23万部のロングセラー『夢と金』の著者であり、今、ビジネスパーソンが追うべき人物の筆頭である西野亮廣さんの人気連載。つい先日、『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』のムビチケの前売券が、発売から2ヵ月で5万枚突破したことがニュースになった。なんと、西野さん自身が前売り券を、会社や自宅までお届けする活動「玄関プペル」に挑んでいるという。「アナ雪」に迫る大きな数字だが、北海道から沖縄まで全国津々浦々を巡り実現したからこその説得力。「成功したい人」は必読。今回も、音声メディア「voicy」で配信中の「＃西野さんの朝礼」から編集してお届けする。（※今回の記事を音声で楽しみたい方はコチラ）
今日は【もっとも重要な仕事が「営業」である理由】というテーマでお話ししたいと思います。
第201回
「営業」から逃げて「戦略やビジョンを語る側に回りたい」というリーダーは、何も成しえない！
「営業」から逃げて「戦略やビジョンを語る側に回りたい」というリーダーは、何も成しえない！
「営業」は、すべてのスタート地点
あらゆる挑戦や事業において最も重要な要素は何か？
これは多くの議論を呼ぶ問いですが（※「重要じゃない仕事は一つもない」という前提で）、僕の見解では、それは「損益計算書」でも「貸借対照表」でも、「マーケティング」や「チームビルディング」でもありません。
最も重要なのは「営業」です。
#その次に重要なのは採用
「営業」は、すべてのスタート地点であり、あらゆる戦略、あらゆる挑戦の「前提条件」だと思っています。
営業活動によって一定の規模に到達しなければ、いかなる戦略も空回りする可能性が高くなります。
これは資産運用における「種銭（元手）」の話に似ています。
いくら精巧な運用計画を立てても、もととなる資金が極端に少なければ、大きなリターンは見込めません。
同様に、営業によってある程度の土台を築かない限り、その後の戦略は効果を発揮しない。
たとえば、「マッチングアプリを作りたい」という人がいたとします。
二言目には「他社との差別化」や「優位性」の話になるでしょう。
画面デザインの話にもなるかもしれません。
それらも勿論大事ですが、「マッチングアプリ」を作るプロジェクトリーダーが一番最初にやらなきゃいけないことは、「街に出て、可愛い女の子を300人ほど口説いて、協力してもらう」です。
これをやらないと何も始まらない。
当たり前だけど、過疎っているマッチングアプリにお客さんは入ってこない。
なので、初期メンバーを集めなきゃいけないわけですが、街中で「見たこともない聞いたこともないマッチングアプリの初期メンバーとして参加してください」と声を掛けてくるヤツの話なんて、誰が聞くもんですか。
ほぼ門前払いでしょう。
それでもやらなきゃ始まらない。
マッチングアプリで「他社との差別化」やら「優位性」を議論するのは、唾を吐かれながら、300人を口説ききった後です。
鬼営業をした後です。
「自分は戦略とかビジョンとかを語る側に回りたい」と考える経営者
わかりますよ。
正直、「営業」って地味だし、断られるし、キツイもん。
だからこそ、多くの経営者は「営業は誰かに任せて、自分は戦略とかビジョンとかを語る側に回りたい」と考える。
でも、それって順番が逆なんです。
最初に「営業」して、
市場からの反応をもらって、
必要なら商品を作り直して、
それをまた売って…
この反復の中にしか“経営のリアル”はありません。
営業から逃げる経営者は、「自分の考えが正しいはずだ」という前提でビジネスを進めてしまう。
でも、お金を払ってくれるのはお客さんであって、自分の理想じゃない。
だから、営業から逃げた瞬間に、経営は“自己満足”に転落していく。
むしろ「営業に立つこと」こそが、
顧客と対話し、事業を鍛え上げる最短距離であり、
“戦略”を磨くための唯一の方法です。
ここから逃げる人が多いからこそ、ここに踏み出せる人が勝つ。
実際に営業しまくっている西野の「営業成績」を共有
さて。
こんなことを言う人間は吐いて捨てるほどいると思うので、たぶん言葉だけでは意味がない。
というわけで、今日は、実際に「営業」をしまくっているキングコング西野亮廣が自身の「営業成績」を共有することで、皆さんの背中を押せたらいいかなぁと思っております。
「ところで、お前（西野）の営業成績って何なの？」という話なのですが、これは、僕が今現在やっている『映画 えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜』（2026年春公開）のムビチケ前売券の手売り（一部オンライン販売）でして、そちらの現在の販売枚数をお伝えします。
『映画 えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜』のムビチケ前売券の現在の販売枚数は5万枚を越えました。（2025年6月17日現在）
販売枚数が公表されている作品の中だと、『アナと雪の女王2』がムビチケ前売券の記録を持っておりまして、それが【6万7010枚】です。
声をかけてフラれることを恐れて、営業から逃げて、「戦略」に走っているリーダーの皆さんにエールの意味も込めてお伝えしますが、僕は『アナと雪の女王2』の記録は絶対に抜きます。
「絶対」と言い切れる理由はシンプルです。
「抜くまでやるから」です。
