PERSON

2023.10.03

【岸博幸】「ちょっと動くとすぐに息切れが…」退院から3週間、体調と今後の治療について

退院から約3週間、すでにテレビに出演し、講演会にも登壇するなど、猛スピードで仕事復帰を果たした岸博幸氏。退院直後のインタビューでは、「体力がだいぶ落ちた」と明かしていたが、今はどの程度回復しているのか。気になる今後の治療についても話を聞いた。第14回。

ランニングの距離は退院から3週間で2.5キロまで復活

退院直後のインタビューで、岸氏の口から洩れたのは、「ちょっと動くとすぐに息が切れてしまい、体力の衰えを感じた」という言葉。罹患前は週2ペースで続けていたランニングも、まだ再開していないと言っていたが、今はどうなのだろうか。

「前回の取材の2日後だったかな、自分の体力がどのくらい戻っているか“限界チェック”をしようと思って、皇居の周りを走ってみたんですよ。皇居1周はだいたい5キロなんですが、1キロくらい走ったところで、心臓がバクバクしちゃってね。残りはウォーキングに変えました。でも、この前もう一度走ってみたら、2.5キロまでいけました。もちろんスピードは以前よりずっと遅いし、その後はウォーキングになってしまったけれど、徐々に回復している実感はあります」

“限界チェック”は、仕事でも同様。講演会は、まず45分程度のものから再開し、60分、90分と、様子を見ながら延ばしているという。

「引き受けた以上途中で降壇なんてできませんから、短いものから始めて、『もう少しいけそうだな』と思ったら15分延ばして、という感じですね。テレビの方も2時間の生出演や1時間半以上の収録ですが、今のところ問題なくこなせています。ただ、最初に自分で想定したよりは、体力の回復が遅めかな。退院1カ月で元の状態に戻したかったけれど、思っていた以上に心肺機能とスタミナが落ちていて。主治医からは、栄養と水分、睡眠をしっかりとるように言われていて、我ながら健康的な生活は送っているんですけどね」

そう言った後、「でもまぁ、4週間入院していて、ほとんどベッドの上で過ごしていたんだから、しょうがないですね」と、笑う岸氏。

「9月末までになんとか以前の体力まで持っていきたいですね。大学の授業が10月半ばに始まるから、せめてそれまでには戻したいですね。そのためにも、運動しないとね」

血液検査の結果によっては新たな治療をする可能性も

岸氏は現在も毎日薬を服用し、週1回は主治医のもとに通っている。心肺機能と体力の衰え以外は、万事順調なのだろうか。

「先日の血液検査では、まだ目標数値がクリアできていない項目がありましたね。主治医いわく、まだ病気が残っているのかもしれないんだとか。治療から3か月になる10月末時点で数値の改善がみられなければ、今とは違う薬を試すことになりそうです。

薬を変えると、それが内臓に悪さを起こす危険性もあるので、様子をみるため1週間ほど入院しないといけないんですよね。せっかく戻った体力がまた落ちてしまいそうでイヤだけど、まぁ、無菌室フロアではないから、少しは自由に過ごせるかな(笑)」

TEXT=村上早苗

PHOTOGRAPH=杉田裕一

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