MAGAZINE &
SALON MEMBERMAGAZINE &
SALON MEMBER
仕事が楽しければ
人生も愉しい

PERSON

2024.07.26

20代、30代の時とは比べ物にならない! なぜ西野亮廣の仕事は、年々大きくなっているのか? 20代は体力、30代は技術、40代は? 50代は? 60代は?…年代ごとに必要な武器は変わる!

23万部のロングセラー『夢と金』の著者であり、今、ビジネスパーソンが追うべき人物の筆頭である西野亮廣さんは44歳。10代でデビューし、20代でゴールデン番組のMCをやりながら絵本作家としてのキャリアをスタートさせ、30代でオンラインサロンやクラウドファンディングなど日本トップの成果を出したり、ビジネス書がベストセラーになったり、40代になるや、映画、ミュージカル、歌舞伎で成功をおさめ、いまや、ニューヨークでミュージカルの実現に向かって走る。年代ごとにスケールアップしている西野さんの、説得力抜群の分析とは? 今回も、音声メディア「voicy」で配信中の「#西野さんの朝礼」から編集してお届けする。(※今回の記事を音声で楽しみたい方はvoicyから)

今日は、【10代、20代、30代、40代、50代、60代…に、それぞれ必要な能力】です。

第154回
人生サバイバル時代。年代ごとに、武器になるものが変わってくることが理解できている人とできていない人で、大きく差がつく!?

西野亮廣

10代~60代「何が一番の武器になるのか?」という話

せっかくニューヨークにいるんだから、ニューヨークっぽい話題をしたいところなのですが、先日、ウダウダ話していた時に、「日米関係なく、ここは共通するんだな」と思ったことがあったので、共有させていただきます。

僕自身、過去にも似たような話をしたことがありますし、他の人も似たような話をしていると思うのですが、その話の「総まとめ」です。

この人生サバイバルを生き抜くには「その時代、その時代で、それぞれ何を持ち合わせていなければいけないのか?」という話です。

言い替えると、「その時代時代で何が一番の武器になるのか?」という話です。

10代~60代までザッと言うと…
10代は「友達
20代は「体力」
30代は「技術」
40代は「人脈」
50代は「健康」
60代は「愛嬌」
です。

10代は「友達」、20代は「体力」

順に説明していくと、10代の「友達」というのは何も学校の友達である必要はなくて、オンラインゲームで知り合った友達でも、クラブチームで知り合った友達でもいい。

こと10代を生きることだけを考えたら、そりゃ、ここに恵まれていた方が楽しい。

ここはまぁ異論は無いと思います。

で、20代は、やっぱり「体力」です。

この時代から社会人生活が始まるわけですが、最初は技術もなければ、学校で学んだ知識もほとんど使えないので、「量」でカバーするしか無いんですね。

ミュージカル『えんとつ町のプペル』のニューヨークのスタッフに20代の子がいるのですが、彼はメチャクチャ量をこなすんです。

親がメダリストなので若いうちの「量」の重要性を知っていて、「量より質でしょ」という寝言みたいなことは言わないんですね。

「今はまだ質が出せないので量でカバーします」がモットーです。

僕も20代を経験してきましたが、多くの人が、ここで「フルイ」にかけられる。

つまり、ほとんどの人が「量」から逃げちゃうんですね。

「今はAIがあるから『量』の時代じゃないでしょ」と言う人もいるのですが、先日、堀江さんが「AI時代を制するのはAIを触った量だ」みたいなことを先日言っていたことをご報告いたします。

30代は「技術」、40代は「人脈」

そして、ここからは「量」をこなした20代を走り抜けた人だけが参加できるゲームになってきますが、30代はやっぱり「技術」です。

もちろん「若手ボーナス」は無くなっていますし、「技術」で存在感を出していくしかない。

この時に忘れちゃいけないのが、「自分が何の技術に長けているかを、自分が分かっていないケース」というのがある。

ちなみに、YouTuber・カジサックがスタートしたのが2018年10月1日で、梶原さんが38歳の頃なのですが、僕と山口トンボが梶原さんにYouTubeをオススメしたのが2013年10月28日…梶原さんが33歳の時です。
『毎週キングコング(※当時は「毎日キングコング」)』の第1回ですね。

