アスリート、文化人、経営者など各界のトップランナーによる、人生の特別講義を提供するイベント「Climbers(クライマーズ)」。その第9弾が、2026年6月8日、9日の2日間にわたって開催され、ビジネスパーソンを大いに熱狂させた。今回、お笑い芸人の小島よしおさんによる特別講義を一部抜粋して掲載。すべての講義を聴くことができるアーカイブ配信はこちら。※7月22日(水)7:00〜7月28日(火)23:59までの無料限定公開。申し込みは画面内下の「無料で視聴登録する」より。

年間100本の子供向けライブを開催
今から19年前の2007年に「そんなの関係ねぇ」で大ブレイク。超多忙な毎日を送っていましたが、その時から「年内で消える」と言われていました。そんな状況を見かねたファンの方が「小島よしおが消えるのを阻止するためのサイト」を立ち上げてくれたんですけど、そのサイトは年内に閉鎖。次の年にイベントで「そんなの関係ねぇ」をやったら、一番前に座っていた子供が「懐かしい~」って。芸が飽きられるのって、本当に早いなあと実感しました。
絵に描いたような一発屋なんですけど、ライブの仕事はコツコツと継続していました。ただし、お客さんは減る一方。そんななか、2011年に先輩から「子供向けのライブをやってみてはどうか」とアドバイスがあって、試してみることにしました。
とはいえ、子供向けにどういうことをやったらいいのか分からない。以前のライブは大人向けでしたから、開演時刻は19時。それと同じように19時に子供向けライブを始めたら、誰も来てくれない。19時に子供たちが集まるわけがないのに、そんなことも分からなかったんです。
子供は「おなら」ネタが好きだから、ポールダンスをやりながら、「ドレミの歌」に合わせておならをするというネタを作りました。“ドはドイツ人の屁、プゥッ”と歌ったら、子供たちは大爆笑。でも、続けて「レはレディの屁、プゥッ」とやったら、誰も笑わない。試行錯誤を繰り返しながら、子供向けのネタを増やしていきました。
子供向けライブの人気に火が付いたのは5年目くらい。2015年に夕方のニュース番組が「いま、子供たちの間で小島よしおが人気」と取り上げてくれたんです。その頃、テレビにはほとんど出ていなくて、ネット上では“死亡説”も流れるくらい。だから、余計に視聴者の関心を引いたんでしょうね。
子供たちの前では「常に100%全力で」
現在は子供向けのライブを年間100本ほど開催しています。1回約1000人のお客さんが来てくれて、年間にすると延べ10万人くらい。ライブを通して子供たちに元気になってもらいたいですから、今は子供の運動能力向上をはかるためのプログラムを提供するキッズコーディネーショントレーナーという資格を取得してライブ活動に励んでいます。
子供たちと接する時に大切にしているのは、「全力でやる」ということ。子供は僕の肩書きとか、芸歴とか、そんなことはまったく気にしません。小島よしおというおじさんが、僕たち、私たちとどう接してくれるのかだけが気がかりなんです。だから、僕が緊張していると、子供たちも緊張してしまうし、僕の元気が足りないと、子供たちも元気になれない。
だから熱量100%で、全力でやる。あと、自己暗示も重要だと感じますね。ステージに立つときは、「僕は元気だ」「僕は面白いんだ」「僕は子供たちに大人気だ」と自己暗示をかける。そんな気持ちでライブを続けていれば、暗示が本当のことのように思えてくるんです。
もちろん僕も人間ですから、「なんか調子がでない」という日もある。そうした時は意識的に笑顔をつくります。無理をしてでも笑顔をつくれば、顔の筋肉の動きによって、心も「自分は調子いいかも」と勘違いし始める。「笑顔先行」はとっても重要。苦しく大変な場面こそ、笑顔で臨みたいですね。
小島よしお/Yoshio Kojima
早稲田大学在学中にお笑いサークルWAGEと出会い、お笑い芸人として活動を開始。WAGEの活動休止後、ピン芸人として活動を始め「そんなの関係ねぇ」「おっぱっぴー」などのフレーズで大ブレイク。子供向けライブを精力的に行い、コロナ禍ではユニークな授業動画がYouTubeで話題に。朝日新聞社AERAにて子供のお悩みに答えるコラムや、家の光協会ちゃぐりんにて農業体験をする連載でも人気を博している。
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2026年7月22日(水)7:00〜7月28日(火)23:59までの無料限定公開。申し込みは画面内下の「無料で視聴登録する」より。

