ。

7.フランク ミュラー|グランド カーベックス マスター ジャンパー スケルトン
時、分、日付の表示を、瞬時に切り替わるディスクで行うトリプルジャンピング機構を搭載。スケルトンのダイヤルからその動きを観察可能だ。そのダイナミックで華やかで、ロマンティックな時の表現を楽しみたい。

8.アントワーヌ プレジウソ ジュネーブ|シエナ
イタリアの古都シエナの名所カンポ広場の塔時計に魅せられたアントワーヌ・プレジウソが製作した、40年の時を経ても色褪せないロングセラー。飾り針とマザー・オブ・パールダイヤルの組み合わせで、優しい時をつくる。小ぶりなのでシェアウォッチとして使っても楽しい。

この記事はGOETHE 2026年8月号「総力特集:人生を豊かにするLUXURY WATCH」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら

