3年ぶりのビジネス書最新刊『北極星 僕たちはどう働くか』が、予約段階にしてAmazon本総合1位。しかも、発売前重版で早くも12万部に。まさに“ビジネスパーソンが目を離してはいけない人物”、西野亮廣さんの人気連載。西野さんといえばスケールの大きな「挑戦」を次々こなしている印象だが、実際は、「どれだけブッ飛んだ挑戦であろうと、前回の挑戦の延長」だという。挑戦し続ける人だからこそ言える言葉と説得力。今回の記事も、音声メディア「voicy」で配信中の「#西野さんの朝礼」から編集してお届けする。(※今回の記事を音声で楽しみたい方はコチラ)
今回は【挑戦に必要なのは「覚悟」ではなく、「習慣」と「人」】というテーマでお話ししたいと思います。
第238回
挑戦すればするほど挑戦しやすくなるし、挑戦を避ければ避けるほど、贅肉のようなものがついて、挑戦しにくくなる。今日始めなかったら、明日はもっと始めにくくなる。
挑戦すればするほど挑戦しやすくなるし、挑戦を避ければ避けるほど、贅肉のようなものがついて、挑戦しにくくなる。今日始めなかったら、明日はもっと始めにくくなる。

僕自身が特に重きを置いているのが「美術館」構想
『映画 えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜』の公開まで、あと1ヶ月と迫り、連日、プロモーション稼働で走り回っております。
今の自分は目の前のことに集中するので精一杯で、そこまで先のことを考える余裕などないのですが、一方で、経営者としては、映画公開後の準備も始めておかないと会社が止まってしまうので、そこはやっぱり進めなきゃいけない。
というわけで、映画のプロモーションを全力で進めながら、映画公開後に展開する複数の新規事業についても、水面下で準備を進めています。
なかでも、僕自身が特に重きを置いているのが「美術館」構想です。
もっとも、僕が構想しているものが、既存の定義における「美術館」にそのまま収まるかどうかは分かりません。
体験設計や周辺機能を加えていけば、従来の枠組みを越える可能性もあるでしょう。
ただ、現時点で最も近い業態が「美術館」であるため、便宜上その名称を用いています。
さて、「美術館をつくる」と口にしていますが、冷静に考えれば、僕はこれまで一度も美術館をつくったことがありません。
当然ながら、うちのスタッフにも「美術館づくり」を専門的に経験してきた者は1人もいません。
皆さんお忘れかもしれませんが、僕は今、45歳です。
この年齢で、まったくの未経験分野にゼロから挑む。
いわば「1年生」としてスタートラインに立ち、そこに自分の人生だけでなく、会社の未来まで賭けようとしているわけです。
ここに来て「全てを失うかもしれないチャレンジ」を始めるわけですが、落ち着いて考えてみれば、「よくそんなことができるな」という話です。
これを「頭のネジが飛んでいる」とする人もいると思うのですが、僕としては、いきなり突飛なことをしているつもりはなくて、どれだけブッ飛んだ挑戦であろうと、前回の挑戦の延長なんです。
キチンと段階を踏んで、グラデーションで挑戦の規模が大きくなってきている。
つまり、前回の挑戦がなかったら、今回の挑戦は無かった。
前回の挑戦も、その前の挑戦がなかったら、無かった。
「今日始めなかったら、明日はもっと始めにくくなる」
ここが今日の本題なのですが、「何歳からでも挑戦はできる」という言葉がありますが、実際にこの年齢になってくると、よくよく分かるのですが、45歳からいきなり挑戦するのは難しすぎる。
ここから先は更に難易度が高くなるはずで、それこそこれまで「挑戦」というものから逃げ続けてきた人が50歳からいきなり挑戦するのは、メチャクチャ難しい。
口では「俺はやるぞ!」「俺は今、こんなことを構想している!」と言いながら、一生始めない人とかいるじゃないですか?
彼らは「覚悟が足りていない」と思っているのかもしれません。
ただ、「挑戦」に必要なのは「覚悟」じゃなくて、「習慣」なのだと思います。
挑戦すればするほど挑戦しやすくなるし、挑戦を避ければ避けるほど、贅肉のようなものがついて、姿勢が曲がってしまい、寝転ぶ癖がついて、挑戦しにくくなる。
今日始めなかったら、明日はもっと始めにくくなる。
計画通りに一年後にいきなり始められるようなものじゃない。
そして、挑戦に必要なのは「習慣」と、もう1つ。
「人」だと思います。
手を貸してくれる人がいないと、形にならない。
何をするにも「人」が絶対に必要なのですが、「やるぞ、やるぞ」と言いながら1ヶ月過ぎて何もやっていない人からは、「なんだよ、結局やらないのかよ」と徐々に人が離れていってしまう。
「将来のビジネスパートナー候補」として見た時に、「いつまで経っても始めない人」に自分の人生の時間を託そうとは思わない。
つまり、今日始めない人は「人」から見限られてしまうから、余計に始められなくなる。
覚悟を振り絞ったところで、まわりに人がいなければ、その叫び声は空を切るだけ。
「何歳からでも挑戦はできる」というのは、口で言うほど簡単な話じゃなくて、挑戦に必要な『習慣』と『人』を手放してしまった人は、なかなか挑戦することはできない。
「今日始めなかったら、明日はもっと始めにくくなる」ということを忘れないでいたいと思います。
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『西野亮廣講演会』のお知らせです。
下記の都道府県で開催が決まっています。
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- 3月15日(日)に宮崎
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私、西野亮廣がマイク一本で1時間半ほど喋る変なイベントです。チケットをお求めの方は、『西野亮廣全国講演会』で検索してみてください。サロンメンバーさんが作ってくださったイイ感じのホームページに飛びますので、そちらから。会場によっては、まだ、チケットを発売してなかったりしますが、そのへんはご容赦ください。

