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2026.06.23

「仕事ができない」と思われる人に共通する、3つの特徴【識学13】

「仕事ができない人だと思われたくない」――そう思うあまり、失敗を避けて無難な選択ばかりしてしまう人は少なくない。しかし5,000社以上が導入する組織マネジメント理論「識学」では、その考え方こそが将来の成長機会を失う原因だと考えるという。では、仕事ができない人にはどんな特徴があるのか。識学代表・安藤広大氏に、自責思考との違いや成長できる人との決定的な差について聞いた。【その他の記事はコチラ

「仕事ができない人」と思われる人の共通点。 “成長できない人”の3つの特徴【識学13】

「仕事ができない人」に共通する3つの特徴とは?

他責思考の話でもお伝えしましたが、仕事ができない人の特徴のひとつが、何が自分にとって利益なのかが見えていないことです。逆に言えば、何が自分にとって本当の意味で危険なのかを認識できていない。その危険の認識が正しくできていれば、危険を回避するためにやるべきことが見えてくるはずなんです」

ただ、多くの人は一見「危険」に見えること、例えば挑戦する過程で失敗することが怖くて、それを避ける行動を取ってしまう人も少なくない。

「確かに失敗でダメージを受けたくない気持ちはわかります。でも仕事を長い時間軸で考えれば、失敗や、挑戦することを避け続けることによって成長できないほうが危険ではないでしょうか。たくさん動けばその分、失敗も増えるかもしれません。でも、その経験が成長につながるんです」

安藤氏は、ここに仕事ができない人の2つ目の特徴があると指摘する。

「負けを負けとして認められないことです。自分の失敗から逃げずに認識することはとても大事です。でも失敗したからといって、人生の負けが確定したわけではありません。長い人生の闘いにおいて、負けを活かし続ければ、それはすべて自分の経験になる。負けを活かさない、その時が本当の負けだと思います」

そういう意味では、“時間軸”も重要な要素となる。

「仕事ができない人の3つ目の特徴は、物事を捉える『時間軸』が短いことです。人間は本能的に今この瞬間の利益で動くもの。でも仕事を長い時間軸で考えれば『今失敗したくないから低い目標でいい』『新しいことへの一歩を踏み出さない』といった状態の方が危険だとわかるはずです。

今の利益を優先していては、自分の利益にならないどころか損をする。識学では“恐怖”という言葉で説明しますが、その恐怖の認識を持っているかどうかの差が、最終的に自分が獲得できる利益を分けるんです」

管理職に必要なのは「未来の利益」を見せること

一方で、マネジメントの立場にいる人には、部下にその“恐怖の認識”を持たせる役割が求められる。

「経験が少ない社員は、どうしても今の利益を優先しがちです。だからこそ、『今のラクを優先していると、将来の成長機会を逃して結果的に自分が苦しくなる』ということを、身をもって学ばせてあげる必要があります。そのためには、ある程度強制的なマネジメントが必要になることもあります」

安藤氏は、その一例として営業現場でのテレフォンアポイントメントを挙げる。

「例えば、テレアポを100回やらざるを得ない状況をつくる。本人の今の感覚ではきっと嫌だと思うでしょう。でも100回続けていけば営業のコツを摑んだり、営業そのものを楽しいと思えるようになるかもしれない。それが未来優先型の考え方です」

重要なのは、本人がその価値に気づく前にやめてしまわないことだという。

「でも強制されなければ、例えば30 回ぐらいを嫌々続けて諦めてしまう。それが十分な経験量でなければ得るものもあまりなく、『つまらない仕事だった』という認識だけが残る。

そして『こんな仕事やらせやがって』と、成果が出ない理由を他人や環境のせいにする。他責の感情で終わってしまうと思います」

安藤広大/Kodai Ando
識学 代表取締役社長。1979年大阪府生まれ。早稲田大学卒業。大学時代はラグビー部に所属し、勝敗と向き合う厳しい環境で4年間を過ごす。NTTドコモ入社後、営業としてキャリアをスタート。上場企業への転職を経てマネジメントに携わるなかで、「人のやる気」や「人間力」に依存する組織運営に限界を感じ、識学と出合う。誤解や錯覚を排した明確なルールと仕組みによるマネジメント理論に強く共感し、事業部の立て直しでその有効性を実証。2015年に株式会社識学を設立し、創業4年足らず(3年11ヵ月)東証グロースに上場。現在は延べ5,000社以上の組織改革を支援している。組織マネジメントに関する著書は『リーダーの仮面』などベストセラー多数。「がんばっている人が、正しく報われる組織を増やしたい」という思いが、識学の根底にある。

TEXT=牛丸由紀子

PHOTOGRAPH=杉田裕一

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