美術館では決してできない体験がある。世界屈指の「北斎漫画」コレクターが選び抜いた名作を、ガラスケース越しではなく間近で鑑賞し、その解説を本人から直接聞く――。そんな1日限りの知的体験が、2026年7月26日(日)、帝国ホテル 東京で実現する。葛飾北斎「冨嶽三十六景」、歌川広重「東海道五拾三次」など、日本美術史を代表する名作を、浦上満氏の解説とともに鑑賞できる貴重な機会だ。

浦上満氏が案内する、本物の浮世絵の世界
最大の魅力は、世界有数の浮世絵コレクションを、ガラスケースに遮られることなく至近距離で鑑賞できることだ。
作品に近づけば、北斎や広重が描いた一本一本の線、何度も摺りを重ねて生まれた色彩の奥行き、和紙ならではの風合いまで感じ取ることができる。
美術館で名画を眺めるのとは異なり、「作品そのもの」と向き合う時間。それこそが、この特別鑑賞会ならではの醍醐味である。
案内役を務めるのは、東洋古陶磁の専門美術商「浦上蒼穹堂」代表であり、世界屈指の「北斎漫画」コレクターとして知られる浦上満氏。
半世紀以上にわたり浮世絵を蒐集し、「北斎づくし」「HOKUSAI―ぜんぶ、北斎のしわざでした。展」など数々の大規模展覧会を手がけてきた、日本を代表する古美術商だ。
当日は浦上氏による基調講演に続き、本催事のために選び抜いた作品を解説。作品が生まれた時代背景や見どころ、作者の技巧まで、専門家ならではの視点で紐解いていく。
知識を得てから作品を見ることで、浮世絵は単なる「美しい絵」ではなく、江戸の文化や人々の暮らし、美意識を映す芸術として、より立体的に感じられるはずだ。

東洋古陶磁の専門美術商「浦上蒼穹堂」代表。1951年東京都生まれ。1987年以来、全国50以上の美術館で「浦上コレクション 北斎漫画展」を開催。また大規模な北斎展として、特別展「北斎づくし」(2021年)、「HOKUSAI―ぜんぶ、北斎のしわざでした。展」(2025年)なども企画開催。2016年第10回国際浮世絵学会賞を受賞。現在、国際浮世絵学会常任理事、東洋陶磁学会特別会員。
名作の「初摺」と「後摺」を見比べる、特別で贅沢な展示
見逃せない展示のひとつが、歌川広重「名所江戸百景 大はしあたけの夕立」の「初摺」と「後摺」の比較展示だ。
同じ版木から制作される浮世絵でも、摺られた時期によって線のシャープさや色彩の鮮やかさは変化する。
普段、美術館ではなかなか比較する機会のない2作品を見比べながら、その違いを体感できるのは、本催事ならではの貴重な企画と言えるだろう。
浮世絵を「知識」として学ぶだけではなく、「本物を見ることで理解する」。そんな贅沢な体験が待っている。

帝国ホテルが提案する、日本文化を五感で味わう知的体験
本イベントは、帝国ホテルのオンラインモール「ANoTHER IMPERIAL HOTEL」が展開する体験シリーズ「JAPANESE ESSENCE SALON」の第二弾として開催される。
日本各地の文化や伝統を、“五感で味わう”ことをテーマに、美術鑑賞や落語など、一流の文化体験を年間を通じて企画。単なるイベントではなく、日本文化の価値を未来へつなぐ取り組みでもある。
今回の浮世絵鑑賞会も、その思想を体現する企画のひとつ。本物に触れ、専門家から学び、日本文化への理解を深める――。
美術館では決して味わえない距離で作品と向き合い、世界的コレクター本人の言葉でその価値を知る。その体験価値を考えれば、この一日は決して高くない。
本物を知る人ほど、本物を見に行く。そんな大人の知的好奇心を満たしてくれる、特別な時間になりそうだ。
JAPANESE ESSENCE SALON「特別美術館―浮世絵―」
募集はゲーテ読者限定10名(先着順)。世界有数のコレクションを、解説付きで間近に鑑賞できる貴重な機会を、ぜひ見逃さないでほしい。
日時:2026年7月26日(日)13:30〜17:00
13:30|受付開始
14:00|基調講演
15:00|浮世絵鑑賞(葛飾北斎「冨嶽三十六景」、歌川広重「東海道五拾三次」、歌川広重「名所江戸百景」、喜多川歌麿「画本虫撰」などを浦上氏による解説とともに鑑賞)
16:15|質疑応答・交流(ドリンク&スイーツ付)
17:00|終了予定
場所:帝国ホテル 東京 2階 牡丹・菊の間(東京都千代田区内幸町1-1-1)
参加費:38,000円(税込/1人)
※帝国ホテルのオンラインモール「ANoTHER IMPERIAL HOTEL」公式サイトより事前支払いとなります。
ゲーテ特別枠:10名(先着順。定員に達し次第、受付終了)



