23万部のロングセラー『夢と金』の著者であり、今、ビジネスパーソンが追うべき人物の筆頭である西野亮廣さん。『映画 えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜』の公開を来年に控え、現在、自ら「ムビチケ前売券を購入者の自宅まで届ける」という企画に挑んでいる。異様ともいえる体力と気力だが、しかしこれは、ただ体力があればできる、というものでもない。20代、30代…と、その世代ごとに圧倒的努力をこなしてきたからこそ、実現できる「今」とは!? 今回も、音声メディア「voicy」で配信中の「#西野さんの朝礼」から編集してお届けする。(※今回の記事を音声で楽しみたい方はコチラ)
今日は【世代別能力について考える】というテーマでお話ししたいと思います。
第197回
ライフワークバランスを前面に押し出している人間は「すべからく負けている」か「勝ってもいない」。「業界のトップランナー」と呼ばれている人達が共通して押さえている、世代別に必要な『武器』とは。
ライフワークバランスを前面に押し出している人間は「すべからく負けている」か「勝ってもいない」。「業界のトップランナー」と呼ばれている人達が共通して押さえている、世代別に必要な『武器』とは。

勝ちきるには「その年代の武器を暴力的に使う」こと
以前、「世代によって、『モノを言う力(武器)』が変わってくるので、そこは見誤っちゃダメだよね」というようなお話をさせていただきました。
ちなみに、各世代の武器は…
10代=友達
20代=体力
30代=技術
40代=人脈
50代=健康
60代=愛嬌
といった感じです。
これは僕のまわりにいる「業界のトップランナー」と呼ばれている人達が共通して押さえているポイントで、エビデンスと呼ぶにはサンプル数が少ないとは思いますが、まぁ、それなりに納得感のある結果かなぁと思います。
たぶん、皆さんのまわりでも、20代で体力をフル活用して「圧倒的な量」をこなした人が勝っているでしょうし、圧倒的な量をこなすことで獲得した「技術」でもって、無双モードで30代を駆け抜けているお知り合いの方が多くおられると思います。
そんな中、僕は今「人脈」がモノを言う40代の真っ只中にいるわけですが、過去の実績が繋いでくださった御縁で、新たに大きな仕事ができていることは間違いありません。
ライフワークバランスを前面に押し出している人間はすべからく負けているか、「勝ってもいない」というポジションに甘んじていて、勝ちきる為には、「その年代の武器を暴力的に使う」ということがポイントで、やっぱり20代は体力を暴力的に使った方がいいし、30代は技術を暴力的に使った方がいいし、40代は人脈を暴力的に使った方がいい。
僕で言うと、人脈を駆使して『オセロ』の共同プロデューサーになり、『オセロ』の共同プロデューサーで獲得した人脈を駆使して、さらに大きなプロジェクトに打って出る…みたいな感じです。
ウォルト・ディズニーの半生を追うと、大体、この型どおりに動いていて、その年代の武器を巧みに使って、インパクトを最大化しているのが見てとれます。
もし、旅行でサンフランシスコに行かれることがあったら、クリエイターさんならば『ウォルト・ディズニー ファミリー博物館』に行かれることをオススメします。
彼が巨大帝国を作ることができた理由の片鱗が覗けて、メチャクチャ楽しいです。
人脈を駆使するには「健康」が何よりも大事
さて。
僕は今、44歳で、「人脈」をフル活用しなければならない世代です。
今は『映画 えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜』のムビチケ前売券を50枚以上購入してくださったオンラインサロンメンバーさんを対象に、西野亮廣が直接、ご自宅かお店か会社までムビチケをお届けする『玄関プペル』という狂気の企画を実行しているところなのですが、これなんて「技術」でも何でもないですよね。
求められる技術は「地図を読む技術」と「電車に乗る技術」ぐらいなので、一般の主婦の方でもお持ちだと思います。
じゃあ、「『体力勝負の20代』が同じことをできるか?」というと、配達するだけなら同じことができると思います。
が、まだ何者でもない無名の20代が玄関先まで来たところで、それはクロネコヤマトのスタッフさんと変わらないわけで、インターホンをならしても「郵便受けに入れといてください」と言われて終わりです。
『玄関プペル』の価値は「あのキングコング西野が」なので、これは「人脈戦」なんですね。
というわけで、今日も人脈をフル活用して、『映画 えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜』のムビチケ前売券を届けるわけですが、毎日3〜4件配達していると、時々、えもしれぬ不安に襲われます。
それは「風邪をひいたら全てがストップする」という不安です。
考えてみれば『人脈』を駆使する時というのは、オフラインの現場であることが多くて、しかも人脈を伝って出会うお相手の方は基本お忙しい方なので、「すみません。今日はちょっと体調が悪いので、また今度」とやってしまうと、次に会うのは平気で半年後とか一年後になり、機会を逃してしまう。
『玄関プペル』で駅の階段を上がっている時も、「そもそも膝が悪かったら、これすらできないんだよな」と思ったりするんです。
頻繁にアメリカに行っていますが、それも病気だったら行けないわけで。
結局、人脈を駆使するには「健康」であることが何よりも大事です。
メチャクチャ生々しい話をすると、長期のプロジェクトになってきた時に、病弱な方や精神的に弱い方は、どれだけ技術や人脈を持ち合わせていても、リスクマネジメントの観点から「組まない」という判断をくだされることが多い。
そろそろ「健康」に対する意識をあげていかなきゃなぁと思っているキングコング西野です。
最新のお知らせ
2026年春、『映画 えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜』 が公開決定!
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ミュージカルのお知らせ

■お知らせ! 2025年8月9日〜30日、ファミリーミュージカル「えんとつ町のプペル」が大劇場・オーケストラ版での上映決定!
開催日:2025年8月9日(土)〜 30日(土)
会場:KAAT 神奈川芸術劇場(神奈川県横浜市中区山下町281)
■お知らせ! ミュージカル「えんとつ町のプペル」密着ドキュメンタリー【BackStory】を毎週金曜日に配信!

