睡眠時間を削る時代は終わった。多忙を極める経営者にとって、睡眠はもはや"削るもの"ではなく、翌日のパフォーマンスを左右する最重要の投資対象である。手始めにやることは、まず己の睡眠を計測して現状を知ること。そして眠る環境そのものへ投資し、最新テクノロジーで眠りをハックする。ポテンシャルを引き出す最適解となる道筋を3ステップで紹介する。今回は「最新の睡眠DX編」。【特集 睡眠投資2026】

STEP 3|最新の睡眠DX
最後は、最新テクノロジーによる睡眠DX。脳・自律神経・環境に、最新デバイスで直接アプローチし、眠りを“ハック"するフェーズだ。STEP1、STEP2はこちら。
1.Sleepisol+(スリーピーソルプラス)|睡眠ケアもDX?
2026年6月に日本へ上陸した韓国発の「Sleepisol+」は、わずか30gの超軽量おでこ装着型ヘッドバンド型デバイス。FDA承認のCES(頭蓋電気刺激療法)から発展させた独自の脳波同調技術を搭載し、就寝前に額へ装着するだけで頭部表面に微弱電流を送り、睡眠時に検出されるデルタ波の発現を促す。睡眠時だけに限らず、集中したい時や、ストレスを感じている時など、4モードを使い分けることもできる。

2.Will Sleep|睡眠テックの最前線
NeuroTx社は、「AIクローズドループ・エレクトロシューティカル(電子薬)」を掲げる、韓国のヘルステック企業。世界最大級のテクノロジー見本市・CES 2026で同社が発表し注目を集めた首元に貼るパッチ型小型デバイス「Will Sleep」は、生体計測をしながら微弱な電気刺激で副交感神経へアプローチし、高ぶった心身をおだやかに切り替えるという発想のもと開発。未来のテクノロジーとして、世界が視線を注ぐ一台だ。

3.Eight Sleep Pod 5|寝床の温度もAI任せ
マーク・ザッカーバーグも愛用する、スマートマットレスカバー「Eight Sleep Pod」の最新世代は、ベッドに敷くだけで、リアルタイムで体温・室温を計測&解析。カバーには水が内蔵されており、その温度を睡眠段階に合わせて13〜43℃の間で自動調整し、快適な睡眠温度を維持してくれる。暑さ寒さで目覚める夜に別れを告げ、朝までの深い眠りを設計する、最新のバイオハック寝具だ。

4.Bia Smart Sleep Mask|頭を冷やして、より深く眠る
米Bia社のスマートアイマスクは、脳の温度に着目した最新の睡眠アプローチを実現するデバイスだ。完全遮光に加え、脳波センサーと半導体冷却機能を内蔵。脳波で睡眠を測定しながら、眠りが深まるタイミングで前頭部をピンポイントに冷やし、より深い睡眠へと誘う。脳波に合わせて光と振動でおだやかに覚醒へ導くスマートサンライズアラーム機能や、時差ぼけ対策のタイムシフト機能なども搭載。

5.Sleepal AI Lamp/XSmart|何も着けずに、眠りを測る
CES 2026で3つの賞に輝いた「Sleepal AI Lamp」は、ランプ型の睡眠モニタリングデバイス。ミリ波レーダーとサーマルセンサーを搭載し、心拍・呼吸・体温・寝返りなどを非接触で検知。そのデータを分析し、AIが入眠段階に合わせて光の色温度とサウンドを自動調整する。ウエアラブルな睡眠デバイスが多いなか、「就寝時に何も身に着けたくない」という声に応える、次世代の照明だ。

6. Bryte Balance Smart Bed|動くベッドが睡眠姿勢をコントロール
マットレス内部に90個の独立したスマートエアコイルを備えた米Bryte社のAIベッドは、寝返りや体圧、睡眠段階をセンシングし、身体の各部にかかる負担をリアルタイムで計測。コイルが自動で伸縮し、マットレスにかかる体圧を分散し、睡眠時の姿勢を調整してくれる。音とともに波のような微細な波状モーションを起こし、入眠を促す機能も搭載した最先端のハイテクマットレスだ。


