ブランパン「ヴィルレ」の新色、ゴールデンブラウンが上質の輝きを
低い位置から差し込む秋の光が、街を暖かく照らす。そんな美しい時間のための時計がある。2025年に創業290周年を迎えたブランパンのドレスウォッチ「ヴィルレ」の新作は、秋の光に映えるゴールデンブラウンのダイヤルを取り入れた。

スイス時計史の継承者、ブランパン「ヴィルレ」
ジャン=ジャック・ブランパンが時計職人として独り立ちした1735年を創業年とし、現存する最古の時計ブランドとして尊敬を集める「ブランパン」。クオーツ革命によって機械式時計が危機的状況になった1980年代には、改めて機械式時計の魅力を知らしめるために、伝統的な時計技術を用いた複雑時計シリーズ「シックス・マスターピース」を製作し、機械式時計でしか成し得ない味わいや文化的な奥行きを表現した。
その際にデザインされたダブルステップベゼルのラウンドケースを用いるドレスウォッチが誕生した。その後、2003年に創業地であるジュウ溪谷のヴィルレ村から命名されたのが「ヴィルレ」である。この時計は、ブランパンのルーツや美意識を体現するものであり、スイスの機械式時計の文化を継承するもの。その静かな佇まいから、歴史あるマニュファクチュールの凄味を感じて欲しい。
機械式時計を蘇らせた傑作の血統
前述した「シックス・マスターピース」は、スイスの機械式時計に再び光を当てるという重大なプロジェクトだった。そしてその第一弾モデルとして1983年に発表されたのが、当時最小のムーブメントを搭載した「コンプリートカレンダー ムーンフェイズ」だ。
12時位置の小窓で月と曜日、日付は蛇のように曲がったサーペント針を使って表示。そして6時位置には月の満ち欠けを表現するムーンフェイズが収まるという構成は、ブランパンの時計技術を示すとともに、デザインの美しさや太陽と月から生まれた時の起源に対する畏敬の念など、豊かな時計文化を表現するものでもあった。
そのスタイルは最新モデルとなっても不変だが、レッドゴールドケースの色合いとシャイニーながら深みのあるゴールデンブラウンのダイヤルカラーの組み合わせによって、秋から冬へと移り変わる暖かで美しい光の光景を表現する。

薄型のドレスウォッチはフォーマルな魅力があるが、ゴールデンブラウンダイヤルの優しい色合いはカジュアルなスタイルとも好相性。クルーネックのニットに、フード付きのキャメルのニットを合わせたニットオンニットのスタイルは、スポーティーながらも、どこかラグジュアリーなムードをつくる。首元にスカーフを巻けば、エレガントさも加わるだろう。
そしてジャケットスタイルなら、秋冬っぽいツイード生地を上品に取り入れたい。ジャケットはダブルでシルエットに個性を加え、ブラウンのシャツの色で引き締める。奥行きのあるゴールデンブラウンのダイヤルは、その色合いを生かしたコーディネートを楽しむのが正解だ。
ハイレベルな技術が結集した超薄型モデル
ブランパンが1980年代に発表した「シックス・マスターピース」は、のちのスイス時計産業復活の狼煙となった。第二弾モデルとして1984年に誕生したのが超薄型ケースの「ウルトラスリム」である。このモデルは手巻き式の二針だったが、その純粋なる美しさを現代へと受け継ぐのが、センターセコンドとカレンダーが加わった「ヴィルレ ウルトラスリム」だ。
ローマ数字のインデックスは小さくデザインし、リーフ型の3本の針は長めにデザインすることで、ダイヤルの“間”を美しく表現。自動巻き式ながらケースの厚みは8.7㎜におさえており、薄型ウォッチの伝統も継承。搭載ムーブメントのキャリバー1151は、薄型設計ながら100時間のパワーリザーブを実現するなど技術的にもハイレベル。シンプルながら多彩な魅力を持つ時計となっている。
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