総再生回数1000万回突破!(YouTubeショート・TikTok含む)
毎週金曜日20時にミュージカル『えんとつ町のプペル』制作の裏側ドキュメンタリーを配信しています!
【これまでのBackStory】
最新回は【キングコングが名曲カバー】ダウンタウン愛が溢れすぎて…大ゲンカ勃発!?
■毎週金曜日に『BackStory』を流している西野亮廣のYouTubeチャンネルのメンバーシップに加入すると、【メンバーシップ限定特典】が2つ!
その1:『BackStory』の動画制作における西野亮廣のガチダメ出しをノーカットで見ることができる!
その2:「先行公開」として、他の人よりも早く観れる!
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■お知らせ! キンコン西野のCHIMNEY TOWN、ブロードウェイで上演される『オセロ』に共同プロデューサーとして参加!

デンゼル・ワシントンやジェイク・ギレンホールといったレジエンド達が出演するブロードウェイ舞台『OTHELLO(オセロ)』。世界中から多くの観客が集まるブロードウェイの大舞台で、シェイクスピアの世界を新しい息吹とともに表現する本作は、その完成度の高さや挑戦的なアプローチで、世界中の演劇ファンからも高い関心を集めています!
上演:2025年2月24日~2025年6月8日(予定)
劇場:Barrymore Theatre(ブロードウェイ/ニューヨーク)
出演:デンゼル・ワシントン、ジェイク・ギレンホール ほか
公式サイト:https://othellobway.com/
■快進撃! ブロードウェイ週間興行収入で史上最高額更新、2週連続1位達成!
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■舞台『オセロ』オープン初日に、バイデン元大統領やジェニファー・ロペスらが来場!
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■お知らせ! 米国で最も歴史ある演劇賞である ドラマリーグ・アワード にノミネート
映画のお知らせ
■NEWS! コマ撮り短編映画『ボトルジョージ』が、海外の映画祭で続々受賞!
【 フォトフィルム国際短編映画祭(トルコ)】
・ 最優秀作品賞(Best of Best Festival Film)
・ ストップモーション部門最優秀賞(Best Stop Motion)
【オーフス映画祭(デンマーク)】
・最優秀短編アニメーション賞(Best Animated Short)
【デザートスケープ国際映画祭(アメリカ・ユタ州)】
・最優秀アニメーション短編映画賞(Best Animated Short)
【ハリウッド短編映画祭(HOLLYWOOD SHORTSFEST 2025)】
・最優秀アニメーション短編映画賞(Best Animated Short)
【札幌国際短編映画祭(日本)】
・最優秀作曲賞(Best Original Score)
・アニメーション特別表彰(Special Award for Animation)
【ニューポートビーチ映画祭(アメリカ)】
・ アニメーション短編部門審査員賞(Jury Award for Best Animated Short)
【グローバルステージ・ハリウッド映画祭(アメリカ)】
・最優秀短編映画賞(Best Short 2024)
■NEWS! 第97回アカデミー賞(米)の短編アニメーション部門のショートリストに選出されました!
監督:堤大介(トンコハウス) 脚本:堤大介氏と西野亮廣の共同制作 プロデューサー:松本紀子(ドワーフ)
西野さんの『ボトルジョージ』に対する想いとは? こちらをチェック!

■コマ撮り短編映画『ボトルジョージ』の専用劇場、『ボトルジョージ・シアター』がグランドオープン!

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■12点のイラストすべて西野さんの描き下ろし! 部屋に飾りたい! 「AKIHIRO NISHINO SKETCH BOOK CALENDAR 2025」 カレンダー発売中!
■CHIMNEY TOWNが運営するクラウドファンディング【PICTURE BOOK】

「挑戦する人」と「応援したい人」が集まる オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』を運営しているCHIMNEY TOWNが作った、クラウドファンディングのプラットフォームです!
イベントのお知らせ
『西野亮廣講演会』全国各地で続々開催決定!
『西野亮廣講演会』のお知らせです。
下記の都道府県で開催が決まっています。
- 6月17日(火)に東京
- 7月1日(火)に山口
- 7月7日(月)に静岡
- 7月10日(木)に愛知
- 7月15日(火)に宮崎
- 7月17日(木)に茨城
- 7月22日(火)に群馬
- 7月30日(水)に愛知
- 8月12日(火)に神奈川
私、西野亮廣がマイク一本で1時間半ほど喋る変なイベントです。チケットをお求めの方は、『西野亮廣全国講演会』で検索してみてください。サロンメンバーさんが作ってくださったイイ感じのホームページに飛びますので、そちらから。会場によっては、まだ、チケットを発売してなかったりしますが、そのへんはご容赦ください。