英語力ゼロなのに、会社を辞めていきなり渡英した元編集者のお話、第366回。今回は「今日はお酒を飲まない」と伝えるための英語フレーズについて。

直訳は通じない! 「今日はお酒を飲まない」をスマートに伝える“dry”の使い方
お酒が大好きで、気がついたらほぼ毎日飲んでいるのですが、最近は最低でも週2回以上は休肝日をつくろうと意識しています。
先日、シンガポール出張に行った際、毎日美味しい食事とお酒をご馳走になり、休肝日がおざなりになってしまったので、帰りの飛行機では飲まないことを決心していました。いつもなら、ラウンジや飛行機の中で飲みながら映画を観るのが好きなのですが、この時ばかりは肝臓を休ませたいと思ったのです。
「空港のラウンジのご飯美味しいよ。シンガポールのビールも置いてあるよ」
帰り際、そうホテルの人に笑顔で言われて「いや、今日は休肝日だから飲まないんだ」と伝えようと私は思わず、こう言ってしまいました。
Today is my liver-rest day.
レバーレストデー。「休肝日」の、モロ直訳です。
ホテルの方は「??」という顔をしてこちらを見ています。どうやらまったく通じていないようです。
「??」という空気が漂うなか、その場にいた英語ペラペラの日本人の方がハッと気がついてこうフォローしてくださいました。
She is going to dry today.
これを直訳すれば「彼女は今日、ドライになる」です。
頭のなかに、「アサヒスーパードライ」がよぎりました。数日間シンガポールのビールしか飲んでいなかったので、いっきに日本のビールが恋しくなりました。
dry= 禁酒する
どうやらそういう意味があるそうです。
国や地域によっては酒類を売るのを禁止される日があるそうで、そういう日を「dry day」と言ったりするんだそうです。
“today”をつけないと大変なことに? 知っておきたい注意点
ちなみに「禁酒」という意味なので “I am going to dry.”と言ってしまうと「しばらく禁酒する」あるいは「アルコール依存症なので治療をしている」いうことになってしまということ。私の場合は“I am going to dry today”と、必ず「今日」をつけないとならないそうです。
「 “I'm not drinking today.”とか “I'm taking tonight off from drinking.”とも言えるし、その方が簡単なんですけどね。でもDryとも言うんですよ」とその方は教えてくれました。“not drinking today”よりも、dryを使った方が英語にこなれた感じがするので、ぜひ使ってみたいと思います。
ちなみに帰国時、シンガポールの空港でラウンジに入り、ビール注ぎ放題のタップを発見してしまいました。「旅先なので仕方ない」と言い訳をして迷わずグラスを手に取り注いでしまったのはいうまでもありません。

