人間にとって、青は空の色であり、海の色でもある。太古から身近に親しんだ色である一方で、天然の顔料や染料はとても少なく、顔料の場合はアズライトやラピスラズリ、染料は藍を用いてきた。そのため青は身近でありながら、神秘性があり、ラグジュアリーさを表現する色としても好まれている。

人気のブルーダイヤルは、小さな違いにこだわりたい
高級時計の世界では、空の色としてパイロットウォッチ、海の色としてダイバーズウォッチのダイヤルに用いることで、時計の物語や世界観を強化することが多かった。しかもブルーはメンズファッションの定番色なので取り入れやすく、今では時計ジャンルを問わず、愛されるようになっている。
青/ブルーといっても、その色調はひとつではなく、スカイブルーやネイビーなど濃淡や明暗もさまざま。その色表現がブランドの個性となり、時計選びのひとつの指標になっている。
パテック フィリップ「CUBITUS」にて採用したのはややグレー味の強いブルーで、ソレイユ仕上げのダイヤルを合わせることで上品な視覚効果を引きだした。オーデマ ピゲ「ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー」は、宇宙の神秘を表す永久カレンダー&ムーンフェイズモデルに合わせて、夜空のような美しいナイトブルーを選択する。ジラール・ペルゴ「ロレアート」は、日本とスイスが国交を結んでから160周年を記念した限定モデルにて、海外でジャパンブルーと呼ばれる「藍」の色をダイヤルで表現する。そしてモンブラン「1858 GMT ゼロオキシジェン」では、ダイヤル、ベゼル、そしてインデックスをブルーのトーン オン トーンでまとめることで人気モデルに新しい個性を加えた。
定番色だからこそ、もう一歩踏みこんだ色の世界にこだわってみる。それが時計上級者のセンスのよい楽しみ方だ。
1.パテック フィリップ|CUBITUS
角型ケースを彩るアイコニックなブルー
25年ぶりの新コレクションとして、2024年にデビューした「CUBITUS」は、その名が示すとおり角型ケースが特徴。洗練された印象ながらケースサイドの“耳”など、アイコニックなデザインも取り入れる。横縞模様を利かせたダイヤルはブルーソレイユで、ホワイトゴールドケースとも好相性。

2.オーデマ ピゲ|ROYAL OAK PERPETUAL CALENDAR
ロマンティックが加速する
定番の「ロイヤル オーク」に、うるう年の有無まで把握して動く永久カレンダー機構を搭載。ナイトブルーのダイヤルにカレンダー+ムーンフェイズ表示がシンメトリックに配置され、視認性は極めて高い。キャリバー7138のカレンダー表示の修正はすべてリューズのみで行うことができ、しかもケースは9.5mmと薄型設計なので、実用性にも非常に優れている。

3.ジラール・ペルゴ|LAUREATO CHRONOGRAPH AIIRO JAPAN LIMITED EDITION
歴史に思いを馳せる日本の青
日本にはじめて上陸したスイス時計ブランドとされるジラール・ペルゴでは、2024年に日本とスイスの国交樹立160周年を記念して、人気のラグジュアリースポーツウォッチ「ロレアート」の限定モデルを発表。深みのある青いダイヤルを日本の代表色である藍色で仕上げ、ブラックのインダイヤルとのコントラストも上品で美しい。日本限定100本。

4.モンブラン|1858 GMT 0 Oxygen
海や空に溶けこむ旅時計
GMT針と回転ベゼルを備えた旅時計を、淡いブルーで美しく演出。ケースバックには北極点を中心とした世界地図と世界各地の時差が表示される。簡単に交換できるブラック×ブルーのカーフストラップも付属する。ケース内の酸素を排除する「ゼロオキシジェン」という独自技術を採用しており、潤滑油の酸化などを防ぐことで時計の精度を高く保つ。


