ロレックスがオフィシャルタイムピースとして、第39回東京国際映画祭(Tokyo International Film Festival 2026)を支援することが発表された。半世紀以上にわたって映画芸術を支援してきたブランドの哲学と取り組みを紹介する。

共鳴する時計製造と映画制作の哲学
2026年10月26日(月)から11月4日(水)に開催される、第39回東京国際映画祭。1985年にスタートした東京国際映画祭は日本で唯一、国際映画制作者連盟(FIAPF)の公認を受けている。本映画祭は世界トップクラスの国際的影響力をもつ最高格付け「A フェスティバル」であり、日本のみならずアジア最大級の長編コンペティティブ映画祭だ。
39回目の開催を迎える今年は、オープニングフィルムに名曲「上を向いて歩こう」の誕生秘話と制作に挑んだ男たちの絆を描いたヒューマンドラマ『映画「SUKIYAKI 上を向いて歩こう」』を上映。センターピースとして山崎貴監督の『ゴジラ-0.0』、クロージングフィルムに韓国映画『コロニー/群体』が上映されるなど、世界中の映画関係者と愛好家の注目を集める10日間となっている。
そんな東京国際映画祭をロレックスがオフィシャルタイムピースとして支援。ブランドが創立以来貫いてきた卓越したクラフツマンシップと、映画制作における創造性・技術革新には妥協なきものづくりという共通する哲学がある。
今回発表されたサポートは、世界中の映画関係者の関心をさらに東京国際映画祭へと向けるものだが、単なるパートナーシップ締結にはとどまらない。その背景には半世紀以上にわたり映画芸術をサポートし、次世代のクリエイターの育成をバックアップしてきたロレックスの歴史がある。
ロレックスの腕時計が彩るアーティストたち
何十年にもわたり、ロレックスの時計は俳優たちの腕元で役柄のアイデンティティを強調する存在として映画を彩ってきた。1958年の『The Silent Enemy(潜航電撃隊)』や『007』シリーズに登場する「サブマリーナー」はほんの一例にすぎない。
ロレックスは映画界を代表する俳優やクリエイターたちとテスティモニー(アンバサダー)のパートナーシップを結んでいる。タイム誌の「世界でもっとも影響力のある100人」に選ばれた俳優・歌手のゼンデイヤやレオナルド・ディカプリオ、激変する現代の中国社会と経済を洞察力のある映像で捉えるジャ・ジャンクー監督、50年以上にわたりアメリカ映画界の第一線で活躍を続けるマーティン・スコセッシ監督など、錚々たる顔ぶれだ。
『タイタニック』や『アバター』、『ターミネーター』を手がけたジェームズ・キャメロン監督は、2012年に単独潜水でマリアナ海溝の最深部(水深10,908m)到達に成功。その腕には「ロレックスディープシー チャレンジ」の試作モデルが着用されていた。
2017年、ロレックスはアカデミー・オブ・モーション・ピクチャー・アーツ・アンド・サイエンス(映画芸術科学アカデミー)とパートナーシップを締結。映画界最高の栄誉であるアカデミー賞のプラウドスポンサーおよびグリーンルーム(授賞式会場の控室)のオフィシャルホストに就任した。200を超える地域で生中継されるこの祭典に参加する映画関係者を全面的にサポートし、世界中の映画の展望を形づくる役割も果たしている。

ロレックスが支援する映画文化の未来と次世代への取り組み
ロレックスが支援するのは、世界的に有名な俳優やクリエイターだけにとどまらない。これからの映画界を担う若い世代の育成にも力を注いでいる。
2004年からはさまざまなジャンルの映画監督たちがロレックスのメントーシッププログラムに参画。これは第一線で活躍する巨匠たちと将来有望な若手クリエイターを結びつける取り組みで、20年間にわたり実施された。
メントーとして参加した監督には先述したマーティン・スコセッシやジャ・ジャンクーの他に、アルフォンソ・キュアロン、スティーブン・フリアーズ、アレハンドロ・G・イニャリトゥ、スパイク・リー、ミラー・ナイール、チャン・イーモウらがいる。
1972年に創設された学生アカデミー賞は、映画業界への登竜門として知られている。2025年の第52回学生アカデミー賞はロレックスとのパートナーシップのもと、初めてニューヨークでの開催が実現した。世界988の大学・映画学校から3,127作品の応募があり、その中から14名の学生が受賞者に選出された。受賞した全作品には、第98回アカデミー賞における「アニメーション短編」「実写短編」「ドキュメンタリー短編」各部門へのノミネート資格が与えられている。
また、ロレックスは映画文化を未来へつなぐ取り組みにも携わっている。2021年にロサンゼルスにオープンした、アカデミー・ミュージアム・モーション・ピクチャーズ(アカデミー映画博物館)。4,500㎡を超える敷地に映画制作や映画の技術にかんする膨大な展示物が公開されており、来場者を圧倒させている。
ロレックスはこの施設の創設サポーターとオフィシャルウォッチを兼任。博物館3階にある「ロレックス ギャラリー」の展示は、映画史のさまざまな瞬間を旅するようにデザインされており、ロレックスと映画業界の長く深いつながりを体感することができる。

他にもニューヨーク映画祭やトロント国際映画祭など、ロレックスが支援する映画芸術分野は多岐にわたっており、ここで紹介したものはごく一部だ。ロレックスは直接的・間接的に現代の映画制作の現場を育成しており、そのサポートがなければ映画界は今とは違ったものになっていただろう。
そんなロレックスが東京国際映画祭を支援するということは、日本の映画芸術の豊かさと多様性をさらに発展させて世界へと発信し、未来のクリエイターにバトンをつないでいくことを意味している。
Rolex and Cinema
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第39回東京国際映画祭
https://2026.tiff-jp.net/ja/






