英語力ゼロなのに、会社を辞めていきなり渡英した元編集者のお話、第283回。

夜中の“turn in”とは?
普段から寝起きが悪いため、寒い日はなおさら朝がつらく感じます。
そんな話をオンライン英語教師にしたところ、こう聞かれました。
What time do you usually turn in?
(普通は何時にターンインするの?)
難しい単語はひとつもないのに、何を聞かれているかよくわかりません。
私が「?」という顔をすると、重ねてこう言ってきました。
You may turn in at about midnight.
(夜中にターンインしているかもしれない)
曲がるとか、くるっとまわる、が「ターン」という意味だった気がしますが、夜中のターンインって一体なんなのでしょうか。聞いてみたらこういうことでした。
turn in=布団に入る、寝る
中学英語でいうところのgo to bedと同義だそうです。私は「寝るのが遅いから朝起きれないんだ」と言われていたのでしょう。
そういえば最近は、朝起きても寒すぎてすぐにターンして布団の中に戻ってきてしまうのでturn inが「布団にはいる」という意味なのは、なんだか覚えやすい気がします。
「古い映画とか見ていると、Would you like some tea before you turn in?(寝る前にお茶はいかが?)というセリフも結構あるよ」
と英語教師は言っていました。主にスラングで使われる表現ですが、ちょっと古臭さもあるそうで、若い人はあまり使わないかも、ということ。けれどイギリス、アメリカとも意味がわからない人はいないそうなので、まぁ私が使ってもそこまでおかしいことではないそうです。
「寝る」はこのgo to bedとsleepしか知らなかったので、機会があったら使ってみたいなと思いました。
合わせて覚えたい! おやすみのメッセージ
ちなみに、turn inした際に、パートナーや子供に「おやすみのメッセージ」を言う人も多いそうで、いくつか教えてもらいました。
After a hard day's work, you deserve the sweetest dreams. Good night.
(大変な1日が終わって、あなたは甘〜い夢を見る資格があるわ)
Close your eyes, my love, and let the moonlight guide you to dreams of us together.
(目を閉じて。月明かりに導いてもらって、私たち夢で会いましょう)
こんなキザなこと、寝しなに言える日本人はなかなかいないと思いますが、でもいつかどこかで英語で言われた時に「?」とならないように、これら「おやすみのメッセージ」も定型で覚えておきたいと思いました。