挑戦し続けるビジネスウーマンを紹介するシリーズ「In the Office」のインタビューをまとめてお届け! ※2023年5月、6月、9月号掲載記事を再編。
1.日本初上陸の仏ブランド「アールゴルフ」の注目PRガール
2010年に航空産業に携わるコラス兄弟によって設立されたフランス発のクラブメーカー、アールゴルフは、今、ゴルフ業界内で注目されている新進気鋭のブランドだ。そこで働く鶴田さん、実は英語コーチングプログラム「LearnFit」を立ち上げた起業家でもある。
「2018年に起業したので、24歳頃ですね。勢いで会社を立ち上げたので最初の頃はお客さんが来なくて、どうしよう……と。すごく焦りましたね。そこから地道にビラを作ったり、SNSで発信して、だんだん申し込みが増えていきました」
当初は経営も生徒へのコーチングもひとりでこなしていたが、今は生徒数も増えて新たなコーチも加わっているという。そんな鶴田さんがなぜアールゴルフに関わることになったのだろうか。
「海外企業とのBtoB経験を積みたいからです。『LearnFit』のプログラムに参加している方の多くはビジネスパーソン。そのため、私自身が実践的な英語を学ぶことによって伝えられるものが増えると思ったんです」
2.【石井里奈】インスタのフォロワーは21万人以上!投稿ルールとは?
会社員として働きながら、モデル、ヨガのインストラクター、そしてフォロワー数21万人以上のインスタグラマーでもある石井里奈さん。二足の草鞋どころではない活躍ぶりの根底には「興味を持ったことにはなんでも挑戦したい」という強い好奇心があった。
「インスタグラムは2017年頃から始めました。流行っているのでやってみようという軽い気持ちで、インスタグラマーになるとは思いませんでした。最初に話題になったのは、ご飯を食べている投稿。その顔が幸せそうに見える“もぐもぐ女子”だとウェブの記事になったんです。すごく皆さんから反響があって、どんどん投稿が楽しくなり、毎日投稿していました。そうしているうちに、フォロワーが1万人を超え、そこから1年ごとに5万人ずつ増えて21万人になりました。
ヨガのインストラクターは手に職をつけたいと考えた時に、どうせなら好きなことを仕事にしたい。それならば学生時代から好きなヨガにしようと思ったんです。会社で働きながら、土日に学校に通って資格をとりました。今はイベントのヨガ講師を務めたり、オンライン配信でヨガを教えたりしています」
これと決めたら、とことん勉強して突き進む石井さん。インスタグラムもただ写真を投稿しているだけと思われがちだが、そこには試行錯誤や弛まぬ努力がある。
3.IT企業からサッカーチームへ! J1に昇格したFC町田ゼルビアを支える敏腕広報
2021年にIT企業のサイバーエージェントに入社した西村実紅さん。入社後は乃木坂46のモバイルサイトのディレクションなどを担当していた。ところが、2023年1月に異動。その異動先が、サイバーエージェントが運営するFC町田ゼルビアだった。
「人事担当から、2023年は優勝と昇格を目指して力を入れるから、チームを支えるスタッフの体制も強化したい、チームの広報として一緒に働いてみないか、と声をかけてもらったんです。もちろんFC町田ゼルビアのことは知っていましたが、社内からチームへの人員募集はこれまで行っていなかったので、異動できるとは思いませんでした」
実は西村さん、いつかスポーツに関わる仕事をしたいと思っていたという。
「スポーツが好きなんです。ただ私自身は運動神経が悪いので、学生時代はチアリーディングとして応援したり、ラグビー部でトレーナーをしたり、自分ができることでスポーツと関わってきました。いつか仕事でもスポーツに関わることができればなと思っていましたが、まさかこんなに早く実現するなんて! と驚きました」