英語力ゼロなのに、会社を辞めていきなり渡英した元編集者のお話、第370回。今回は友人の謝罪メールにあった“I crashed on the sofa.”について。

「疲れてソファで壊れた」!? 英語“crash on the sofa”の意味
先日、英語ペラペラの韓国人とオンラインで夜に話す約束をしていました。しかし時間になっても彼女はオンライン上に現れず、メッセージを送っても一向に既読になりません。仕方がないのでそのままその日は寝て、翌朝メールを見たらこんなメッセージが入っていました。
I’m so sorry! I was so tired after work, I crashed on the sofa.
なんとなく「仕事で疲れてソファで寝ちゃったごめん」と言っているのはわかるのですが、“I crashed on the sofa”って不思議な表現だなと思いました。crashは直訳したら「衝突する」とか「つぶれる」ということなので「寝ちゃった」を大袈裟に言った彼女なりのジョークみたいなものかな?そう思いました。
crash=寝落ちする
実は、crashには口語表現で実際にそういう意味があるんだそうです。
ケンブリッジの英英辞典ではこのように意味が説明されています
to sleep, or to stay at a place to sleep temporarily:
一時的にある場所に泊まったり、寝たりすること
to sleep at someone else's house for the night, especially when you have not planned it:
特に予定していなかったのに、誰かの家で一晩寝ること
ソファで寝落ちしたり、友人宅で飲んでいて気がついたら寝落ちして朝になっていたり、そういう時に便利なフレーズでした。
そのままケンブリッジの辞書を見ていたら、さらにcrashにはさまざまな意味があるようです。
こういう例文を見て一瞬、ギョッとしました。
We tried to crash the party, but the bouncers wouldn't let us in.
一瞬「私たちはパーティを壊そうとしたけれど、警備員に入れてもらえなかった」という物騒な話なのかと思ってしまいました。しかしこれはこういう意味があるんだとか。
crash=招待されていないのに入る
この場合は「招待状がないのに、パーティに入ろうとして警備員に止められた」ということでしょう。
ということは、招待されてないパーティに忍び込み、酒を飲んでソファで寝落ちした場合は、crash二重使いでこうなるのでしょうか。
I crashed the party and ended up crashing on the couch.
まぁパーティに忍び込むということ自体があまりないと思うので、特に使えるフレーズでもなさそうです。
ちなみに私は、徹夜明けに小田急線の代々木上原から当時住んでいた経堂駅の自宅に帰ろうとして、小田急線内で寝落ちして新松田駅まで行ってしまったことがあります。疲れた身体には大変絶望的な朝でした。以来、電車ではけっしてcrashしないようどんなに眠くても目を閉じないことにしています。

