英語力ゼロなのに、会社を辞めていきなり渡英した元編集者のお話、第373回。今回は、40代の悲哀を乗せた替え歌にあった英語“My Face looks like a creased shirt.”について。

関節痛に顔のシワ… バックストリート・ボーイズの名曲に乗せた40代の切実な悲哀
先日、SNSを見ていたら、こんな投稿が流れてきました。
サビが「Tell me why〜」で有名な、バックストリート・ボーイズの名曲「I Want It That Way」に乗せて読んでください。
I’m over 40
Tell me why
My Face looks like a creased shirt.
Tell me why
Every joint I have started to hurt.
これは、40代の悲哀を乗せた替え歌なのでしょう。
後半の
Tell me why
Every joint I have started to hurt.
は、意味がすぐわかりました。
「なんで、すべての関節が痛みはじめたの」ということでしょう。
私も40代ですが、先日肩を上げると激痛が走り「これが四十肩か……」と震えました。
数日間集中的にストレッチをしたら治ったので、たんなる寝違いだと思いたいです。
しかしながら、前半の
My Face looks like a creased shirt.
の意味はよくわかりませんでした。
しかしこれは単に“creased”という単語を私が知らなかっただけでした。
Crease=折り目、シワ
上記のように名詞としても使えますし、“It's a nice dress, but it creases very easily.(素敵なドレスだけど、すぐシワになるよ)”というように、動詞としても使われるようです。
“crease”はおそらく高校で習うレベルの単語なのですが、「シワ」といったら“wrinkle”一択だった私には、大変学びになりました。
この場合は「顔がくしゃくしゃ(またはシワシワ)のシャツみたい」ということでしょう。
そしてたんに、顔のシワが増えた、というのとも違う、「顔がくしゃくしゃのシャツみたい」。
なんと素晴らしい表現かと思いました。
朝起きて、シーツや枕の跡が顔に残り、正午くらいまで取れない。疲れてくると目が窪んできて、ほうれい線も深くなる。確かに年々シワは増えてはくるのですが、それとは別に、コンディションによって、「なんか“くしゃくしゃ”になっている」ことが明らかにあるのです。
ちなみに先日夜遅く、電車の窓に映った自分の顔を「くしゃくしゃに丸めたハンカチみたいな顔をしているな」と本当にまじまじと思ったことあります。
ちなみに、調べてみたらイギリス英語では“crease up”というフレーズもあるそうです。
“The look on his face just creased me up.(彼の表情に大笑いしてしまった)”というように「笑わせる」という意味になるのだとか。
大笑いすると、顔がくしゃくしゃになるからこう言われているのでしょう。
どうせ「くしゃくしゃのシャツみたいな顔」になるなら、たくさん笑ってなった方がいいかな、そう思った次第です。

