睡眠時間を削る時代は終わった。多忙を極める経営者にとって、睡眠はもはや“削るもの”ではなく、翌日のパフォーマンスを左右する最重要の投資対象である。手始めにやることは、まず己の睡眠を計測して現状を知ること。そして眠る環境そのものへ投資し、最新テクノロジーで眠りをハックする。ポテンシャルを引き出す最適解となる道筋を3ステップで紹介する。今回は「知る編」。【特集 睡眠投資2026】

STEP 1|計測・基盤づくり
まずは、己の睡眠を可視化する。測らなければ、改善は始まらない。無呼吸・騒音・光といった眠りを妨げる要因を突き止め、土台を整えるフェーズだ。
1.Muse S Athena|睡眠は"感覚"で語るべからず。
「Muse S Athena」は、脳波(EEG)と脳血流(fNIRS)を同時に捉える二刀流のスマートヘッドバンド。7つのセンサーが入眠時の脳の状態を可視化し、心拍・呼吸・姿勢までを1台で計測する。就寝前のわずかな時間、脳が“鎮まっていく”様子をリアルタイムのサウンドで確かめれば、瞑想はもう自己流ではなくなる。約41gという軽さと技適取得済みの信頼性もあり、毎日使い続ける相棒にふさわしい。まず“測る”ことから、質の高い眠りは始まる。

2. AirSense™ 11|すべては、夜の“呼吸”を整えることから。
経営者のコンディション管理において、質の高い睡眠は重要な要素のひとつ。いびきや日中の眠気が気になる場合には、自己判断せず医療機関を受診し、医師の診断に基づく適切な治療を受けることが大切だ。レスメドのCPAP装置「AirSense 11」は、閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)の治療に用いられる治療用医療機器で、呼吸状態に応じて気圧を自動調整するAutoSet™アルゴリズムを搭載。タッチスクリーンと専用アプリにより治療状況を確認できる。

※閉塞性睡眠時無呼吸症候群の治療に用いられる治療用医療機器。使用には医療機関の受診・医師の診断が必要
3.Transcend Micro|野球ボール大のCPAP
睡眠時無呼吸症候群の代表的な治療、CPAP。その治療機器を、野球ボール大・約219gという世界最軽量クラスの携帯型として開発したのが「Transcend Micro」だ。モバイルバッテリー駆動や機内使用(FAA認可)に対応し、アプリで治療状況の自己確認が可能。いびきや睡眠時無呼吸に思い当たるなら、まずは医療機関へ。診断のうえで手にすれば、ビジネスノマドの朝はクリアに変わるはずだ。

「Transcend Micro」¥236,500 ※医療機器・要処方(Transcend/ねむりの樹 TEL:03-3830-0686)
4. Ozlo Sleepbuds 2|耳もとで、静寂をつくる
質の高い睡眠の第一歩は、雑音のない静寂な空間づくり。元Boseの睡眠用イヤホン開発チームが立ち上げたOzloの最新イヤホンは、環境音をやわらげるノイズマスキングに加え、ケースが温度・光・音を計測し、寝室の環境そのものを可視化する。横向きでも耳が痛くなりにくい超薄型設計で、睡眠トラッキング機能もあり。自身の眠りと寝室環境を、両面から知ることができる。都市の夜のノイズに悩む人へ、耳もとから始める環境改善を。


