24万部のロングセラー『夢と金』の著者であり、今、ビジネスパーソンが追うべき人物の筆頭である西野亮廣さんの人気連載。2021年に第44回日本アカデミー賞 優秀アニメーション作品賞を受賞した『映画えんとつ町のプペル』。あの衝撃から5年、ついに第2弾『映画 えんとつ町のプペル~約束の時計台~』が2026年3月27日に公開となる。日本の映画業界の「やりがち」「ありがち」とは全く違う、西野さんのアプローチとは? そして、その真意とは? 今回の記事も、音声メディア「voicy」で配信中の「#西野さんの朝礼」から編集してお届けする。
(※今回の記事を音声で楽しみたい方はコチラ)
今回は【CHIMNEY TOWNが「配給」として参加している意味】というテーマでお話ししたいと思います。
第222回
『映画 えんとつ町のプペル~約束の時計台~』のヒットのために、「主題歌を前回と同じに」「原作・脚本・製作総指揮を務めながら、製作委員会の幹事に」「“配給”としても参加」――すべて、日本の映画業界には異例の判断⁉
『映画 えんとつ町のプペル~約束の時計台~』のヒットのために、「主題歌を前回と同じに」「原作・脚本・製作総指揮を務めながら、製作委員会の幹事に」「“配給”としても参加」――すべて、日本の映画業界には異例の判断⁉

『映画 えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜』30秒CMが公開
先日、2026年3月27日に公開が決定した『映画 えんとつ町のプペル~約束の時計台~』の特報(30秒CM)が公開されました。
30秒のCMなので、まだどんな物語なのかは分からないでしょうし、制作サイドとしても、物語の詳しい内容を伝えることを目的としていなかったのですが、「30秒で泣いた」というコメントをたくさんいただきました。
やっぱり永瀬ゆずなサンの声の力が大きいと思っていて、実際、製作陣も彼女の声に何度も何度も何度もやられました。
芦田愛菜さんから受け取ったバトンというのは本当に重かったと思うのですが、あの小さな身体で見事に応えてくれた彼女に心から感謝します。
僕らが覚悟を振り絞って戦いに挑んだ箇所
さて。
今日は、先日明らかになった情報の中から、僕らが覚悟を振り絞って戦いに挑んだ箇所についてお話ししたいと思います。
まず一つ目は主題歌です。
皆さんもよくご存知のとおり、映画の主題歌というのは「人気アーティストのタイアップ」がお決まりとなっています。
これは、作品の中身の話以外に、アーティストのファンを劇場に呼び込むことや、アーティストが新曲のプロモーションで歌番組に出演する時に、便乗する形で映画の宣伝をすることが目的だったりします。
テレビでCMを打とうと思ったら30秒でもウン千万円するのですが、歌番組になってくると、下手すりゃ映画の主題歌を3分ほど歌ってもらえたりする。
このプロモーションの力は絶大なのですが、今回も僕らはその道を選ばず、主題歌は前作同様、ロザリーナが歌う『えんとつ町のプペル』です。
もうずいぶん前の歌なので、ロザリーナが『えんとつ町のプペル』で歌番組に呼ばれることはあまり考えられません。
では、なぜ、今回もロザリーナの『えんとつ町のプペル』したのか?というところですが、まず、「前作を見た皆が期待しているのが、あの曲だから」というのが一つ。
まぁ、これが理由の9割です。
やっぱり、僕は「あえて」とかが嫌いで、期待を裏切るのが嫌いで、期待に応えた上で期待を超えることが好きなので、「ロザリーナの『えんとつ町のプペル』を外す」という選択は最初からありませんでした。
今回は、「ロザリーナの『えんとつ町のプペル』をどこで、どんな流し方をするのか?」を楽しみにしておいてください。
あと、前作と同じ主題歌にした理由がもう一つだけありまして、これってやっぱり、「人気アーティストとのタイアップで新曲プロモーションに便乗する」と、「前作と同じ曲を使って、皆の『待ってました』を取りに行く」との天秤だと思っていて、僕としては、メディアの露出を諦めてでも「待ってました」を取りにいった方が良いと思っているんです。
というのは、今の映画業界を見ていると、やっぱり「お祭り」にならないことには映画館に足を運ぶ理由がなさそうなので、であれば「4〜5年に一度やってくるお祭り」という風に持っていこうと思って、前回と全く同じ主題歌を採用することにしました。
前作よりも遥かに大きな覚悟で臨んでいることがわかる目印
そしてそして、CHIMNEY TOWNが覚悟を振り絞って挑んだもう一つの戦いは、『配給』です。
この意味を知っていただく為に、まずは、映画の各部署の役割についてご説明させていただくと、映画は主に、「劇場」と「配給」と「製作」という三つのチームで作られています。
「劇場」というのは、映画館を運営するチームのこと。
「製作」というのは、映画の中身を作るチームのこと。
そして「配給」というのは、映画を届ける為の流通やマーケティングを担うチームのことです。
このうち、CHIMNEY TOWNは西野が原作・脚本・製作総指揮を務めながら、会社としては映画の中身を製作する「製作委員会」の幹事を務めております。
本来であれば、原作・脚本を務めながら、製作委員会の幹事を務めるというのもなかなかなのですが、これに加えてCHIMNEY TOWNは東宝さんと並んで「配給」もやっているんです。
これ、テレビタレントで例えたら、タレントが自分の番組を自分で企画・制作し、さらには放送枠まで買い取って、自分で全国ネットに流している‥みたいな話です。
この件について、映画に詳しい人は、もっと解説していただきたいのですが、本当に「よく、そんなことが許されたな」といったところですが、やっぱり「届けるところ」までを踏まえた前回の実績が大きかったように思います。
当然、これはタレントさんが時々やられている「一日警察署長」とかと違って、お飾りじゃない、ガチの役職で、時間も体力も、そして金銭的なリスクもものすごく背負っています。
主題歌を前回と同じにしたこと。
製作委員会の幹事になったこと。
「配給」としても参加していること。
このあたりが、前作よりも遥かに大きな覚悟で臨んでいることがわかる目印です。
来年の3月27日に是非有給をとって、「公開初日」をお楽しみください。
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『西野亮廣講演会』のお知らせです。
下記の都道府県で開催が決まっています。
- 11月17日(月)に長野
- 11月19日(水)に沖縄
- 11月25日(火)に神奈川
- 11月26日(水)に北海道
- 12月1日(月)に沖縄
- 12月3日(水)に東京
- 12月8日(月)に福岡
- 12月10日(水)に愛媛
- 12月15日(月)に岐阜
- 12月23日(火)に和歌山
- 2026年1月15日(木)に鳥取
- 2026年1月22日(木)に京都
- 2026年1月27日(火)に福井
- 2026年1月30日(金)に香川
- 2026年2月10日(火)に大分
私、西野亮廣がマイク一本で1時間半ほど喋る変なイベントです。チケットをお求めの方は、『西野亮廣全国講演会』で検索してみてください。サロンメンバーさんが作ってくださったイイ感じのホームページに飛びますので、そちらから。会場によっては、まだ、チケットを発売してなかったりしますが、そのへんはご容赦ください。