「ひな壇とか出なくていいから、梶原さんはコッチだって!」と5年間言い続けて、ようやくカジサックがスタートするので、やっぱり自分を分析するのは誰でも難しいのだと思います。

つまり、技術の花が咲かなかった場合に、「そもそも咲かせる土地が間違っている」ということがあるので、30代はここを気をつけた方が良さそうです。

40代は言うまでもなく「人脈」です。

結果を出してきた者同士が繋がりあって(オイシイ話を自分達で回しあって)、飛躍的(かけ算的に)に上のステージに一気に駆け上がるのが、この時代。

今、僕はこの時代を生きているわけですが、やっぱり同世代もそこそこ偉くなっているので、「この仕事でご一緒できませんか?」の話が多いし、その一つ一つが大きい。

オンラインサロンでは、各プロジェクトの予算を公開しているので、このあたりの変遷が分かりやすく辿れるのですが、やっぱり、30代とは仕事の規模が比べ物にならない。

でも、だからといって、僕の技術が飛躍的に上がったかというと、たぶん、そんなことは無くて(多少は上がっています)、やっぱり『人脈』の力が大きい。

50代は「健康」、60代は「愛嬌」

そして、ここから先は僕は未開の地ですが、先輩方の話を聞く限り、50代は「健康」だそうです。

20代の頃にどれだけブイブイ言わせていたやつも、30代で技術に恵まれ、40代で人に恵まれて、どれだけ成功していても、病気になる人はキッチリと病気になって、当たり前ですが、パフォーマンスが著しく落ちるそうです。

で、これ面白い話を聞いたのですが、もともと病気がちだった人は「病気慣れ」している(落ち込んだ時の上げ方も知っている)のですが、これまで病気にならずにバリバリやってきた人は、50代に入って病気が続いた時に、耐性がないから、メンタルのバランスを崩すんですって。

こういう人の方が、急に変な占いにハマったり、怪しい数珠とか買ったりするそうです。

「俺が身体を壊すハズがない。これは気が悪いんだ」とか考えちゃうみたい。

気が悪いわけでもなんでもなくて、原因はシンプルに「加齢」で、だから今のうちから「50代を健康に走れる身体」を作っとかなきゃいけない。

そして、60代は「愛嬌」だそうです。

「いやいや、愛嬌は20代から必要でしょ」とツッコミたくなりますが、よくよく考えてみたら、無愛想でもそれなりに結果を出している20代〜40代はチョコチョコいます。

そりゃ、20代から愛嬌はあった方が良いに決まっているのですが、20代は「愛嬌」よりも「量」の方が重要度が高いのでしょう。

ただ、「60代で愛嬌が無かったら終わり」というのが僕の知人の60代のバッキバキに結果を出している経営者さんの言葉です。

というのも彼曰く、「能力は『量』も『技術』も『人脈』も、60代になると全部負けちゃうから(笑)」と。

「西野くん、今、バッキバキにイケてる20代とダイレクトに繋がれるでしょ? 60代になると、人を何回か挟まないと、20代と繋がれないんだよ。あと、60代と繋がろうとする20代なんて、ほとんどいないから」と笑ってました。

じゃあ、どうして今も結果を出しているかというと、その人は40代や50代の経営者の「待ち合わせ場所」みたいになっているそうで、その人がいないと皆集まらないそうです。

『笑っていいとも』の最終回を思い出す話ですね。

待ち合わせ場所に必要な能力が「愛嬌」で、「愛嬌のない60代に何の価値があるんだよ」というその人の言葉を共有しておきます。

最後におさらいです。
10代は「友達
20代は「体力
30代は「技術」
40代は「人脈」
50代は「健康」
60代は「愛嬌」
皆さんはいかがですか?

注目のビジネス書

『夢と金』が各ランキングの年間1位に!

■楽天Kobo ビジネス書2023年間ランキング1位
■2023年オリコン年間”本”ランキング「自己啓発書」ジャンル1位
■ビジネス書累計が100万部突破!
※Amazonランキング書籍総合1位にも! コチラから

ミュージカルのお知らせ

知らせ! 2025年8月9日〜30日、ファミリーミュージカル「えんとつ町のプペル」が大劇場・オーケストラ版での上映決定!