僕が『映画 えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜』の届け方に関して「戦略」を語り始めるのは、まだまだ先の話。
まずはドブ板営業で『アナと雪の女王2』のムビチケ前売券の記録を抜いてみようと思います。
どうですか？
「俺、戦略を語る段階にいなかったわ。その前にやることがあるのは知っていたのに、逃げてたわ」と思いました（笑）？
自分にとって都合の良い言葉を並べて、「営業」から逃げないように、
来年の春まで、僕は毎日ムビチケ前売券の【現在の販売枚数】を共有して、皆さんのケツを叩こうと思っているので、お互い頑張りましょう。
最新のお知らせ
NEWS！ 【西野亮廣講演会が決定】誰よりも早く、西野亮廣の次なるビジネス書の内容を知りたいあなたへ
2025年8月12日に、ミュージカル会場（KAAT 神奈川芸術劇場）で、『西野亮廣講演会inえんとつ町』を開催！ ここで話したことが、1冊のビジネス書に!? 詳細はこちら。オンライン配信チケットも！
2026年春、『映画 えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜』 が公開決定！
解禁スペシャル動画 はこちら。
■お知らせ！ ムビチケ前売券はこちら！
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「日常で当たり前に使っているものこそ、応援の手段にできる」の発想から、誰よりも優しいカードです。詳細はこちら。
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ミュージカルのお知らせ
■お知らせ！ 2025年8月9日〜30日、ファミリーミュージカル「えんとつ町のプペル」が大劇場・オーケストラ版での上映決定！
開催日：2025年8月9日(土)〜 30日(土)
会場：KAAT 神奈川芸術劇場（神奈川県横浜市中区山下町281）
■お知らせ！ ミュージカル「えんとつ町のプペル」密着ドキュメンタリー【BackStory】を毎週金曜日に配信！
総再生回数1000万回突破！（YouTubeショート・TikTok含む）
毎週金曜日20時にミュージカル『えんとつ町のプペル』制作の裏側ドキュメンタリーを配信しています！
【これまでのBackStory】
最新回は【ミュージカル本番まで残り2ヵ月】振付制作が間に合わない…。
■ミュージカル「えんとつ町のプペル 」VIP席 発売中！
映画のお知らせ
■NEWS！ コマ撮り短編映画『ボトルジョージ』が、海外の映画祭で続々受賞！
【 フォトフィルム国際短編映画祭(トルコ)】
・ 最優秀作品賞(Best of Best Festival Film)
・ ストップモーション部門最優秀賞(Best Stop Motion)
【オーフス映画祭(デンマーク)】
・最優秀短編アニメーション賞(Best Animated Short)
【デザートスケープ国際映画祭(アメリカ・ユタ州)】
・最優秀アニメーション短編映画賞(Best Animated Short)
【ハリウッド短編映画祭(HOLLYWOOD SHORTSFEST 2025)】
・最優秀アニメーション短編映画賞(Best Animated Short)
【札幌国際短編映画祭(日本)】
・最優秀作曲賞(Best Original Score)
・アニメーション特別表彰(Special Award for Animation)
【ニューポートビーチ映画祭(アメリカ)】
・ アニメーション短編部門審査員賞(Jury Award for Best Animated Short)
【グローバルステージ・ハリウッド映画祭(アメリカ)】
・最優秀短編映画賞(Best Short 2024)
■NEWS！ 第97回アカデミー賞（米）の短編アニメーション部門のショートリストに選出されました！
監督：堤大介（トンコハウス） 脚本：堤大介氏と西野亮廣の共同制作 プロデューサー：松本紀子（ドワーフ）
西野さんの『ボトルジョージ』に対する想いとは？ こちらをチェック！
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「挑戦する人」と「応援したい人」が集まる オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』を運営しているCHIMNEY TOWNが作った、クラウドファンディングのプラットフォームです！
イベントのお知らせ
『西野亮廣講演会』全国各地で続々開催決定！
『西野亮廣講演会』のお知らせです。
下記の都道府県で開催が決まっています。
- 7月1日（火）に山口
- 7月7日（月）に静岡
- 7月10日（木）に愛知
- 7月15日（火）に宮崎
- 7月17日（木）に茨城
- 7月22日（火）に群馬
- 7月30日（水）に愛知
- 8月12日（火）に神奈川
- 9月4日（木）に三重
- 9月11日（木）に東京
- 9月17日（水）に滋賀
- 9月22日（月）に青森
私、西野亮廣がマイク一本で1時間半ほど喋る変なイベントです。チケットをお求めの方は、『西野亮廣全国講演会』で検索してみてください。サロンメンバーさんが作ってくださったイイ感じのホームページに飛びますので、そちらから。会場によっては、まだ、チケットを発売してなかったりしますが、そのへんはご容赦ください。
