WATCH

2026.07.20

時計界の生ける伝説・ビバーの究極シンプルウォッチとは

作り手である時計師やコンセプターの顔が見え、彼らが理想とする時計製作に真摯に向き合う。今、熱心な時計コレクターの視線は、独創性が際立つ独立系小規模メゾンに向けられている。今回は、「ビバー」を紹介する。【特集 人生を豊かにするLUXURY WATCH】

ジャン-クロード・ビバー氏
ジャン-クロード・ビバー
共同創業者。1975年にオーデマ ピゲに入社し、時計界のキャリアをスタート。オメガの社長を務めていた1982年にブランパンを再興し、機械式時計復権に貢献した。2004年ウブロCEO、2014年LVMHグループ時計部門プレジデントに就任。2023年より現職。

時計界の生ける伝説の、理想を形に

ブランパンを復活させ、ウブロを大成功に導いた時計界の名伯楽、ジャン-クロード・ビバー氏の次なる一手は、自身のブランドの創設であった。そして2023年、3つのゴングが備わるカリヨン ミニッツリピーターとトゥールビヨンを統合した超複雑モデルで衝撃のデビューを飾った。

そして一昨年には、中3針のタイムオンリーウォッチ「オートマティック」をリリース。この第2作目が、シンプルな機構だからと侮ってはいけない。極めて上質なマイクロローター式の極薄自動巻きであり、全パーツに伝統的な手仕上げを徹底して行き渡らせたうえで、ブリッジに見事なギョーシェ装飾を施しているのだから。

パーツ製造はサプライヤーに委ねているが、ムーブメントの主要パーツはデュボア・デプラ社、ヘアスプリングはニヴァロックスなどいずれも超一流揃い。

「パーツはそのまま使うことは決してなく、自社で仕上げ直しています。そしてどのムーブメントも、2度組みしています」

工房には、名だたるメゾンで腕を磨いた時計師が集結。ビバー氏の理想を、形にしている。

ビバー|ビバー オートマティック ツートーン

小ぶりなケース、セクターダイヤルとシンプルな中3針は上質なヴィンテージ感を湛える。ムーブメントの地板とブリッジは高級時計の古典に倣い、18金製とした。それもパラジウムの含有率を高め、白さが際立つ独自のWGである。

ビバー「ビバー オートマティック ツートーン」
自動巻き、18KPGケース、径39mm。80,000CHF(アワーグラス銀座 TEL:03-5537-7888)

【特集 人生を豊かにするLUXURY WATCH】

この記事はGOETHE 2026年8月号「総力特集:人生を豊かにするLUXURY WATCH」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら

TEXT=髙木教雄

PICK UP

STORY 連載

MAGAZINE 最新号

2026年8月号

人生を豊かにするLUXURY WATCH

ゲーテ8月号表紙(宮本浩次)

最新号を見る

定期購読はこちら

バックナンバー一覧

MAGAZINE 最新号

2026年8月号

人生を豊かにするLUXURY WATCH

仕事に遊びに一切妥協できない男たちが、人生を謳歌するためのライフスタイル誌『ゲーテ8月号』が2026年6月25日に発売となる。特集「人生を豊かにするLUXURY WATCH」では、さまざまなライフシーンに似合う時計を厳選! 表紙は宮本浩次。

最新号を購入する

バックナンバー一覧

GOETHE LOUNGE ゲーテラウンジ

忙しい日々の中で、心を満たす特別な体験を。GOETHE LOUNGEは、上質な時間を求めるあなたのための登録無料の会員制サービス。限定イベント、優待特典、そして選りすぐりの情報を通じて、GOETHEだからこそできる特別なひとときをお届けします。

詳しくみる