■最高の星空をみんなで作ろう! 「ステージ上だけでなく、客席の床にも星の照明を埋め込んで、会場全体を光らせる」ためのクラウドファンディング、スタート!

お知らせ! 家庭の事情でエンタメを受け取れない子供達をミュージカル『えんとつ町のプペル』に無料招待したい!

経済的な理由でイベントに参加することが難しい子供達を、ミュージカル『えんとつ町のプペル』(2025年8月9日〜8月30日)に無料で招待して、日本にも楽しい世界や夢や希望があることを伝えよう!

さらに! ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の『VIPファミリールーム』をお求めの方は、YouTubeの西野亮廣チャンネルに上がっている動画の概要欄で買えるようになっているので、是非、チェックしてみてください。

映画のお知らせ

最新作のコマ撮り短編映画『ボトルジョージ』が、サンフランシスコ国際映画祭にノミネート!

アメリカでもっとも歴史のある映画祭「サンフランシスコ国際映画祭(San Francisco International Film Festival)」にノミネートされました。その他、New York Asian Film Festival(2024年7月12日)、JAPAN CUTS(2024年7月13日)、LA Shorts International Film Festival~ロサンゼルス国際短編映画祭~(2024年7月24日)からも招聘。

西野さんの『ボトルジョージ』に対する想いとは? こちらをチェック!

ボトルジョージ

発売中&予約受付中

《大阪平野の夜景を一人占め》HIBARI GOLF(宝塚市)のVIPラウンジ『星の絨毯』(2024年9月オープン)の【共同オーナー】(年間3日×7年分の貸し切り利用権)募集中!

■『星の絨毯』の【1日利用権】も仮予約受付中!

イベントのお知らせ

『西野亮廣講演会』全国各地で続々開催決定!

『西野亮廣講演会』のお知らせです。
下記の都道府県で開催が決まっています。

  • 8月26日(月)に東京
  • 8月29日(木)に山口
  • 9月3日(火)に北海道
  • 9月5日(木)に兵庫
  • 9月11日(水)に香川
  • 9月17日(火)に大分
  • 9月18日(水)に愛知
  • 9月25日(水)に静岡

私、西野亮廣がマイク一本で1時間半ほど喋る変なイベントです。チケットをお求めの方は、『西野亮廣全国講演会』で検索してみてください。サロンメンバーさんが作ってくださったイイ感じのホームページに飛びますので、そちらから。会場によっては、まだ、チケットを発売してなかったりしますが、そのへんはご容赦ください。

書籍のお知らせ

  • 最新絵本『みにくいマルコ~えんとつ町に咲いた花~』のご購入はこちら
  • 73万部の絵本『えんとつ町のプペル』のご購入はこちら

NFTのお知らせ

子供たちに絵本を贈るプロジェクト「『CHIMNEY TOWN GIFT』のNFT」が話題に!

バンドザウルスのお知らせ

オンラインサロン・SNS・Note・Voicy


TEXT=西野亮廣

PICK UP

STORY 連載

MAGAZINE 最新号

2024年10月号

人生を変える最強レッスン

GOETHE2024年10月号カバー

最新号を見る

定期購読はこちら

バックナンバー一覧

MAGAZINE 最新号

2024年10月号

人生を変える最強レッスン

仕事に遊びに一切妥協できない男たちが、人生を謳歌するためのライフスタイル誌『ゲーテ10月号』が2024年8月23日に発売となる。今回の特集は“人生を変える最強レッスン”。日常を鮮やかに彩る“大人の手習い”を紹介。表紙を飾るのは稲葉浩志。20Pにわたるボリュームで、彼が作りあげる作品の魅力に迫る。

最新号を購入する

電子版も発売中!

バックナンバー一覧

SALON MEMBER ゲーテサロン

会員登録をすると、エクスクルーシブなイベントの数々や、スペシャルなプレゼント情報へアクセスが可能に。会員の皆様に、非日常な体験ができる機会をご提供します。

SALON MEMBERになる