世界最大の時計見本市「ウォッチズ&ワンダーズ」が、2026年4月のジュネーブで開催された。年を追うごとに規模が拡大し、有名ブランドから知られざる実力派まで網羅するイベントで目を引いた時計たちをピックアップ。2026年の時を刻む最愛の1本を探してほしい。第一弾。

1.A.ランゲ&ゾーネ|ランゲ1.トゥールビヨン.パーペチュアルカレンダー “ルーメン”
ランゲ1のアイコニックなデザインコードを踏襲しつつ、永久カレンダーとトゥールビヨンを搭載したグランドコンプリケーション。ハーフスケルトンのダイヤルから見えるカレンダーディスクなどに夜光塗料を塗布し、暗闇ではっきりと光らせるのが“ルーメン”モデルの特徴となる。世界限定50本。

2.オーデマ ピゲ|エタブリスール ガレ
時計製造地からほど近いジュウ湖畔に転がる小石をイメージしたアシンメトリックなパーツには、さまざまな天然石を組み合わせており、ジュエリーのような華やかさがある。小ぶりなケースだが、機械式ムーブメントを搭載しており、時計としての魅力も十分。流れる時を楽しむ優雅な逸品だ。

3.オートランス|スフィア シリーズ4
角型ケースの左側にあるのは、球体型のジャンピングアワー。そして右側に収まるのは、180度で大きく針を動かすレトログラードミニッツ。スイス独立系ブランドによる時刻を読む概念が覆される独創的なメカニズムは、伝統的な時計技術と大胆な発想の賜物だ。世界限定28本。

4.アコール|ルタン・エキリブル
ジュネーブ大学で科学博士号を取得したアニッサ・バデールによって、2025年に創業したアコール。その名は古代エジプト語で「魂の不滅の力」に由来し、二重構造ダイヤルの隙間を通る長短針で時刻と空間を表現。ジュネーブ・シールとCOSCを取得し、公的な品質保証も万全。

5.ブルガリ|オクト フィニッシモ ミニッツリピーター
薄型ケース×ミニッツリピーターというハイエンドモデルの新作は、なんとケース径は37mmしかない。限られた小さなスペースに数百というパーツを組みこんでいるが、インデックスをカットアウトすることで、文字盤側で音を反響させて美しい音色を響かせる。ブルガリの美学と技術を感じさせる時計だ。


