食に対して圧倒的な情熱とこだわりを持つ秋元康、小山薫堂、中田英寿、見城徹が選ぶ、最強にして超最新レストランガイド「ゲーテイスト2025」。舌が唸り、心踊る「弩級の肉料理」から、今回は東京・立石の「幸泉(コウセン)」をご紹介。

秋元「パンチの効いた肉の味つけや郷愁がそそられる雰囲気も魅力」
“ハシゴ酒の聖地”として知られる東京・立石に新たな人流を生んだのが、今では全国区の知名度を誇る『幸泉』。予約はなんと2年待ち。「肉質よりも味で勝負」という店主の気概が、焼肉好きの心を打つ!
秋元 今も昔も変わらずに大好きなのが、焼肉。お洒落なお店もいいですが、僕は昔ながらの町焼肉に目がないんです。立石の『幸泉』は、噂で聞いていた以上に心がときめきました。
小山 焼肉の話になると、必ずこのお店の名前が出ます。大阪のディープ焼肉さながらのロケーションと聞きました。
秋元 昭和の雰囲気が残るアーケードの一角にあって、外観からしてとても味があります。店主の安さんから「祖母が始めた店を受け継いだ」と聞いて、素敵だなと思いました。
見城 下町の人情を感じるね。
秋元 まさにそういう雰囲気です。僕は焼肉のなかでもタンが一番好きなので、それを伝えてあとはおまかせでお願いしたのですが、最初のセンマイ刺しでまず驚きました。肉厚でぴっかぴか。キムチもすごく味わい豊かで、すべてにおいて仕事が丁寧。再訪の機会に恵まれたら、ぜひ4人で行きたいです。
この記事はGOETHE 2025年9月号「特集:陶酔レストラン ゲーテイスト2025」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら